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子育ての7割は逆説でうまくいく【イライラ編・その4】

子育ての7割は逆説でうまくいく【イライラ編・その4】

ブログサイト〔毒親卒業トレーニング〕へようこそ

 

タイトルの卒業には

①毒親(機能不全家族)によって受けた影響から卒業

②毒親になる不安(そうなってしまった苦)から卒業

という2つの意味を込めています。

 

このサイトが生きづらさ克服と子育ての両方に役立つことを願っています。


 

カウンセリングオフィス トリフォリの高澤です。

 

今日のテーマはここ最近シリーズでお伝えしてきた「子育て・イライラ編」のつづきです。

内容は場にあわない強い怒りですが、これは子育てに限らず他者に対する同様の反応も同じ仕組みですので、子育て中でない方にもお読みいただければと思います。

 

子育てのイライラあるある

子どもが言うことを聞かないとか、思うようにしてくれないとか、親の自分に反抗してきたとか、そういったときに苛立つことは少なくないと思います。

 

ただそういったときに

場に合わない強い怒り

が湧いてくることはないでしょうか。

 

瞬間的に怒りが爆発して大声で怒鳴ったり、人によっては物を投げつけたり手を上げたり。

時間が経って冷静さが戻ってくると、「あんなに怒らなくてもよかった」「どうしてあんなにひどく怒ってしまったんだろう」と後悔。

 

でも同じ状況になると同じ反応を繰り返す。

場に合わない、状況にそぐわないと頭ではわかっているのに止められない。

 

とてもつらい状態ではないでしょうか。

 

 

 

その結果

度々大声で怒鳴られたり叩かれたりした子どもにはどんな影響が出るでしょうか。

次のようなものはそんな環境で育った方たちが口にする影響です。

 

・警戒を解けなくなった(常にビクビク構える)

・自分を出さなくなった

・顔色を伺うようになった

・人を頼れなくなった(何でも自分で!になった)

・「怒られないこと」が人生の目的になった

etc.

 

一方、したくないのにそうしてしまう親御さんに起こる結果はどんなものでしょうか。

こういう訴えをよくお聞きします。

 

・罪悪感まみれで苦しい

・親としての自信が粉々

・「私はどこかおかしいんじゃないか」という恐れ

・「ちゃんとしなきゃ」と自分を追い込む

・「私が親じゃなかったらあの子は幸せになれたのに…」と親としての自分の存在を否定

etc.

 

これでは親も子も苦しい。

誰も幸せになれない。

それなのに止まらないこの仕組みはあまりに残酷とも思えます。

 

 

 

逆説のその前の下準備

激怒への対処はほぼ間違いなく「怒りを抑える」ではないかと思います。

そしてそれができなくて困っているわけです。

 

ということでその正反対は「怒りを出す」になります。

今回は「怒りを出してもいい」が逆説になります。

 

ですがそれはわが子にそのままぶつけるという意味ではありません。

そこにはちょっとした工夫が必要です。

 

まずは前提を入れ替える必要があります。

その入れ替えるべき前提とは、、、



★目の前の相手に怒っているわけではない

 

目の前の相手が「今、ここ」でしている行動に対する怒りであれば、そもそも場にあった程度のレベルに留まります。それが場に合わなくなるのは「違う人」に怒っているからなんです。

 

こういった状態を「転移」と呼んだりします。

まあそう言われても「目の前の相手に怒ってない?それ、どゆこと?」ってなりますよね^^;

ということでこの言葉を過去の私の事例でちょっと説明してみます。

 

 

 

転移の事例

私は自他ともに認める息子大好き人間です。とはいえ必要に応じて叱ることはもちろんあります。ありますが、それは場に合ったものであることがほとんどです。

 

それが2年ほど前のあるとき、息子が約束を守ってなかったため注意をすると、ものすごい顔で私を睨んできました。その態度に激怒した私は大きな声を出してしまいました。そのとき妻が「怖がるからやめて!」と言って息子を全身でガードしながら制止するほどでした。

 

後になって振り返ると、あまりにも場に合わない怒りだったことは明白。でもその時は爆発的な怒りを止めることができなかったのです。

 

さて、ここからが本題です。

[場に合わない怒り]=[目の前の人に怒っていない]=[他の誰かに怒っている]

 

私は誰に怒っていたのでしょうか?

