考え方の癖を見直す:今日のストレス「子どもを強く叱った罪悪感」 | カウンセリングオフィス トリフォリ
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考え方の癖を見直す:今日のストレス「子どもを強く叱った罪悪感」

考え方の癖を見直す:今日のストレス「子どもを強く叱った罪悪感」

考え方の癖を見直す:今日のストレス「子どもを強く叱った罪悪感」

【記事を書いた人】

カウンセリングオフィス トリフォリ 高澤信也

福岡で子育てと生きづらさ克服をお手伝いしています。公認心理師。

 


 

おはようございます。カウンセリングオフィストリフォリの高澤です。

 

今日の「考え方の癖の見直し」は、先日わが子を叱ったときのエピソードです。年に数回訪れる、非常に申し訳なかった…という強烈な罪悪感です。

 

では本編をどうぞ。

 

 

出来事と感情

いつものようにコラム表内の出来事と感情から。

 

【出来事】

息子が約束を破った時に叱った。叱られた息子は本当に悲しそうにさめざめと泣いていた。その姿を見たとき。

 

【感情】

罪悪感(60%)

 

非常に申し訳ない気持ちでした。。。

 

 

 

認知(自動思考)の探索

続いてこちらもいつものように認知探索のための自問自答です。

(ちなみに私の場合、人がいないときだったら実際に声に出して一人対話をしていますよ)

 

自問)「罪悪感の直前によぎった考えって何があったの?」

自答)「強く言い過ぎたなって。あんなに強く言わなくてもよかったよ」

 

自問)「本当に言いすぎたとして、それの何が罪悪感につながったの?」

自答)「自分は親としてちゃんとやれてない気がしたんだよね。それがなんとも申し訳なくて…」

 

自問)「申し訳なくて…、何?」

自答)「自分が不十分だからあの子を苦しめてる気がして…」

 

自問)「本当にあの子を苦しめてるとしたら?」

自答)「自分はあの子を不幸にしている。なんてダメな親なんだろうと思う」

 

ここまで深めたところ、罪悪感はマックス100%、いえ、その天井すら突破するレベルでした。

 

 

 

ここまでをコラム表で整理

先の認知は、「叱りすぎ」という行為の反省を超えて、親という自分の「存在」にダメ出ししている状態。

 

したがって、ここで感じていた感情は【罪悪感】ではなく、【(自己存在に対する)恥】と言えると思います。

 

ここまでをコラムで整理してみますね。

 

【出来事】

息子が約束を破った時に叱った。叱られた息子は本当に悲しそうにさめざめと泣いていた。その姿を見たとき。

 

【認知(自動思考)】

表面的な認知は

「強く言い過ぎた」「あんなに強く言わなくてよかった」

それを深掘りしたことでわかった認知は

「私は親失格」

「あの子を不幸にしている」ホットな認知

 

【感情】

最初の方の感情は

罪悪感(60%)

深掘りした結果出てきた感情は

存在の恥(100%)

 

ちなみにこの2つの感情ですが

⚫︎「行為に対する自己批判」で湧いてくる感情は【罪悪感】

⚫︎「自己存在に対する自己批判」で湧いてくる感情は【シェイム】

と違いがあります。

 

一見似てますが、苦しみは圧倒的に後者の方が強いのです。

なぜなら、前者の「行為」は改善可能ですが、後者の「存在」は取り替えが不可能だからです。

 

できることなら、行為を省みるところで留めておきたいところですよね。

 

 

 

適応的思考の創出の流れ

では最後にバランスの良い考えを作り出してみます。

 

自問)「本当に叱りすぎだったとして、それがなぜ子どもを不幸にしていると言えるの?」

自答)「強い叱責は子どもを傷つけることはあっても助けにはならないって心理学で学んだから。子育てセミナーで大学院の教授もそう言ってたし。あと、友だち(二児の母)も同じこと児相に相談したら、カウンセラーから怒られたって言ってたし」

 

自問)「なるほどね。結構専門的な意見でそう言われているわけか。じゃあ、その反対は?叱りすぎがイコール子どもを不幸にしているとは言い切れない理由も探してみてよ」

自答)「叱りすぎって思った後はいつも謝るんだけど、その度息子は許してくれるし、その後はいつも通りの自由でわがままに戻ってくれる」(言いながら涙ぐむわたし 汗)

 

自問)「ほかには?」

自答)「叱った後でも毎回仲直りできているし、そのあとはいつも通り言いたいことちゃんと主張してくれるし、ビクビク構えるようにもなっていないし。

あ、あと、自分には言ってくれないけど、奥さんには「とうちゃん大好き」ってこそっと言ってくれてるし」

 

自問)「泣けてくるね。他にも出せる?」

自答)「そういえば、『ぼくは絶対に自立しない!一生お母ちゃんとお父ちゃんと一緒に暮らす!って良く言ってる」

(自問自答なのにここで涙腺崩壊( ̄▽ ̄))

 

ここまで来ると、かなり腑に落ちる新しい認知が出てきました。

 

 

 

5コラムにまとめる

では最後にここまでを全部コラム表にまとめてみます。

 

【出来事】

息子が約束を破った時に叱った。叱られた息子は本当に悲しそうにさめざめと泣いていた。その姿を見たとき。

【認知(自動思考)】

「あの子を不幸にしている」ホットな認知

【感情】

存在の(100%)

【適応的思考】

「確かにあれは強く言い過ぎた。もっと柔らかく言っても良かった。

 

だけど、そもそも叱った目的は、あの子に自立心を持って欲しかったから。それは親として大切なことで、決して子どもを不幸にしているとは言えないよね。

 

あと、今思えば、あの子は普段元気で明るいし、言いたいことは臆せず言うし、夕食後はナマケモノみたいにリラックスしてるし、とにかく幸せそう。親の顔色なんてぜんぜん伺わないし。

 

その子どもらしさをさらに花開かせるためにも、今後は叱り方だけ工夫しよう。でもきっとやりすぎることはこれからもあるだろうから、その時はちゃんと謝ろう。

 

あとは、不完全な自分を「人間だもの」って言って許してあげることにするよ」

【変化した感情】

(100%だった存在の恥は0%になり、下記の感情に変化)

自分への慈しみ

息子への愛情

 

 

まとめ

今回のコラムはいかがだったでしょうか。

 

うまくいった(行き過ぎ?)感のある内容と思われるかもしれませんが、大切なことは、私たち親が「不完全な自分を許してあげること」ではないでしょうか。

 

だって、、、

*親も人間。不完全で当然

*そもそも失敗しないはずがない。失敗していい

*但し過ちに気づいたら謝ろう。そしてやり直せばいい

ですものね。

 

「いい親」になるのではなく、「不完全な自分を許せる人間」になることができれば、それは子どもにとって素敵なモデル(お手本)にもなりますしね。

 

ともに自分を許しましょう!!

 

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