アンガーマネジメントは役に立たない? | 子育て感情セラピー|カウンセリングオフィストリフォリ
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アンガーマネジメントは役に立たない?

アンガーマネジメントは役に立たない?

 

突然ですが

アンガーマネジメントを

ご存知ですか?

 

 

 

怒りの対処法として

とても有名です。

 

 

 

かなり昔に

関連書籍を読んだり

セミナー参加者に意見を

聞いたことがあったのですが、

 

正直言うとその時の感想は

「これだと・・・」

とイマイチ感満載でした。

 

 

 

それが今年になって

久しぶりに現行の書籍を

数冊読んでみたら、、、

 

「お、悪くないやん!」

「結構、いいかも♪」

 

っていい印象に

変わりましたよ。

 

 

 

子育て中の親は

いろんな感情で大変ですが、

ダントツで扱いが難しく

困り感満載なのが<怒り>。

 

 

 

怒りたくないのに、

怒鳴りたくないのに、

手を上げたくないのに、

やってしまう_| ̄|○

 

 

 

それを改善したくて

アンガーマネジメントの

本を読んだりセミナー受けたりと

いった親御さんは少なくないです。

 

 

 

うちの会員さんも

結構な数の方が大なり小なり

アンガーマネジメントに

触れてきていますし。

 

 

 

最近の変遷を見る限りでは

物自体は決して悪くない。

 

それなのに

「役に立たない」

「うまくいかない」

という声が多いという不思議。

 

 

 

そういった方の声を

聞いてきてわかったことがあります。

 

 

 

方法としては悪くない

アンガーマネジメントが

うまくいかない理由は

いくつかあって、、、

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

①成果が出るまで続けていない

ーーーーーーーーーーーーーー

 

「2週間毎日頑張ってみたけど

何も変わらなかった…」

これは求めすぎのパターン。

 

 

 

自分が持ち続けている

強固なパターンですから

そんな簡単には変わりませんって 汗

 

 

 

じゃあ1ヶ月?

2ヶ月?

どれくらいやればいいの?

 

 

 

答えは

「変化が現れるまで!」

です。

 

 

 

0が100にはならなくても、

続けていれば0が1に、

1が3に、3が5に・・・

といった変化は訪れますから。

 

 

 

【対策】

決して自分の理想(100)と

現状を比べないこと。

 

 

理想から現状を見る見方を

「減点主義」と言いますが、

この視点だと怒りに限らず

 

「これも足りない!」

「あれも足りない!」

 

と不満だらけの人生に

陥りかねません。

 

 

 

怒りへの対処に限らず

自己成長の努力が生む変化は、

いっちゃん最低の時と

比べてみませんか?

 

 

 

これは減点主義ならぬ

*加点主義

と呼びます。

 

 

 

この視点が持てると

自分の変化や成長を感じ取れ、

“いい感じ“で取り組みを

続けやすくなりますよ。

 

 

 

わが子もこの視点で見ると

「うちの子のいいとこ」

たくさん発見できる親に

なれるかもですよ。

 

 

 

とはいえ他にも

アンガーマネジメントが

うまくいかない理由があります。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

②依存心が強い

ーーーーーーーーーーーーーー

 

なぜここで依存心?

どゆこと??

 

 

 

怒りの管理に限らず

自分の困りごとを解決すべく

何かに取り組んでも、

 

「自分じゃできない」

「誰かにやってほしい」

 

と口には出さないけど

心の奥底で思ってる方は

実は意外と多いんですよね。

 

 

 

こんな状態で取り組むと

何が起こるか。

 

 

 

それは、、、

 

・本気で取り組まない

・やっても適当にやる

・ちょっとやってすぐ不満を言う

・方法の悪いとこばかり注視する

・肩代わりしてくれない人を恨む

・他の魔法的な方法を探し求める

etc.

 

 

 

これは方法の問題ではなく、

 

*自分の人生に

責任を負っていない

 

といった

「あり方」「生き方」

の問題です。

 

 

 

嫌な言い方になっちゃいますが、

この「あり方」「生き方」だと

どんな方法を選んだとしても

効果が上がることは望めません。

 

 

 

【対策】

非常に不快だと思いますが、

 

「自分は依存心が強い」

「自分の人生に責任を負ってない」

 

といった事実を

否認も否定も批判もせず

そのまま受け入れること。

 

 

 

いわゆる

自分と向き合う!

