「子どもを怒鳴るのやめたい」
「手を上げるのやめたい」
「でもうまくいかない」
「もうどうしたらいいか
全然わからない・・・」
こんなお悩みありますか?
頭では「良くない!」と
思ってはいても、
行動がついていかない。
私たちは
「他者を変えること」
はできませんが、
「自分を変えること」
も容易ではないようです。
対処策を書き出す
だけど私たちは
「獣」ではなく「人間」。
感情にだって
対処できる生き物です。
とは言え
!感情的!
になっているときに
理性を活用することは難しい。
なので、
感情的な状態のときでも
強制的に理性を活用できる
状態を作り出すことが大事です。
その方法が、、、
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・
・
/
事前に対処策を
書き出しておく!
\
ストレス対処のことを
☆ストレスコーピング
(略称はコーピング)
と呼びますが、
それを心穏やかなときに
リスト化しておくわけです。
ではそのコーピングには
どんなものが該当するのか。
ポイントに分けて
整理してみましょう。
コーピングの種類
大きくは2つに
分けることができます。
①行動で対処する行動的コーピング
たとえば
・深呼吸
・ストレッチ
・本を読む
・好きな音楽を聴く
・アロマを焚く
・ゴロゴロする
・焚き火の映像を観る
・旅行に行く
etc.
「からだ」を使って
ストレスを緩和するものです。
ちまたでよく言われる
「ストレス解消法」
的なやり方がこれです。
②認知(思考)を使って対処する認知的コーピング
たとえば
・「失敗してもいい」と
自分に言ってあげる
・幸せな記憶を思い出す
・心地よくなる景色を想像する
etc.
「あたま」を使って
ストレスを緩和するものです。
これは時間、場所、費用、
労力などがかからないので
お手軽です。
コーピングのコツ
ストレスを緩和する方法なら
何でも良いかと言うと
そうでもありません。
いくつかポイントがあります。
↓
①簡単・やりやすい
②効果がある
③コストがかからない
+
☆質より量!
上記の①と②は
わかりやすいと思いますが、
③の「コストがかからない」
が分かりにくいので補足します。
●コストがかからないとは?
・お金
・時間
・労力
などと言ったコストは
かからないに越したことないですね。
じゃないとコーピングとして
使いづらいからです。
ですがコストは
これだけではなく、、、
*健康
*人間関係
といったものも含まれます。
たとえば、、、
「コーピング=抗不安薬のみ」
となってしまうと、
薬への依存度を強めてしまう
リスク(コスト)が生まれます。
他にも、
「特定の友だちに週1回、
1時間話を聞いてもらう」
をコーピングにすると、
相手はそのうち辛くなり、
人間関係に支障(コスト)が
生まれる可能性を高めます。
ということで、
☆コストがかからない
(=副作用が少ない)
ことは結構大切です。
あと、上のほうで
「質より量!」
っても書いていましたね。
秘策コーピング一個で
全ストレス解消!
なんて魔法はありません!!
仮にあったとしても、
今度はそれに依存してしまうので
対処力はかえって下がってしまいます。
だからこその
★質より量!
なんです。
たとえば
一つ一つのコーピングは
ストレス緩和効果が1程度の
超しょぼいものであっても、
100個あれば100緩和できますよね♪
だからこそ
*簡単・やりやすい
も大切なポイントなんです。
書き出してみよう!
ここまでの内容を踏まえて、
自分なりのコーピングを書き出して
リストにしてみませんか?
大変かもしれませんが、
目標は100こ書き出し!
ゲーム感覚で気軽に
楽しくやってみてくださいね♪
親子で一緒にやってみると
新たな発見があるかもですよ^^
コーピングを実践
コーピングをリスト化できたら
あとは実践あるのみです。
前回の「気づく」の記事と
併せて実践の流れをまとめます。
①ストレス反応に気づく
②リストの中から「今ここ」で
できるコーピングを選んで実践する
③効果をチェックする
④落ち着いたら
・ストレッサー
・ストレス反応
を振り返って書き出す。
↓
*前回のブログ参照
⑤これを繰り返して
「どんなときに
どんなコーピングが有効か?」
を整理していく。
⑥上記を繰り返す
これをやればやるほど
ストレス対処の達人に一直線!
最初はうまくいかなかったり、
面倒臭さからやめたくなったり、
効果を体感できず諦めたくなったり。
これは誰もが通る道。
ここを頑張って乗り越えて、
ぜひあなたも
\コーピングの達人!/
になってくださいね。
自分助けが上手くなるほど
子育てもぐんぐん楽になって
いくものですよ♪