「あなたはありのままで価値がある」という言葉は薬?それとも毒? | 子育て感情セラピー|カウンセリングオフィストリフォリ
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「あなたはありのままで価値がある」という言葉は薬?それとも毒?

「あなたはありのままで価値がある」という言葉は薬?それとも毒?

 

ちびっ子大好き!

自称、子どもの心の代弁者、
子育て感情セラピストの高澤です。



突然ですが、、、


子育ては順調ですか?

パートナーとの関係は
いかがでしょうか?




あと、お仕事は
どうでしょうか?




それと
人間関係はいかがですか?




私事ですが、
息子と話すだけで楽しいですし、
奥さんとは超仲良しですし、



仕事は「すごい自分」には
ほど遠いですが
自分にできることを
できる分だけやっていますし、



人間関係は
ムリもフリもせず
自然体でいられる距離を
取れるようになっています。




だから最近は
日々のストレスはあっても
「生きづらい…」
なんて感じることはなくなりました。




でもですね、
以前はこんなふうには
全然なれてなかったんですよね。




結婚してからは
(二度目なので)
「前みたいな
しくじりをしちゃダメだ!」




子どもが生まれてからは
(世代間連鎖したくないので)
「うちの親みたいな
親になっちゃいけない!」




仕事に関しては
(支援者業では特に)
「みんなを助けられる
(有能な)支援者にならなきゃ!」




人間関係だと
(信頼おける友人以外には)
「ダメな奴と
思われてはいけない!」




こんな感じで自分で自分に

「あーせい!こーせい!」
「あーすな!こーすな!」

と要求や禁止をたくさん
しておりました。




だけどですね、
この生き方自体が
無理を生じるわけです。




だって、、、

*しくじるな!
↓
人は失敗するし、
失敗してなんぼですし、
失敗するから学べるし。




*親みたいになるな!
↓
そう言われたって
DNA引き継いでいるから
どうしても似る部分はあるし。




*みんなを助けられる
支援者にならなきゃ!
↓
今なら当時の自分に言います。
「お前は神か?」って。




*ダメと思われてはいけない!
↓
人が自分のことを
どう思うかなんて
コントロールできるわけもなく。




こんな当たり前のことすら
気付かずに迷走していたわけです。




そんな完全とっ散らかりに
ハマっていた原因と、
そこから抜け出すことができた
コツは次のようなことでした。




特に私の場合、かもしれませんが、
とっ散らかりの原因が
意外なところにあったんです。

 ・
 ・
 ・

ちょっとでも
心穏やかに生きていきたくて
いろんな本を読みました。




・心理学系
・自己啓発系
あたりは特に。




そしてその多くに
こんなことが書いてありました。

  ↓
  ↓
  ↓

あなたは、、、

/
あなたであるだけで価値がある!
生きているだけで価値がある!
\




なんて美しい言葉でしょう!

こんなこと言われたことない!

人に評価してもらえないと
自分には価値がないと思ってた!




結構、衝撃的な言葉。




で、この言葉に救われ、
回復の道に進んでいくと思いきや、
まさかのまさか!
真逆の崖方向へ一直線!!!




だってそりゃそうですよ。




そんなこと信じられないから
ずっとしんどいわけで。




そして迷走スタートです。




「私には価値があるんだ!」
  ↓
でも到底そうは思えない
  ↓
だからきっと
「価値ある人間なはず!」




ということで
これを証明するために、、、

 :

 :

 :

/
自分は
”ひとかどの人間”
だと証明しよう!
\

方向にハンドルを切ったのです。




ちなみに
ひとかどの人間とは

立派というか、
ちゃんとしてるというか、
優れているというか、

そんな感じの人間のこと。




何でそれがまずい?




だって、
これを求めている時点で

「自分は大した人間ではない!」

と信じていることが
明白だから。




ここで葛藤が起こったわけです。




「自分は大したことない!」
と信じているのに、

どうやら
「自分には価値がある!」
らしいんです。




ここに埋めがたいギャップ発生。




だから
「自分には価値がある!」
を証明する必要が出てきた。




だから
「ひとかどの人間になれるはず!」
って無茶な足枷を課したのでした。




でもですね、
残念無念、

「ひとかど」

なんてのを強く求めるほど
「大した人間じゃない」
も強いということなわけで。




ざっくり言えば
当時の私は自分のことを

「ちゃんとした人間!」

って信じたかったわけです。




さらさらに、
昔はここからより一層
悪循環にハマっていきましたよ。




「大した人間じゃない…」
 ↓
「いやいや価値あるはず!」
 ↓
恐れ発動
 ↓
「大した人間にならなきゃ!」
 ↓
恐れに動機づけられた過剰な努力
 ↓
 ↓
 ↓
それなりに結果を出せても
周りには自分より「上」の人は
どこに行っても必ず存在する
 ↓
スタートに戻って
「やっぱり大した人間じゃない…」




あとはこれをグルグル回る
地獄ループでした。。。




ついでに
*自己肯定感をえぐる
*恐れを強める
という嫌なおまけつき_| ̄|○




「なんでこんなに
頑張ってるのにつらい?」

んじゃなくて、

この悪循環を
頑張っているからつらい!

