明けましておめでとうございます!
自称子どもの心の代弁者!
子育て感情セラピストの高澤です。
皆さんはお正月は
いかがお過ごしでしたか?
何はともあれ、
今年一年を共に良き年と
していきたいですね!
本年もよろしくお願いします(^人^)
・・・・・・・
「子どもを怒りすぎるの
やめたいのにうまくいかない…」
体験セッション(お試し相談)
で述べられる悩みの大半がこれです。
「子どもへの怒りを
どうにかしなきゃ!」
と頑張ってるのに
うまくいかないと苦しいもの。
だけどその解決努力が
実は悪循環を生むんです。
怒りのスイッチオン
↓
子どもに怒りをぶつける
↓
しばらくして落ち着くと
「あんなに怒らなくてよかった…」
と罪悪感に襲われる
↓
「今度こそ怒らない!」
と決めて頑張る
↓
精神論の我慢は
怒りを着実に蓄積させる
↓
だからこそ必然的に・・・
(スタートに戻る)
この悪循環の解決努力は
怒りを我慢する
^^^^^^^^^^^
これでうまくいけば
もちろんOKなんですが、
我慢どころか
脊髄反射の如く子どもに
怒りをぶつけてしまう人は
ゼロではありません。
「我慢が悪化させてるなら
代わりに何をすればいいの?」
って思いませんか?
確かに方法論は必要ですが、
その前に振り返ってほしい
ことがあります。
それは
こんな自問自答です。
①「私はどんな時に
子どもを怒ってるんだろう?」
②「それは何のために
怒っているんだろう?」
「子どもを叱ることで
何を得ようとしているんだろう?」
たとえばクライエントの
カリナさん。
①の答えは
「子どもが言うことを
聞かないとき」
これは漠然としすぎてるので
少し具体的に掘り下げたところ
↓
⚫︎片付けなさいと言っても
部屋を片付けないとき
⚫︎呼んだのに返事しないとき
⚫︎宿題を先に終わらせなさいと
言ってるのにゲームばかりのとき
①が具体化できたので
続いて②の「叱る目的」を
改めて考えてもらいました。
その回答は、、、
親に言われなくても
自分のことを自分で
できるようになってほしい
↓
*主体性の獲得
挨拶とか返事とか
社会的なことが自然と
できる子になってほしい
↓
*社会性の獲得
したいことより先に
すべきことができるように
なってもらいたい
↓
*自律性の獲得
でした。
どれも子どもが
人とつながりながら
自分らしく生きていくために
大切なことばかりでした。
つまりカリナさんが
わが子に怒りをぶつける
タイミングは大抵の場合
★わが子の幸せを願って!
な瞬間だったわけです。
カリナさんをはじめ
多くの親御さんが
わが子を叱っているとき、
実は子どもの幸せを願う
親の愛がベースにあることが
多いというかほとんどなんですよね。
だけどそれを
実現するための手段が
「叱る」、もとい・・・
・怒りをぶつける
・大声で怒鳴る
・それでも聞かないと叩く
などといった
⚫︎効果的でない方法
を選んでいるわけです。
ということで
カリナさんが取り組むべきは
【1】怒りを使うべき時と
使うべきでない時を見極め
【2】怒りの取り扱い法を
トレーニングで身につけ
【3】「怒る」ではない
効果的なコミュニケーション法を
学んで身につけ
【4】本当に伝えたい
大切なことを叱る“以外“の
効果的な方法で伝えていく
(上記【3】の活用、とか)
これを続けていけば
愛情がまっすぐわが子に
届きやすくなりますし、
カリナさん自身も
無駄に疲弊することも
自分を責めることも
不要になっていきますね。
とはいえいつでも100%
うまくできる必要はないし、
むしろ親がやらかしたときに
真摯に「ごめん」と謝ることも大事です。
「怒らない親」になるより
*ありがとう
*ごめんなさい
を言える親になることが
むしろ大事だったりしますから。
(お手本になるってことです)
ということで、
「怒らない親」を目指す前に
★自分の怒りの目的
を客観的に探索することに
ぜひ取り組んでみてください。
それが今、もしくは未来の
わが子の幸せにつながっているなら、
それを願っている親の自分を
まずは肯定してあげてください。
怒りへのアプローチは
その後から始めましょう。
・
・
・
ーーーーーーーーーーーー
【追記】
上記と異なり怒りの目的が
「わが子の幸せ」と
あまりつながっておらず、
「子どものせいで私は不幸」
「あの子さえいなければ」
といったわが子への憎悪が
ベースに横たわっているなら
取り組むべきは
子育て以前の課題になります。
^^^^^^^^
わが子に愛情を感じにくく、
逆に憎しみの感情があるなら、、、
自分自身も親から
“ほどほど“の愛情を
かけてもらえなかった。
あるいはその反対に
極端な過保護・甘やかしで
自制心や自律心を育ててもらえなかった。
そんな不遇な環境で
(=機能不全家族)
子ども時代を過ごしてきたなら、
*自力での感情調整が困難
*自己肯定感が低い
*フェアな対人関係が築けない
などといった
『自分自身の課題』
が終わっていない可能性が
高いと思います。
その場合は
「子育てをより良く」の前に
「自分を回復させる」ほうが
取り組みの優先事項になります。
思い当たる方は
*アダルトチルドレン
*愛着障害
などといったキーワードを
調べてみると良いかと思います。
子どもを愛する力は本来、、、
親から“ほどほど“に愛される
↓
愛されて初めて子どもは
自分を肯定できるようになる
(自分を大切な存在と思える)
↓
大人になり親になったとき
自分もわが子を“ほどほど“
愛せるようになる
といった流れで
育つものですから。