「生きるのがつらい」から「心の穏やかさ」へ | 子育て感情セラピー|カウンセリングオフィストリフォリ
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「生きるのがつらい」から「心の穏やかさ」へ

「生きるのがつらい」から「心の穏やかさ」へ

 

こんにちは。親子関係の悩み専門カウンセリングの高澤です。

今回は改めて生きづらさからの「回復」について考えてみます。

 

生きていくだけでもつらい

「別に多くを求めているわけじゃない」

「ほんの少し心穏やかに過ごしたいだけ」

「でもそれが得られないからつらい」

 

そんな思いを持つことありませんか?

 

昔の私は「何がほしい?」と聞かれるたび、いつも「何もいらない。ただ心穏やかに暮らしたい」と返答していました。

 

毎回相手の反応は判を押したように「???」でしたけれども(汗)。

 

それもそのはず。内側では怒り、恐れ、不安、恥といった感情がジェットコースターみたいにめまぐるしく湧いているものの、それは外からは見えないのですから。

 

感情はジェットコースター。とても苦しい。それを自力でなだめることができない。更に苦しい。そんな日々を送っていました。

 

他の何もいらないから、ただ一つ、「心の穏やかさ」を心の底から切望していました。

 

 

 

回復の勘違い

「何をどうすれば穏やかになれる?」

 

いつも自問自答していました。でも答えがわかりません。だけど諦めきれない。だから “自分なり“に役に立ちそうなことを片っ端からやっていましたね。

 

たとえばこんなことです。

●有能になる努力・・・うまくいけば周りから良い扱いを受けるから

●いい人になる努力・・うまくいけば周りから好かれるから

●強い人になる努力・・うまくいけば誰からも攻撃・批判・粗末な扱いをされないから

 

しかしこれこそが最大の勘違い。

 

先の目標は一見自分を変える努力のようですが、実はただの手段。実際はその先にはこんな目標が隠れていたのです。

この3つさえ達成できれば、、、

「周りは自分を認めてくれて、好いてくれて、しかも攻撃や批判なんて絶対にされない!」

 

つまりこういった構造になっていました。

 

◯ニーズ:心の穏やかさ

◉目標:他者から承認や賞賛を得る、好かれる、攻撃や批判をされない

●手段:有能になる、いい人になる、強い人になる

 

この仕組みからすると、結局は他者に変わってもらわないといけません。つまりは「人に自分の望み通りになってもらう」ことが絶対条件になります。

 

過去と他人は変わらないと言いますが、それは土台無理な目標なのでした。

 

 

 

本当のニーズ

これがかなりの的外れと知ったのは、アダルトチルドレンという概念を知り、「生きづらさ克服!」をスローガンに挙げた8年ほど後のことでした。

 

誰に言っていいかわかりませんが、「ちくしょー!時間と労力返せーー!!」とぶち切れたい気分でしたよ。残念無念。。。

 

ここだけの話、当時は絶対に越えることのできない絶壁にぶち当たったような気分になり、生きる気力は失われ、あまりに惨めな人生を憂いて泣いて泣いて泣き倒したものです。(ですがそれは悲しみではなく自己憐憫だったのですが…)

 

でも諦めないと良いことあるんですね。ちゃんと答えはありました。しかも8年間の努力の“正反対“のなかに(汗)。

 

承認や賞賛、好かれること、批判や攻撃をされないことも実は手段。この手段を通じてほしかったものが「心の穏やかさ」だったのですから、本来設定すべき目的地は、、、

 

★自分の身体と心が安心安全を感じること

 

にもかかわらず、他者からの承認、愛好、非審判を求めていた私は、逆にいつも自分を不安、緊張、警戒に追い込んでしまっていたわけです。まさに正反対…。

 

他者が承認しようがしまいが、好きになろうが嫌おうが、批判や攻撃しようがしまいが、ダイレクトに自分が安心安全を感じられるようになればよかっただけなのでした。

 

 

 

ニーズを満たす方法

これでようやく目的地が定まりました。あとはそこに到達する方法をやっていくのみです。ちなみに私の場合はこんなことをやっていました。

 

①危険を過剰に見積もる癖をやめる

「攻撃されるんじゃないか」「責められるんじゃないか」「馬鹿にされるんじゃないか」なんてことをいつも予測しては構えていましたから、そりゃ安心安全なんて感じられなくて当然だったわけです。

この妄想癖をやめるためにやっていたことは認知療法や論理療法というものでした。

 

②緊張と警戒だらけの身体を落ち着かせる

常に見えない敵に脅かされ、警戒と緊張でガチガチになって生きていましたから、この固まった身体を緩めることも必要でした。

当時やっていたことは丹田呼吸とか、自律訓練法とか、ストレッチなどでした。

 

③苦しい感情を消化する

嫌な感情は避けたり逸らしたりばかりでしたが、感情を感じることは大切だとある時教わり、以降は嫌な感情も逸らさずに感じきるようにしました。すると、その後に別の感情が湧いてきて、それも感じ切るとスッキリすることに気づきました。

このとき感情と向き合えたのはそれを一緒に抱えてくれる人がいてくれたお陰です。

 

 

 

回復のためのリソース

真のニーズに気づき、それを満たすことを実践し続けていった先に回復は訪れます。

 

そのためには方法ももちろん必要ですが、それ以上に必要なものは味方です。理解してくれる人や存在(実在の人間に限りません)です。

 

当時の私には、当時のパートナー、学生時代からの親友という強力な味方がいてくれたお陰で大いなる助けをいただきました。

 

あなたにもそんな味方はいますか?

いるのであれば、申し訳ないと遠慮するよりも、ありがたいと力を借りてみてくださいね。いただいたご恩はあとで恩返しすれば良いだけですよね。

 

あなたの人生にも心の穏やかさが訪れることを心から祈っています!

 

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