子どもにイライラして
怒り過ぎてしまう。
よくないと分かってるのに
やめることができない。
どうにもならない。
しんどい。。。
子育ての悩みベストワン！
と言ってもいいくらい
これに悩む親御さんは多いです。
解決したるぜー！
と意気込んでは
いろんな方法を探して実践。
にもかかわらず
うまくいかない。
世にはたくさんの
感情調整法がありまして、
当所でもいろんな方法を
お伝えしています。
なるべく負担が少なく、
やりやすいもので、
続ければ効果が出るやつを。
だけどですね、
とっても不思議なんですが
それで改善していく人もいるし、
なかなか改善しない人もいる。
で、後者はいったい何を
どんなふうにしてるかを
確認してみると、
たいてい変化が現れない人は
こんなことをやっています。
方法は知っている。
やり方もわかっている。
それを実際に実践もできる。
だけど、、、
子どもが言うこと聞かない
↓
怒りが湧いてくる
↓
反射的に怒りをぶつける
↓
時間が経つと後悔
↓
「今度こそ怒らない！」
↓
子どもが言うこと聞かない
↓
怒りが湧いてくる・・・
これを延々と
ループするわけです。
これっていったい
何が問題かと言いますと、
いろんな方法を手に入れたとて
気づいた時には、、、
／
反射的に
これまでと同じやり方を
繰り返している！
＼
なのにまた
「別の方法」
を探したりするわけです。
このやり方だと
永遠にうまくいきません。
怒っているときって
自立神経系のなかの
『交感神経』
が覚醒しているとき。
この時の脳は
「闘って安全を取り戻す！」
の完全なる獣状態。
したがって
理性という名の思考は
ストップ状態です。
だって
脅威と闘うための
モードですから。
たとえば、
道を歩いていたら
車が突っ込んできたとします。
そのときに
「あれはSUVかな？セダンかな？
メーカーはトヨタ？日産？」
なんてやってたら
轢かれてしまうワケで。
交感神経が覚醒するお陰で
「考えることなく」
瞬時に反応して脅威から
身を守れるというわけです。
ということで、
理性という名の思考は
怒ってるときには自動的に
スイッチオフなんですよ。
怒りを出し終わって、
時間が経って少し落ち着いて、
そんなときに
／
今度こそ落ち着いて
うまくやってやるぜ！
＼
なんて意気込みますよね。
そりゃこのときは
できる気がするもんです。
だって、
交感神経は鎮まっている、
つまり獣から人間に
戻ることができているから。
でもスイッチが入ると
自動的に、しかも反射的に
＼いつもの怒りモード／
そしてまたいつもと同じく
思考が機能不全の獣状態。
これこそが
・
・
・
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
怒りは意思の力では
コントロールできない
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
理由です。
じゃあどうすりゃいいのさ？
って話なんですよね。
これはそもそも
方法の問題ではなく、
実はタイミングの問題です。
怒りの消化法として有名な
呼吸法だとか
グラウンディングだとかを、
獣状態になってから
使おうとするから間に合わない。
こういった方法は
交感神経が覚醒していない
落ち着いているときに
地道に繰り返していく。
この積み重ねが
交感神経系の覚醒の波を
少しずつ穏やかな波に
変えてくれるんです。
朝晩毎日
呼吸法を実践する。
怒りが湧いていない
・落ち着いた状態で
・落ち着ける場所で
・落ち着ける時間帯で
ということです。
怒りが湧いた！
↓
その場で鎮めなきゃ！
は土台無理な相談です。
それとは正反対に
怒りが湧いていない
↓
そのタイミングで呼吸法
などなどを実践！
これが怒りん坊の自分を
穏やかに育てなおしてくれる
コツです。
早速今日から
やってみませんか？
朝起きたときとか、
夜寝る前とか、
落ち着ける時間と場所で
ただただやさしい深呼吸。
千里の道も一歩から。
継続は力なり。
急激な変化はないけれど、
その場しのぎではない
神経の穏やかさを徐々に
育ててくれますよ。
心の穏やかさを増やして、
その自分で子育て、もとい
★親育ち★
頑張ってくださいませ。
