「自分の機嫌を自分で取れない」という問題とその解決法 | カウンセリングオフィス トリフォリ
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「自分の機嫌を自分で取れない」という問題とその解決法

「自分の機嫌を自分で取れない」という問題とその解決法

「自分の機嫌を自分で取れない」という問題とその解決法

【記事を書いた人】
カウンセリングオフィス トリフォリ 高澤信也
福岡で子育てと生きづらさ克服をお手伝いしています。
公認心理師。

 

 

 

不機嫌という厄介な問題

さっきYahoo!ニュースにこんな記事が出ていました。

「自分の機嫌は自分で取れ!」 不機嫌になることで他人をコントロールしようとする人にもの申す漫画に共感集まる

 

 

大まかな内容は、、、

 

怒りを使って自分の言うことを人に聞かせようとしたり、

思い通りにならないと不機嫌になって八つ当たりしたり。

そんな人が職場にいたら悪影響しかないと。

 

 

 

それだけでなく、不機嫌な人がいるとその周りで

余計な不安を感じたり、悩んだり、萎縮したりして

パフォーマンスが落ちる人すらいると。

 

 

 

だからこそ

●不機嫌を使って人をコントロールするな!

●自分の機嫌くらい自分で取れ!

的な記事でした。

 

 

 

本当にその通りですよね。

ここに共感が集まることも納得です。

 

 

 

それに、そもそも私たちは自分で自分の機嫌を取る

(感情の面倒を見る)ことができますもの。

 

 

 

だけどどうやって?

それは

 

・・

 

・・

 

・・

 

をご紹介する前にここでもう少し

「自分の機嫌を取る」を考えていきましょう。

 

 

 

なぜ考える必要がある?

それは、「自分の機嫌を取れない」の機嫌(感情)は、

記事のような「不機嫌(怒り)」だけではないからです。

 

 

 

「あの人しょっちゅう不機嫌で嫌だよね!」

「すぐ八つ当たりしてくるから苦手!」

 

 

 

こんなふうに第三者的になっている人たちの中にも

「自分の機嫌を取れていない」人は多数いるものです。

 

 

 

記事の例は

●自分のイライラを自分で処理できず、

人にぶつけることで消化しようとしている人

自分の怒りの面倒を見れていませんね。

 

 

 

しかし、不機嫌こそぶつけていないけれど、

次のような人たちも実は自分で自分の機嫌を

取れていないことに気づけるでしょうか?

 

 

 

自分の機嫌を自分で取れていない状態

こういった状態も自分の機嫌を取れていない

(=自分の感情の面倒を見ることができていない)状態です。

 

 

●上述の記事のような不機嫌さんが嫌いで、

毎日でもその人の文句を誰かに話さないと気が済まない

嫌悪という感情の面倒を見れていない

 

 

 

●家族、友人、同僚といった「他者」のちょっとした

ネガティブな反応を見ただけで不安が強まってしまい、

その都度誰かに相談(確認)しないといられない

不安という感情の面倒を見れていない

 

 

 

●人から嫌われるのが怖くてたまらないからと、

いつもニコニコのイエスマンになっている

怖れという感情の面倒を見ることができていない

 

 

 

●パートナーから不当なことを言われても、

見捨てられたくないからと黙って服従する

(正当な)怒り悲しみという感情の面倒を見ることができていない

 

 

 

●上司が自分を他の同僚ほど評価してくれないからと、

「どうせ私なんていらない人間…」と愚痴ったり、

同僚に「あんたはえこひいきされていいよね」と当たったり

恥(劣等感)嫉妬いう感情の面倒を見ることができていない

 

 

 

怒り(不機嫌)という感情は

そのまま目に見えるからわかりやすいものです。

 

 

 

しかしここで挙げたような感情は

周りからは意外と分かりにくいものです。

(下手すると自分でも気づいていません)

 

 

 

Yahoo!ニュースの記事だけでなく、

ここで挙げたもののいずれも

*自分の機嫌を取る(感情の面倒を見る)こと

ができていません。

 

 

