子育て感情セラピストの高澤です。
「落ち着いて考えると
あんなに怒らなくてよかった
っていつも思うのに、
気づけばまた
子どもを怒ってしまう」
子育て中の怒りに
困っている方は多いのに
その対処となると
にっちもさっちも…
の方が大半のようです。
よくあるパターンは、、、
子ども(相手)が
自分の期待と異なる
↓
怒り
↓
我慢
↓
蓄積
↓
爆発
↓
後悔
↓
怒りを禁止
↓
だけど気づけばまた怒り
↓
↓
↓
スタートに戻り
この循環を延々とループ
このパターンを続けている限り
「怒りすぎる私」
を変えることはできません。
そのままでは困りますよね。
じゃあどうしましょう。。。
まずは意思の力で
止められずにいる怒り
の仕組みを知りたいところです。
【反復する怒りの仕組み】
⚫︎期待
相手(ここでは子ども)に
自分の価値観に従ってほしい
↓
⚫︎現実
他者は思い通りにならない
↓
⚫︎感情
(この時点では)
過剰ではない不快さ
↓
⚫︎意味づけ(思考)
言うことを聞かない理由を
否定的に解釈
↓
⚫︎感情
過剰になった怒り
↓
⚫︎行動
怒りをぶつける(例:怒鳴る)
この仕組みを
根っこから改善したいなら
大元の「期待」を手放すことが必須。
「我が子とはいえ
思い通りにならない」
を腑に落とすこと。
これができると
ありのままのわが子を
受容できるので、
叱ることはあっても
怒りをぶつけることは
改善されていきます。
だけどこれが難しい。
なぜなら価値観レベルの
改善が必要だから。
なので自力改善は
かなり困難です。
ということで今日は
そこまで突っ込まない
やり方をオススメします。
↓↓↓
============
①自分の怒りに気づく
②解釈に気づく
③気持ちが楽になる
解釈に変えてみる
④この練習を21日続ける
============
お恥ずかしながら
私の事例をもとに
解説してみますね。
⚫︎親の期待
・宿題は毎日やってほしい
・言われなくてもやってほしい
・自らやってほしい
⚫︎現実
(親にとっての
ストレスの引き金)
息子は一昨日も昨日も今日も
宿題せずリビングでゴロゴロ
⚫︎感情
期待が満たされない不快さ
⚫︎意味づけ(解釈)
(言うことを聞かない理由は)
・「親を軽くみている」から
・「わがまま」だから
・「嫌なことから逃げてる」から
⚫︎感情
(このタイミングで)
強めの怒り
⚫︎行動
「いちいち言われなくても
宿題やりなさい!!!」
と怒鳴る
仕組みがわかったら
次は解釈を見直します。
解釈を見直すコツは
「正しいか否か」
で判断するのではなく
・
・
・
/
自分が楽か否か!
\
と言うことで
先ほどの例の解釈を
「楽♪」と感じられるものに
変えてみますね。
何度注意されても
息子が宿題をしない理由は、、、
「『今ここ』にマインドフルに
生きることができている」から
「怒られても
『親の愛は変わらない』
という確信が持てている」から
「子どもらしく自分らしく
生きることができている」から
とまあ、こんな感じで
自分が「楽♪」と感じられる
仮定をいくつか案出してみます。
それができたら
その中から特に
「そう考えた方が楽♪」
なものを選びます。
そしたらあとは、、、
/
事実かどうか
わかんないけど、
そう考えておくと
楽だから、
とりあえず
そうってことにしとこう!
\
と仮定してみるわけです。
これは自分の認知の歪みを
改善するための
思考トレーニング
^^^^^^^^^^^^
認知とはざっくり言えば
思考(心のつぶやき)のこと。
認知の歪みとは
不快感情を作り出す
『否定的な考え方の癖』
のこと。
自分にとっては
「事実!」と思えても
それは間違いなく
「思考の癖」です。
そのままにしていれば
そもそも感じなくていい
嫌な感情をその後もずっと
感じ続けねばならない。
それはかなり
つらいことではないでしょうか。
それがこの
思考トレーニングを
続けていくとどうなるか。
これまで自動的に湧いてきた
否定的な思考(解釈)が
新しい自助的な解釈に
着実に入れ替わっていきます。
その分
「楽♪」
も着実に増えるんです。
この思考トレーニング、
我が子相手だけでなく
他の人にも活用できます。
また、怒りだけでなく、
不安、落ち込み、恥など
他の感情にも使えます。
トラウマレベルの
感情には適用できませんが、
日常で感じる不快感情なら
このトレーニングで十分
「楽♪」を増やすことが可能です。
慣れるまでは
「そうは思えない!」
となるかもしれません。
だけど所詮
思考はただの言葉であり
事実ではない。
しかも
自分を苦しめる言葉。
子育てをより良くしたいなら、
自分を楽にしてあげたいなら、
「どれが正しいか?」
と考えるよりも
「どう考えると楽か?」
を試しにやってみてください。
気合い入れて
21日継続できた暁には
自分でも驚く変化が
得られると思いますよ。
ぜひぜひ
レッツチャレンジ!!!