突然ですが、
お尋ねです。
整理整頓は得意ですか?
それとも苦手なほうですか?
ちなみに愛するわが子は
まったくもって整理が
へたっぴです( ̄▽ ̄)
ひどいときは
机の引き出しの中に
・プリント
・文房具
・漫画本
・教科書
・ゲームの備品
・アイスの袋
・靴下
・ネックウォーマー
・野球のボール
・ガム
・ガチャのおもちゃ
etc.
が入ってて
あまりのカオスさに
びっくりしました。
こんな感じなので
しょっちゅうあれがない
これがないと言うてましたよ。
しまいにゃ
親のせいにするなんて
荒ワザまでやっとりました。
ここでまたもや
しつもんです。
この頃のうちの子に
必要なものはなんでしょう?
答えは簡単で、
カテゴリーごとに
分けて整理するだけ。
一番上の引き出しには
教科書。
2番目には文房具。
おもちゃ類は
机の外の棚へ。
漫画本は本棚へ。
みたいにすれば
いいだけ。
だけど子どもにとって
これが難しいわけです。
闇雲に
「片付けなさい!」
って叱りつけても
難しいのですよ。
じゃあどうすればいい?
一緒にカテゴリー分けして
それに沿って収納をするよう
繰り返してもらうだけ。
引き出しにラベルを
貼ってあげてもいいですね。
で、ここからが本題です。
あなたはこんな感じで
頭の整理整頓が
できてるでしょうか?
悩み多き人の特徴は
「解決方法がない」
から悩むのではなく、
いろんなものが分別されず
ごちゃごちゃ混在して
カオスになっているから。
うちの子の机の中
みたいなものですわ。
だけど
カテゴリーって言われても
教科書や文房具と違って
何をどう分ければいいか
が難しいのです。
なぜ?
だってそんなこと
私たちはそもそも知らないし
学んできてもいないから。
と言うことで、
頭の中でなんやかやと
思い悩むことが多い方は、
徹底してカテゴリー毎に
分ける練習をやるとよいです。
ちなみに
そのカテゴリー分けは
認知行動療法という
心理療法においては
/
必須課題!
\
としているほど
重要な取り組みです。
そのカテゴリーとは
こんなものです。
============
①ストレスの引き金になった
出来事(事実限定!)
============
人間関係であれば
・いつ
・どこで
・誰が
・何をした
ってな”事実だけ”
を書き出すわけです。
続きまして
=====
②感情
=====
感情とは
頭で思うこと『ではなく』
心で感じているもの。
たとえば
・喜び
・悲しみ
・怒り
・恐れ
・嫌悪
・寂しさ
・恥
etc.
その時々に感じた
「強さ」
も一緒に書き出すと
なお効果的です。
・悲しみ(6/10)
みたいに。
続きましては
======
③身体反応
======
ストレスを感じたとき
身体にはどんな反応が
出ていたかを書き出します。
たとえば
・呼吸が浅くなった
・胸あたりに圧を感じた
・勝ちに力が入った
・胃の辺りが重くなった
etc.
本来は
「感情」に気づくこと
がとても大切ですが、
感情とは身体で感じるもの。
身体に反応に気づけないと
感情にも気づけません。
だから身体の反応にも
気づいて書き出すことが
大切になります。
続きまして
=========
④認知(思考)
=========
感情を感じる直前に
頭の中をよぎった考えや
イメージなどです。
「心の声」
って言われるやつですね。
たとえば
「バカにされた!」
「嫌われてるんだ」
「わざとやったに違いない」
「どうせ社交辞令でしょ」
みたいな
声にこそ出してないけど
心(正確には頭)の中で
思っていることです。
最後は
=====
⑤行動
=====
自分の
・認知(思考)
・感情
・身体反応
を経てそのときに
自分が反応的にとった
行動のことです。
たとえは
・黙り込んだ
・その場を避けた
・「なんでわかってくれないの!」
と責めた
etc.
このカテゴリーが
言ってみれば
「自分の机の引き出し」
これを引き出しごとに
整理できるようになると、
それこそ机の中と同じで
ムダに悩まずに済むんです。
これを全体的に
書くとこんな感じです。
↓
↓
↓
⚫︎ストレスの引き金を
引いた出来事(事実)
・今朝
・リビングで
・娘が
・学校に行く時間なのに
ゲームをしていた
⚫︎認知(思考)
「バカなの?」
「わざとやってるんだ」
「この子は本当にダメな子」
「子育てに失敗したんだ」
⚫︎感情
・怒り(7/10)
・恥(6/10)
⚫︎身体反応
・頭がカッと熱くなった
・歯を食いしばった
・息が止まってた
・手に汗をかいていた
⚫︎行動
・「いい加減にしない!」
と大声で怒鳴った
・娘を睨みつけた
こんなふうにして
ストレス体験を
カテゴリー別に書き出す
ことがとても大切な
\セルフケア!/
の練習になります。
ちなみに世間で
言われるような
「良い方法」
を学んだとしても、
上記のように
自分の反応に気づいて
カテゴリー分けできないと
どんな「良い方法」も
実は役に立たないんです。
特に
「事実」と「思考」
の引き出しがごっちゃに
なりがちな人ほど、
ほんとうは
悩まなくていいことまで
悩んでしまう。。。
それどころか
悩みの種がない場でも
わざわざ悩みを自ら
作り出してしまう。。。
最初のうちは
うまくカテゴリー別に
書き分けることが
結構難しいです。
ですが、
一日一回寝る前に
「今日のストレス体験」
として書き出していく。
それをとにかく
21日つづけてみる。
するとこのカテゴリー分けが
結構すげーセルフケアになる!
を体感できると思いますよ。
今日ご紹介した
「カテゴリー分け」
を客観的に観察することを
★セルフモニタリング
それをカテゴリー別に
書き出すことを
★外在化
と言います。
・ポジティブシンキング
・マインドフルネス
・自分を褒める
・セルフコンパッション
など「良い方法」を
生かすも殺すも、、、
*自分の反応に
気づくことができているか?
*「事実」と「認知」を
見分けることができているか?
次第です。
やらなければ変化はなく、
やれば変化していけます。
これこそが
「相手を変える」ではなく
「自分を変える」の最前線。
まずここを
徹底的にやってみることを
強く(汗)お勧めします!