が正解だったわけです。




私の場合はこのルートに
ドハマりしてましたが、
当時の友人の彼女A子さんは
全くの別ルートにハマってました。




それは
「ありのままで価値がある!」を…

\人から証明してもらう!/

という無茶な目的に
ハマって彷徨い続ける。




・友人(彼氏)に完全肯定を
してもらうためにわざと
困らせるお試し行動を続ける

・A子さんが自分で招いている
まずい行動を指摘してくれた
友人を罵倒して悪口を拡散

・「あなたは悪くない」「美しい魂」
と繰り返し言ってくれるスピ系の
セラピストに傾倒して数百万の出費

などなど




その後友人は
お別れしたようですが、
多くの味方との縁まで切れ、
孤立して苦しみが増えてしまったA子さん。




彼女がこの悪循環を脱却して
幸せになっていることを願うばかりです。




私の場合はラッキーにも
このループからお陰さまで
抜け出すことができました。




そのきっかけになったのは
「なんてすごい人!」
と心から尊敬するある人の
こんな言葉でした。

 :

 :

 :

===========
★私たちは何者でもない
===========




RPGのドラクエで言えば
勇者でも敵ボスでもない、
なんならセリフすらない

『通りすがりの街の住人』

ってことです。




だけど
自己肯定感が低いほど

*できる自分
*良い自分
*認められる自分
*求められる自分
*評価される自分

を必死で目指そうとします。




そしてそれが
先の悪循環を招くんです。




この地獄ループから
抜け出す究極の秘策が


『私は何者でもない』

という現実を
ただ受け容れていくこと。




まあ、
ここに辿り着くまでには
超ジタバタしましたけど 汗




でも徐々にそれを
手放せていったあるとき、
自分が変わっていることに
ふと気づきました。




家族関係は
「いい親」「いい夫」を
手放せたお陰で

●勝ち負けの縦関係
から
●対等な横関係

に変わりました。




なので子どもが
不適切なことをしたら
もちろん叱りますが、

私が不適切なことをすると
同じように叱られます( ̄▽ ̄;)




仕事では「できる支援者」を
目指さなくなったお陰で

●必死にスキルアップ!
から
●今日の私にできることだけ!
に変わりました。




あと、対人関係においては
人の評価はどうにもできませんから

●良く思われなきゃ!
から
●どう思うかは相手の自由!
に変わりました。




物心ついた頃には
「生きづらい…」
って感覚をもっていた自分。




それを維持し、
強めてきた原因が
「ひとかどの自分にならなきゃ!」
だったということ。




だから頑張る。
だから無理をする。
だからふりをする。
だから行き詰まる。




回復はこれとは真逆の

「自分はそんじょそこらにいる
セリフもない街を歩いている
無名キャラ」

であることを受容すること。




「雑魚キャラはイヤだ!」
「だって価値あるはずだから!」




私はこうやって
迷走を続けていたのでした_| ̄|○




ところでこの「受容」、
かのお釈迦様が仰った
★諦観
ってやつでしょうか。




ただ目の前の事実を、
この世界の現実を、
『明らかに観る』
という意味です。




これ、
「諦める(あきらめる)」
の語源であって、
この言葉の真の意味なんですよ。




自分には価値があるとか
ないとかいうジャッジから離れ、、、


自分にできることがある。
だけど限界はある。


それは他者も同様。
ただ違いがあるだけ。


その違いあるお互いが
自分にできることをやり、
できないことは力を借りる。


それで人生は、世界は、
よりよくなっていく。




こういった事実を
明らかに観ることができると
生きやすいよね♪
ってことだったようです(^人^)




「自分には価値がある!」
を証明するために東奔西走せず、

それを証明してくれる人に
傾倒して依存もせず、

目の前に広がる現実・事実を
評価せずにただ受け容れていく。




ここに近づいていける
秘策も魔法もないですし、
ジタバタあがくこと自体に
意味があると思っています。




そのために必要なことは
ただひとつ。

/
不快を避けない!
\




不快さを体験し、
避けずに向き合っていくほどに、、、

★事実を事実として
見きわめる力

★自分に変えられるものと
変えられないものを見極める力

なんてのが育っていきます。




ジタバタあがきながら、
不快さを味わいながら、
こんな力が育っていく。




その先で
★諦観
が育まれていく。




すると自分に価値があるとか
ないとかなどといった
ジャッジを手放せるようになる。




その先にあるものが

\セレニティ/

心の平安です。




ぜひぜひジタバタと
ガッツリあがいてみてください!




福岡の地から
応援しておりますよ(`・ω・´)ゞ



・・・・・・・


追伸、地元の方へ。




コロナ以来となる
久しぶりの対面セミナーを
12月に開催することにしました!




場所は福岡市博多区。


内容は子育てで
いっぱいいっぱいの親御さんが
真の親になっていく、、、

『親育ち』のステップ!

をお届けします。




後半では参加者で
ざっくばらんに話ができる
お茶会もやろうと思っています。




地元福岡の方!

熊本、大分、佐賀、長崎、
山口などの近県の方!




ワンコインセミナー復活
しますのでぜひぜひどうぞ!




ほぼ同じ内容を
オンライン講座でも
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対面セミナーで何やるかを
事前に知っておきたい方は
こちらを参考になさってください。
  ↓
https://semican.net/event/ac-trifolie/ucvlvo.html




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