生きづらいアダルトチルドレンの特徴–感情をありのままに感じられない | カウンセリングオフィス トリフォリ
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生きづらいアダルトチルドレンの特徴–感情をありのままに感じられない

生きづらいアダルトチルドレンの特徴–感情をありのままに感じられない

生きづらいアダルトチルドレンの特徴–感情をありのままに感じられない

【記事を書いた人】
カウンセリングオフィス トリフォリ 高澤信也
福岡で子育てと生きづらさ克服をお手伝いしています。
公認心理師。

 

 

いつもニコニコ穏やかなハルさん(仮名)の事例

以前、後輩にハルさん(仮名)という方がいました。

 

 

いつも穏やかな表情。

周りの人にはいつも親切。

 

 

人の怒りに共感はするけど

自分の怒りは表明しない。

 

 

側から見ると

不当としか思えないことを言われても

怒るどころか「私がよくないから」と受け取る。

 

 

だから周りからはいつも

「いい人」と言われていました。

 

 

あるときハルさんにこう聞いてみました。

 

「腹は立たないの?」

「あの場面なら怒りを感じても

不思議じゃないと思うんだけど」

 

 

するとこんな返事が返ってきました。

 

 

「私、怒ったことないですよ。

そもそも怒りを感じないんです。

きっと最初から怒りの感情がないんです」

 

 

 

感情の禁止という苦しい生き方

怒りは情動という強い感情のひとつです。

 

 

怒りがあるからこそ私たちは・・・

①生命や身体に迫る脅威を追い払い

②安全を取り戻すことができる

・・・のです。

 

 

つまり私たち人間に怒りがなかったら、

生命や心身の安全を保つことができません。

 

 

それを「無い」と口にしたハルさん。

 

 

それとなく普段の様子を観察したところ、

非常に微細でしたがたびたび怒りの表情が

表れていることに気づきました。

 

 

しかしその微細さが故に本人も

周りもそれに気づけない状態。

 

 

怒りは感じている。

非常に微細だけれど表れてもいる。

 

 

つまりハルさんは無意識レベルで

感情(ここでは怒り)を抑えていたようです。

 

 

ある時そのことについて話してみると、

こんなことをおっしゃいました。

 

 

「怒りを出すとみんなから嫌われる。

誰も受け容れてくれなくなる。

誰も大切にしてくれなくなる」

 

「そう思うと怖くて

怒りが出せなくなったんです」

 

 

そこでさらに尋ねてみました。

「それはいつから?」

 

 

すると

「物心ついたときから」

 

 

続けて

「一番古い記憶の中で

最も拒絶してほしくなかった人は誰?」

 

 

答えは

「・・・おかあさん」

 

 

ハルさんは怒りを感じることが

できていたにもかかわらず、

怒りを出すと親に拒絶されるという

体験を子ども時代に繰り返していました。

 

 

母親に拒絶されることが怖くて

”禁止”

という手段を幼少期に決断していたわけです。

 

 

違う言い方をすれば、

怒りを抑圧するという対処法で

ここまで生き延びてこられたわけです。

 

 

とてもつらい状態だったと思います。

 

 

 

思考と感情の葛藤

感情の禁止とは

ココロの訴えにアタマが反対して

「ムリ」「フリ」の生き方を

強要しているような状態です。

 

 

ハルさんの例で言えば、

ココロは怒りを感じているのに

アタマが「怒っちゃダメだ!」

と言っているわけです。

 

 

その結果、

本当は怒りがあるのに抑えつけて

・平気なフリをしたり

ムリして作り笑顔したり

 

 

このありようは他者からすれば

「優しい人」「いい人」である一方、

「害のない人」「都合のいい人」でもあります。

 

 

更に、ムリとフリを続けるほど本音が後回し。

 

 

結果的には「よくわからない人」なんて

みなされることも少なくありません。

 

 

ムリやフリで頑張ってきたにも関わらず

かえって親密性を妨げるという悪循環。

 

 

すごく大変な生き方なのに実りが少ない。

とってもつらい状態ですよね。

 

 

 

「フリ」「ムリ」をやめるための具体策

「フリ」や「ムリ」をやめれば

この行き詰まり状態から脱することができますね。

 

 

ところがそれが難しい。

 

 

なぜならその方法で

”今日まで生き延びてきた”

わけですから簡単には手放せません。

 

 

手放すためのお膳立てが必要なのです。

 

 

それは

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

他者から拒絶されることに対する

“怖い”をなだめてあげること。

 

 

もうちょっと小難しく言えば、

脅威を脳内で検知するセンサーである

偏桃体を鎮めることに日々取り組むこと。

 

 

ハルさんは拒絶に対する“怖い”が鎮まるほど

「フリ」も「ムリ」も必要なくなります。

 

その結果自ずと手離せるというわけです。

 

 

その“怖い”をなだめる方法とはたとえば、、、

 

●足をしっかり床に着けて意識を足の裏に向ける

●自然で穏やかなリズムの深呼吸をする

●呼吸で膨らんだり凹んだりするお腹に意識を向け続ける

●丹田(へそ下3cm辺りにある身体の中心)にそっと手を当てる

●額を優しく両手の指先でなぞる

・・・などなど

 

 

ここに挙げたものは

*神経エクササイズ

*マインドフルネス

といった技法に類するものです。

 

 

拒絶に対する“怖い”だけでなく、

・批判される恐怖

・攻撃される恐怖

・疎外される恐怖

・貶められる恐怖

などなどにも活用可能です。

 

 

よかったら使ってみてください。

 

 

但し、トラウマがらみの場合は

安全でない場合もありますので、

そんなときは最寄りで信頼できる

支援者の手を借りることをお勧めします。

 

 

ではでは健闘を祈ります。

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