「親のせいで自分は
こんなに生きづらくなってしまった!」
「うちの親は毒親だったんだ!」
「親がちゃんと手本にならなかったから
私の子育てまでうまくいかない!」
「許せない!」
自分の生きづらさの原因の一つに
親の関わりが関係していたことを
知った方の多くがこう感じます。
ずっと蓋をして我慢してきた気持ち、
怒り、悲しみ、悔しさ、寂しさなどが
いっぺんに吹き出してくるような
感覚に襲われる方もいます。
その勢いに任せて
親に恨み言をぶつける。
これを
コンフロンテーション(対決)
と呼びます。
別名は
\トラウマ返し!/
この流れに身を任せて
親と対決するとどうなるでしょうか?
↓
↓
↓
A)心から反省して親が自ら
生き方を変えていってくれる。
B)口では謝るけど
何も変わらず今までと同じ。
C)「私たちも大変だった」と言い訳、
「何を今更!」とカウンターパンチ。
圧倒的に多いのがC。
70%くらいはこれです。
次いでB。
これは25%くらい。
最後はA。
5%あるかないか。
これが現実です。
だけど対決をする方の多くは
心の奥ではAをガッツリ期待しています。
なのに結果は大抵はCの
言い訳 or カウンターパンチ。
残念ですけど頑張って取り組んでも
報われないことが大半なんです。
ちなみにその昔にトライした私の場合、
「こいつ、頭がおかしくなった」と
ブチギレカウンターを喰らってダウン_| ̄|○
涙どころか
逆さに振ってもへも出ね〜。。。
くらい超がっかりでした( ̄▽ ̄)
だけどクライエントさんの中には
この対決をしたことで
/
スッキリリセット!
\
になる方もいるんですよね!
実際に、、、
「親はずっと言い訳してたけど、
言いたいことを言えたので
スッキリなりました」
「なんであんなことしたの?
などと言って親を責めることは
しなかったので罪悪感がなかったです」
「目的は『伝えること!』だけを
押さえていたので変な争いにならずに
済んでよかったです」
これは対決を実践し、
「やってよかった!」
といった方たちの感想です。
この方たちに共通していた
下準備はこういったものでした。
↓
↓
1)自分がつらかったことのうち、
聞いてほしいことを事前に紙に
書き出しておいた。
2)自分はその時どうしてほしかったのか、
それをしてもらえずどんな気持ちだったのか
もセットで書き出しておいた。
3)伝えたいことはたくさん
あったけど3つくらいに絞り込んだ。
4)対決の目的は「伝えること!」。
「相手に変わってもらうじゃない!」
を何回も自分に言い聞かせた。
↑
注記)「相手からの謝罪」
「心の入れ替え」などを期待すると
ほぼほぼ失敗に終わります。
6)伝える場所、タイミングを
予め決めておいてそれを相手に
事前に予告しておいた。
↑
自分のタイミングでやると
言われた側はパニックになります。
7)これだけ下準備しても
うまくいかないことが大半だと
いうことを肝に銘じておいた。
他にもありますが、
対決がうまくいった方がやっていた
下準備に共通するものがこの辺りです。
まさに
/
準備8割!
\
ですね。
この下準備を経て、、、
★ヒステリックにならないよう
深呼吸をしながら
★言いたいことがあっち行き
こっち行きしないように
伝えたいことを書いていた紙に
目をやりながら
★伝えるのは「一回に一つずつ」
を念頭におきながら
★「私はこんな気持ちだった」
「こうして欲しかった」という
Iメッセージで伝えた。
・・・途中で話を遮られても・・・
★「お願いだから最後まで聞いて」と
お願いしつつ
★形はどうであれ聞いてくれたら
「聞いてくれてありがとう」
と謝意を述べた。
確かにこのあたりを押さえておけば
そんなに酷いことにはならずに済む
かもしれませんね。
もしこれだけやっても
聞く耳ゼロ状態だったら?
その時は自他双方の要因を
探索しておくと良いと思います。
<相手側要因>
*時期尚早ではなかったか?
*相手に心の余裕はあったか?
*伝えるタイミングは最適だったか?
*そもそも聞く耳持っている相手か?
etc.
<自分側要因>
*伝え方は適切だったか?
*目的が「責める」になってなかったか?
*変化まで求めなかったか?
*いっぺんに複数のことを言わなかったか?
etc.
このあたりのことを振り返りつつ、
次回に活かしていけるといいですね。
対決はしんどいので
個人的にはあまりお勧めしませんが、
それでも「やりたいんです!」なら
参考にしてみてください。
但し、カウンターを喰らって
「伝える前より苦しくなった」
にだけはならないようくれぐれも
ご用心くださいませ!