AC専門支援から
子育て中の親支援に
舵を切ってまもなく3年。
感情調整の知恵と技で
卒業していった親御さんも
お陰さまで増えてまいりました。
一方で
それだけではサポート不足が
否めないケースもありました。
そこにあったテーマが
未解決の
『AC特有の課題』
ACと言えば、、、
・人の顔色をうかがう
・相手に合わせる
・ノーを言わない
・主語が自分ではなく他者
・過剰に人を喜ばせようとする
・嫌われることをひどく恐れる
（そのために無用な嘘をつく）
・自分を辛辣に批判する
・人の中にいるだけで過緊張
・「べき思考」が強い
・承認欲求が過剰
・批判と怒りにひどく怯える
・完璧主義
・権威的な人を恐れる
・「哀れな人」を愛する傾向
・強い被害者意識
etc.
こういったテーマが
残ったままで子育てすれば
ある意味行き詰まるのは
道理と言えましょう。
ACの課題の中でも
特に影響が強いものは、、、
／
“ふり“をして
人をコントロール！
＼
例えば
⚫︎「いい人」のふりをして
自分を嫌わせないよう操作
⚫︎「できる人」のふりをして
自分をディスらせないよう操作
⚫︎「強い人」のふりをして
自分を攻撃させないよう操作
⚫︎「従順な人」のふりをして
自分を見捨てさせないよう操作
ACのテーマというとよく
「人から振り回される」
という言葉が発されますが、
実態はその正反対で、、、
・暗に相手を操作しようとする
↓
・思い通りにいかない
↓
・さらに操作を強める
↓
・それでも思い通りにいかない
この時のセリフが
「振り回される！」
なんです。
子育てにおいても同様で、
「子どもに振り回されて
しんどい！」
はイコール
「子どもをコントロール
しようとしてるけど
うまくいかずつらい！」
という訴えを意味します。
このままだと
世代間連鎖が止まりません。
ここで私たち親にとって
必要な取り組みこそ
ある意味ACの中核課題の
↓
↓
↓
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
コントロールを手放す
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
まず最初に
「実は自分が他者を
操作しようとしていた」
に気づくこと。
そして
「それなしには自分を
落ち着かせられないこと」
にも気づく。
さらに
「それをやめようにも
自力ではどうにもできないこと」
にも気づく。
こういったことに
気づくことが第一関門です。
しかしここを突破するのが
とても難しいんですよね。
なぜなら
「そんなことしてない！」
「私は違う！」
という
・
・
・
＼否認！／
が発動するから。
ここを突破するだけで
人によっては4年、5年、
中には10年以上突破できない
なんてケースを聞くことも
決して稀ではありません。
この第一関門を突破できたら
５割解決！と言ってもいいほど
大変だけど大切なテーマです。
ところでそれを
突破できた状態とは、、、
「ずっと私は人を
変えようとしてたんだ」
という事実を受容すること。
それと同時に
「人は変えられない！」
を頭ではなく腹落ちさせること。
最後に
「自力だけでは
この課題を解決できない！」
を受け入れること。
これができたら
無事に第一関門突破！！！
です。
この先でようやく
ACの特質と呼ばれるものに
踏み込んで行けます。
（上で色々書いたやつ）
親子関係に限らず
「他者をコントロール」
は人間関係をこじらせたり
つらくするだけの課題。
まずはそれをやってきた
自分を受け入れること。
ここが
最初で最大の課題です。
自分もわが子も
今よりも楽に軽やかに
生きていきたいのなら、
勇気をもって
この最初の一歩に
取り組んでみてください。
だけど一人では困難！
なのでぜひとも
味方や仲間を見つけて
その輪の中で取り組んでみてください。
不完全な自分を
受容さえできれば、
生きづらさは驚くほど
和らいでいきますから。