代わりに

*相手に機嫌を取ってもらう(感情処理をしてもらう)

というやり方に陥っています。

 

 

 

しかし他人が私たちの機嫌(感情)の面倒を

見る責任はありません。

 

 

 

にもかかわらず同じやり方を続けていれば、

人間関係がつらくなるのはある意味自然の摂理とも言えます。

 

 

 

でもそのままだとつらいですね。

 

 

 

自分の機嫌は自分で取ろう

ということでここでようやく

*自分の機嫌の取り方(感情の面倒の見方)

をご紹介します。

 

 

 

それは

 

・・

 

・・

 

・・

 

①ストレス時の自分の身体の反応や感情に気づく

②しばらくその反応を観察しつづける

・身体反応:呼吸は?筋緊張は?皮膚の温度は?内臓の違和感は?

・感情:今何を感じている?どこでどんなふうに感じている?

③その反応は言わば「怯えている子ども」と同じ。

 小さな子をなだめてあげるイメージで自分をなだめる

 

 

上記の③はたとえば、、、

*一人の場所で「いやだ!つらい!」と声に出してみる

*感情的反応が強く出ている部分にやさしく手を当てる

*「怖い」を感じている部分を毛布など柔らかいもので包む

*クッションやぬいぐるみを抱っこする

*自分で自分をハグする

*自分のなかに小さな子どもがいる様子をイメージして「よしよし」する

 

 

 

そしてそのときは

*しっかり地に足をつけ(足の裏で地面を感じ)

*心地よい自然なリズムでゆったり呼吸

をセットにしましょう。

 

 

 

このように自分で自分を落ち着かせることを

自己調整

と呼びます。

 

 

 

セルフケアとはこの自己調整が

できるようになることを意味しています。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

【参考情報】

ちなみにここでお伝えしたワザにはこんな名前がついています。

●セルフモニタリング

●感情トラッキング

●神経系エクササイズ

●感情処理法

●グラウンディング

●スージングリズムブリージング

●セルフタッチング

●パーツワーク

 

 

 

なぜ人は自分の感情をなだめられないのか?

Yahoo!ニュースの記事の例に限らず、

周りを見渡せば自分の感情の面倒を見ることが

できていない人は決して少なくありません。

 

 

 

その理由は明らかで、

フォーカスを当てている対象が

ストレスを感じている「自分」ではなく

その刺激のもとになった「他者」だから

 

 

 

私たちは他者を変えることはできません。

でも自分なら変えることができます。

 

 

 

つまり「自分の機嫌を取ることができる」自分とは、

苦しんでいる自分に目を向けることができる。

 

そしてその苦しみを和らげることに

エネルギーを注げる人のことです。

 

 

 

自分「以外」に目を向け続けている限り、

自分で自分を生きやすくすることはできません。

 

 

 

変えられない他者ではなく、

変えられる自分に目を向けること。

 

 

 

ここさえクリアできれば

セルフケアは意外とらくちんなのです。

 

 

 

最後に。

 

 

今回はお伝えしていませんが、

実は私たちは

他者とのつながり

によってもっとも心の平安を得ることができます。

 

 

 

それを自己調整ならぬ

協働調整

と呼びます。

 

 

 

そしてそれは

・一方的に愚痴を聞いてもらう

・自分の思う通りに変わってもらう

・乳児の如く100%の愛情を向けてもらう

などといったものとは一線を画すもの。

 

 

 

重要な他者と

*誠実で

*率直で

*対等で

*自己責任に基づく

親密な関係を指します。

 

 

 

この関係は言わば「安全基地」

こんな心強いつながりはありません。

 

 

 

そしてこの安全基地を手に入れるうえで

欠かせないものが、今回ご紹介した自己調整です。

 

 

 

自己調整できる自分になり、

それを土台に安全基地をみつけていく。

 

 

 

さらにその安全基地によって協働調整も得られる。

 

 

 

ここにたどり着いたときには

「生きづらい」なんて言葉はきっと

要らないものになっていますよ。

 

 

 

ここがその起点になるならうれしい限りです。

 

 

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