トラウマ返しは下準備8割、実践2割 | 子育て感情セラピー|カウンセリングオフィストリフォリ
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トラウマ返しは下準備8割、実践2割

トラウマ返しは下準備8割、実践2割

 

「親のせいで自分は

こんなに生きづらくなってしまった!」

 

 

「うちの親は毒親だったんだ!」

 

 

「親がちゃんと手本にならなかったから

私の子育てまでうまくいかない!」

 

 

「許せない!」

 

 

 

自分の生きづらさの原因の一つに

親の関わりが関係していたことを

知った方の多くがこう感じます。

 

 

 

ずっと蓋をして我慢してきた気持ち、

怒り、悲しみ、悔しさ、寂しさなどが

いっぺんに吹き出してくるような

感覚に襲われる方もいます。

 

 

 

その勢いに任せて

親に恨み言をぶつける。

 

 

 

これを

コンフロンテーション(対決)

と呼びます。

 

 

 

別名は

\トラウマ返し!/

 

 

 

この流れに身を任せて

親と対決するとどうなるでしょうか?

 

 

A)心から反省して親が自ら

生き方を変えていってくれる。

 

 

B)口では謝るけど

何も変わらず今までと同じ。

 

 

C)「私たちも大変だった」と言い訳、

「何を今更!」とカウンターパンチ。

 

 

 

圧倒的に多いのがC。

70%くらいはこれです。

 

 

 

次いでB。

これは25%くらい。

 

 

 

最後はA。

5%あるかないか。

 

 

 

これが現実です。

 

 

 

だけど対決をする方の多くは

心の奥ではAをガッツリ期待しています。

 

 

 

なのに結果は大抵はCの

言い訳 or カウンターパンチ。

 

 

 

残念ですけど頑張って取り組んでも

報われないことが大半なんです。

 

 

 

ちなみにその昔にトライした私の場合、

「こいつ、頭がおかしくなった」と

ブチギレカウンターを喰らってダウン_| ̄|○

 

 

 

涙どころか

逆さに振ってもへも出ね〜。。。

くらい超がっかりでした( ̄▽ ̄)

 

 

 

だけどクライエントさんの中には

この対決をしたことで

 

スッキリリセット!

 

になる方もいるんですよね!

 

 

 

実際に、、、

 

「親はずっと言い訳してたけど、

言いたいことを言えたので

スッキリなりました」

 

 

「なんであんなことしたの?

などと言って親を責めることは

しなかったので罪悪感がなかったです」

 

 

「目的は『伝えること!』だけを

押さえていたので変な争いにならずに

済んでよかったです」

 

 

 

これは対決を実践し、

「やってよかった!」

といった方たちの感想です。

 

 

 

この方たちに共通していた

下準備はこういったものでした。

 

 

1)自分がつらかったことのうち、

聞いてほしいことを事前に紙に

書き出しておいた。

 

 

2)自分はその時どうしてほしかったのか、

それをしてもらえずどんな気持ちだったのか

もセットで書き出しておいた。

 

 

3)伝えたいことはたくさん

あったけど3つくらいに絞り込んだ。

 

 

4)対決の目的は「伝えること!」。

「相手に変わってもらうじゃない!」

を何回も自分に言い聞かせた。

注記)「相手からの謝罪」

「心の入れ替え」などを期待すると

ほぼほぼ失敗に終わります。

 

 

6)伝える場所、タイミングを

予め決めておいてそれを相手に

事前に予告しておいた。

自分のタイミングでやると

言われた側はパニックになります。

 

 

7)これだけ下準備しても

うまくいかないことが大半だと

いうことを肝に銘じておいた。

 

 

 

他にもありますが、

対決がうまくいった方がやっていた

下準備に共通するものがこの辺りです。

 

 

 

まさに

 

準備8割!

 

ですね。

 

 

 

この下準備を経て、、、

 

ヒステリックにならないよう

深呼吸をしながら

 

 

言いたいことがあっち行き

こっち行きしないように

伝えたいことを書いていた紙に

目をやりながら

 

 

伝えるのは「一回に一つずつ」

を念頭におきながら

 

 

「私はこんな気持ちだった」

「こうして欲しかった」という

Iメッセージで伝えた。

 

 

・・・途中で話を遮られても・・・

 

 

「お願いだから最後まで聞いて」と

お願いしつつ

 

 

形はどうであれ聞いてくれたら

「聞いてくれてありがとう」

と謝意を述べた。

 

 

 

確かにこのあたりを押さえておけば

そんなに酷いことにはならずに済む

かもしれませんね。

 

 

 

もしこれだけやっても

聞く耳ゼロ状態だったら?

 

 

 

その時は自他双方の要因を

探索しておくと良いと思います。

 

 

 

<相手側要因>

*時期尚早ではなかったか?

*相手に心の余裕はあったか?

*伝えるタイミングは最適だったか?

*そもそも聞く耳持っている相手か?

etc.

 

 

 

<自分側要因>

*伝え方は適切だったか?

*目的が「責める」になってなかったか?

*変化まで求めなかったか?

*いっぺんに複数のことを言わなかったか?

etc.

 

 

 

このあたりのことを振り返りつつ、

次回に活かしていけるといいですね。

 

 

 

対決はしんどいので

個人的にはあまりお勧めしませんが、

それでも「やりたいんです!」なら

参考にしてみてください。

 

 

 

但し、カウンターを喰らって

「伝える前より苦しくなった」

にだけはならないようくれぐれも

ご用心くださいませ!

 

 

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