さきほどアメブロに
こんなタイトルの記事を挙げました。
↓
多くの親御さんに共通するこの悩み、
あなたも感じていませんか?
「いくら叱っても
子どもが言うこと聞かない!」
アメブロにはこの叱る(怒る)という
対処が悪循環を引き起こす原因!
ということをつらつらと書いてます。
怒りを手放すことが難しく、
どうしても子どもを怒りすぎる…
なんて悩みが続いているなら、、、
*怒り嗜癖(しへき)
にハマっているかもですね。
嗜癖とは、
分かっちゃいるけどやめられない
悪習慣のことです。
それによって日常生活や対人関係に
支障が及んでいるにもかかわらず、
自分で制御できなくなっているなら
それを『依存症』と呼ぶわけです。
●アルコールや薬物といった
「物」への依存
●ギャンブル、性行為、仕事、
ゲームやネットなどといった
「行為(プロセス)」への依存
●虐待やDV、共依存、ひきこもりといった
「人間関係」への依存
なんでこんなことするかって?
それはこういった
依存対象が無いと、、、
・自分をなだめられない
・自分に価値を感じられない
・苦痛を遠ざけることができない
etc.
、、、から。
この依存症につながるものを
アディクション(=嗜癖)
と呼ぶのですが、
これは実は「問題」ではなく
「自己治療の手段」なのです。
それがないと自分のなかの・・・
*攻撃・支配・侵入される恐怖
*見捨てられ不安
*自己否定感や無力感
*埋まらない空虚な感覚
などといった
苦しい感情
を鎮めることができないんです。
依存対象を使うことによって
なんとか生き延びているわけです。
怒り嗜癖もその仲間。
自分の期待と異なる
ありようを子どもが示す
↓
感情的な苦痛を覚える
↓
怒りを使って子どもを
コントロールしようとする
↓
子どもが思い通りになって
ようやく心に平安が訪れる
ほかのアディクション同様に、
怒り嗜癖も自分で自分を落ち着かせる
術を持っていないということです。
だから感情的な動揺が起こるたび、
相手をコントロールしようとするわけです。
なかでも「子ども」を
手っ取り早く動かす方法が
”怒り”
職場の同僚には使わなくても、
わが子には多用するわけです。
違いは何か。
それはこんな前提です。
・
・
・
/
親は子どもをコントロールできる!
\
しかしこれはただの思い込み。
通用してもいいとこ
乳幼児期くらいまでです。
子どもに怒りをぶつけ、
言うことを聞いてくれたとしても、
それは子どもがわが身を守るために
選んだ自己防衛の方法。
親の怒りが役に立った
わけではないんです。
むしろ怒りを使えば使うほどに
・親子関係の悪化
・子どもの自尊心低下や人間不信
・(行為が過ぎれば)トラウマ
なんてものをわが子に
インストールしてしまいます。
それって嫌じゃないですか?
愛するわが子が生きづらくなること
確定してしまうわけですから。
ということで、
「私、怒り嗜癖かも…」と感じ、
「ぜったい克服したい!」という
願いがあるならこの第一ステップが
役に立つと思いますよ。
【ステップ1】
見たくない自分を直視する
見たくない自分とは、、、
●自分が怒り嗜癖状態にあること
(=分かっていても変えられない)
●怒りたくて子どもを怒っていること
(=処罰感情)
●子どもをコントロールしたがっていること
(=コントロール欲求)
●被害者意識をもっていること
(=「この苦しみは、あの子のせい」)
etc.
どうですか?
こんなの読んだだけで
「自分は違う!」
と言いたくなるかもですね。
もちろんどう捉えるかは個人の自由。
強要されることではありません。
ですが
ここでのテーマは
/
子どもに怒りすぎるのを
本気でやめたいかどうか!
\
本気の本気でやめたいなら、
すごく苦しいけれど現状の自分を
★否認せずに受容する★
って実はすごく大切なことなんです。
「否認」とは
あるものを「無い」と見なすこと。
日常の些細な例で言えば、
明らかに怒っている人に対して
「怒ってますよね?」と言うと、、、
「別に怒ってませ~ん」
「私、そもそも怒らないです~」
なんて言うのも否認の一種です。
自分を否認したままでは
解決のステップに進むことは
決してありません。
だって
「無いこと」
にしているわけですから。
★否認を乗り越える★
このステップを踏めるかどうかで、
以降のステップに進めるか否かが
決まるほどに大切な一歩です。
ここを乗り越えることさえできたら、
あとは具体的なことを粛々と
やっていくステップが続くだけ。
たとえば
●怒りのトリガー(引き金)に気づく
●怒りを増長させる「べき」や思い込みを修正する
●子どもの不適応行動の四原則に沿った対処に変える
●感情を消化するスキルを練習して身に着ける
●イメージトレーニングで怒りの制御の練習
●健康的な伝え方を練習して実践する
などなど
あるいは親御さん自体が
ずっと怒られて傷ついてきたなら
★未処理の感情の痛みを消化する
こういったことを粛々と
やっていくことで怒りの業火が
だんだんと中火に、その先では
弱火へと弱まっていくものです。
しかしそれもこれも
★見たくない自分を直視する
★その自分を責めるのではなく受容する
ここをクリアできるかどうかに
かかっています。
とは言えこのステップをひとりで
乗り越えるのはすんごく難しい!
安心して自分のことを共有できる
ママさんの集まり、自助グループ、
カウンセラーなどを利用されると
いいと思います。
ここでも11月には勉強会を
開催する予定ですので、
よかったらそれも使ってくださいね♪
詳細は近日お知らせします^^