ステップです。

 

 

 

ここを乗り越えられたら

自分が自分の強力な味方に

なってくれますから、

 

大したことない方法でも

自分助けを促進してくれますよ。

 

 

 

さてさて、

ここまでは方法論ではなく

「あり方」の問題でしたね。

 

 

 

もう一つだけ最後に

お伝えしたいことがあります。

 

 

 

アンガーマネジメントであれ

他の方法であれ、

怒りの感情をどうにかしようと

自己改善の取り組みを続けている。

 

 

 

もちろん

「自分の課題」として

責任転嫁することなく

続けている。

 

 

 

だけどどうしても

うまくいかない。

 

 

 

反射的に過剰な怒りが

湧いてきてはそれに

飲み込まれてしまう。

 

 

 

こんな方も多いんです。

(実は私もこれでした)

 

 

 

今や有用性の高い

アンガーマネジメントを

もってしても

これが解決しない理由は

=========

そもそもそれは

怒りではないから!

=========

*ヘッダー画像参照*

海面の上は怒りであっても

水面下にある本物の感情は様々です。

 

 

 

この辺りに

アダルトチルドレン的な

課題が潜んでいることが

とっても多いんです。

 

 

 

子どもの頃に親から

情緒的なニーズを

満たしてもらえなかった。

 

 

 

そのときの

深い悲しみが消化されず

心の奥に「傷(痛み)」

として残っている。

 

 

 

だけど悲しみを

感じたままだと力が出ない。

生きていけない。

 

 

 

だから悲しみを

抑え込んだり

怒りにすり替えたりして

生き延びてきた。

 

 

 

だけどその古傷は

なくならない。

 

 

 

触れないように

生きてきたけど

なくなっていない。

 

 

 

だから

その古傷に触れると

飛び上がるほど

過剰な反応になる。

 

 

 

その様はまるで

「子ども返り」

したみたいに。

 

 

 

例えば幼少期から

話を聞いてもらえなかった

ミカさん。

 

 

 

それがずっと悲しかった。

 

 

 

だけど親は自分のことで

いつも手一杯。

 

 

 

その親に訴えても

逆に「うるさい」と

言われて育ってきた。

 

 

 

だから

自分の気持ちや思いを

人に訴えることを

抑え込むようになった。

 

 

 

それで当時の痛みに

触れずに済むと思い込んできた。

 

 

 

だけど大人になって気づけば、、、

 

⚫︎気持ちや思いを訴えない

⚫︎相手は気づけない

⚫︎「聞いてくれない!」の

古傷に触れる

⚫︎場に合わない過剰な怒り

 

 

 

この怒りを出せば

人間関係の拗れを生み、

 

わが子に出せば

世代間連鎖の可能性を強める。

 

 

 

一方で抑え込めば

内側がダメージを受けて

症状化(心身症、鬱など)

していく。

 

 

 

どちらも

良い結果を生みません。

 

 

 

このケースはそもそも

「怒り」のテーマでは

ないのですから、

 

アンガーマネジメントでは

うまくいかないのは当然です。

 

 

 

それは腹痛の人が

頭痛薬を飲むようなもの。

 

 

 

【対策】

これは怒りではなく

子ども時代の、、、

 

★未処理の感情

がテーマです。

 

 

 

カウンセリングなり

セラピーなどを使って

ぜひ未処理の感情を

消化してあげてください。

 

 

 

ここが終わると

過剰な怒りは減っていき、

現実的な怒りの対処に

特化できるようになりますよ。

 

 

ーーーーーーー

 

 

今日はアンガーマネジメントが

うまくいかない人の理由を

いくつか挙げてみました。

 

 

 

あらためて整理すると

 

①は欲求不満耐性の課題

②は依存心(幼児性)の課題

 

最後のは

★未処理の感情の課題

 

 

 

怒りの感情を

本当にどうにかしたいなら、

 

自分を本気で

育て直したいなら、

 

わが子により良く

関わっていきたいなら、

 

世代間連鎖を

本気で防ぎたいなら、

 

ご自身に当てはまるものの

解決にぜひ取り組んでみてください。

 

 

 

その上で

アンガーマネジメントに

取り組んだら、

 

その効果はきっと

目を見張るレベルになりますよ♪

 

 

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