こんにちは。高澤です。
今日はいよいよコロナワクチン接種日。
ビビりの私はかなりどきどきです。
ところで、今日のお昼のこと、
同業者(カウンセラー)の某女氏に
「子育て中の親御さんだけじゃなくて、
なんで援助職も手伝ってるんですか?」
と尋ねられました。
実はそれには深い深い(?)理由があります。
機能不全家族とアダルトチルドレン
私は長らくカウンセラーとして
アダルトチルドレンと呼ばれる方たちの
回復をお手伝いしてきました。
アダルトチルドレンとは
*安心安全
*つながり
が不十分な機能不全家族と呼ばれる
わが家で育ち、生きづらくなった人のこと。
機能不全家族とは
●虐待
●情緒的な交流が過少
●過保護や甘やかし
●親が物理的・情緒的に不在
●子どもへの過干渉・侵入・コントロール
●家族メンバーの不和
●感情表現が制限されている
●子どもが楽しむ・遊ぶことを良しとしない
●親が感情的に脆弱あるいは未成熟
などといった家庭環境のことです。
こういった環境で生きていくのは
子どもにとってはとても大変なことです。
子どもなりに何とかこの環境で
生き延びていこうと懸命に努力します。
いい子「なのに」もらえない、ではなく、いい子「だから」もらえない
懸命な努力とはたとえば
*わがままを言わない
*親の期待に応えようと頑張る
*嫌なことがあっても平気なフリ
*つらくてもひとりで抱え込んでガマン
*親が辛そうならケアを買って出る
etc.
なんともつらい生き方です。
そしてこの
●いい子としての生き方
●親に手をかけない生き方
●逆に親をケアする生き方
は更なる悪循環を招きます。
手のかからないいい子であるほど、
親はその子に情緒を与えなくなります。
だって親からしたら
「うちの子はいい子」
「手がかからない」
「むしろいろいろやってくれる」
に見えるから。
そうなると子どもの
「守ってもらいたい」
「大切にされたい」
「楽しく過ごしたい」
「気持ちを表現したい」
といった大切なニーズが満たされません。
子どもにとって
養育者からの肯定的な関心とは
赤ちゃんにとってのミルクと同じ。
それなしでは生きていけません。
情緒的ニーズ不足が招く悪循環
だからこそ子どもたちは少しでも
情緒的なニーズを満たそうと頑張るのですが、
それがかえって次のような悪循環を作り出します。
●情緒的ニーズが満たされない
↓
●子どもは情緒的な飢餓状態になる
↓
●それを切望して少しでも情緒的な
関心を親から引き出そうと頑張る
↓
●頑張る「いい子」になるほどもらえなくなる
↓
●飢餓状態はますます強まっていく
↓
↓
以下同じ状態をループ・・・
さて、ここからが本題です。
こういった影響を受けた方たちが
大人になり、仕事に就くとき、
どんな職業を選ぶと思いますか?
それが
・
・
・
・
・
ーーーーーーーー
対人援助職
ーーーーーーーー
なぜでしょうか。
援助職で得られるもの
それはこんな利点があるからかもしれません。
*ありがとうをもらいやすい
*人の役に立っていると感じやすい
*頼られる自分に価値を感じられる
*相手から脅かされる可能性が低い
*「つながっている」と感じやすい
子ども時代にすごくほしかったのに
望むほどには手に入ることのなかった
★情緒的なニーズ
を満たしやすい職業。
それが対人援助職です。
もちろんすべての対人援助職の方が
こうであるわけではありません。
ですが、この仕組みで
生き延びてきた結果として
対人援助職を選択した方は
決して少なくはないでしょう。
実際にこれまで多くの同業者に
ヒアリングしてきた結果、
機能不全家族育ちだった人の
確率は7割を超えていました。
つまり、対人援助職の方の中には
子ども時代のわが家で傷ついてきた
元・子ども
が少なからずいるということ。
しかし今や自分と同じ苦しみを
感じている人を救う側に立っている。
だからこそ、
まず自分で自分を助けられるようになり、
そのバトンを支援対象者にも渡していく。
するとそのバトンがまた次の誰かの
手に渡っていく。
そんな善循環を通じて
1件でも多くのわが家が
★子どもにとっての安全基地
になることを願っています。
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