それを紐解く流れはこんな感じです。

 

 

 

怒っていた相手を見つける

引き続き私の事例をもとに進めてみます。

 

「相手のどんな「部分」に腹が立った?」

(言葉?態度?表情?ほかの何か?)

私は息子の「睨みつける目」が地雷のスイッチでした。

       ▼
「その『部分』で思い浮かぶ典型的な人(出来事)は?」

(「一番最初の記憶」が思い浮かべば尚助けになります)

ちなみに私にとって「睨む」の典型は子ども時代の父でした。

       ▼

「当時何があった?」

私が思い浮かんだ出来事は、、、

父:急に仏頂面になって黙る

私:怒りの予兆に気付いて警戒する

父:警戒する私を見る

私:怖さで無表情になる

父:それを見て鬼の形相で睨みつけ「なんか文句あるとか!!」と大声で怒鳴る

私:恐怖で身体が固まる

父:泣いて謝らない私に腹を立て、母に「お前の子育てが悪い」と言って暴れ出す

私:フリーズ

       ▼

「そのとき本当はなんて言いたかった?」

当時の私であれば「何もしてないんやん!なんでそんな怖い顔するとよ!なんで怒鳴るとよ!怖いけんやめてよ!おかあちゃんは何も関係ないやん!お願いやけん叩かんでよ!」とのどが潰れるくらい大きな声で叫びたかった。

 

ほんとうは当時の私は“ものすごく“怒っていた…わけだったのです。

 

たいていの場合こういった「場に合わない強い怒り」の根っこにはその怒りのレベルに合った原体験があるものです。しかし正確に言うとたいていの場合は怒りではなく、抱えきれなかった激しい痛みです。

 

 

 

逆説でうまくいく

ではここでちょっと整理します。

 

相手(わが子)への場に合わない怒りへの対処というと、ほとんどの方が「抑える」「ガマン」をしなくてはいけない!という方向に進みがちかと思います。

 

するとその正反対は

怒りをぶつける

になります。

 

ちょっとびっくりかと思いますが、今回はこれでいいんです。

但し、場に合わない怒りの対象は「目の前の相手“ではない“」ので、本当に怒っている相手に出す必要があります。

 

よって「本当に怒っていた相手」を探す必要があります。それは上記でお伝えした通りです。

 

その「本当に怒っていた相手に怒りを出す」が今回の逆説になります。

これをワークでやるとこんな流れになります。

 

①目の前に椅子を一つ置く。

②椅子にその当時の相手が座っている様子をありありとイメージする

③当時言葉にできなかった怒りの言葉をイメージの相手にぶつける

 

これだけです。

当時の本物の感情を感じ切れば嫌な感じが残らずスッキリなります。

 

過去から持ち越してきた未完了の感情(抑え込んだり、禁止したり、目を逸らしてきた感情のこと)を感じ直し、終わらせていく(完了させる)ことができれば、場に合わない感情(怒り)が出てくること自体が減っていきますよ。

 

すると現実の暮らしが徐々に、しかし着実に楽になっていくものです。

 

どうかあなたの人生に心の穏やかさが増えていきますように。

 

 

 

注意点

最後に一つだけ補足です。

 

子ども時代の強い感情を抑え込んできた方ほどそれを見つけることが難しくなりがちです。この「抑え込む」という方法は実はわが家で生き延びるための大切なセルフヘルプの手段です。だからこそ強く抑え込まれています。

 

それに不用意に触れると想像以上に強い感情的な反応が出ることもあります。いわば「密閉していたフタ」を突然開けた状態です。そのフタを開けるには、開けたあとの対処ができる必要があります。

 

したがって前述のワークにセルフで取り組みたい方は、、、

*自分の感情を身体で感じることができる

*それを自力である程度なだめることができる

*残った感情も自力で抱えることができる

…といった状態になってからの実践をお勧めします。

 

まだその状態に至っていない方は身近な第三者の手をお借りになることをお勧めします。

トリフォリでもそのお手伝いできますので、ご希望の際はご相談ください。


カウンセリングオフィス トリフォリ

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