あなたは大丈夫?「ありのまま」を勘違いすると○○○○になる | 子育て感情セラピー|カウンセリングオフィストリフォリ
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あなたは大丈夫?「ありのまま」を勘違いすると○○○○になる

あなたは大丈夫?「ありのまま」を勘違いすると○○○○になる

 

「あなたはありのままでいい!」

「そのままで愛される価値がある!」

 

 

 

これ、カウンセラーさんのブログや

メルマガによく書いてありますね。

 

 

 

私の周りにいる同業者の方も

この言葉を実際にクライエントに

伝えていることをよく耳にします。

 

 

 

「あなたはあなたでいいんですよ♪」

「ありのままでいいんですよ♪」

「大丈夫!それできっと愛される!」

 

 

 

これって言う側も聴く側も

心地よくなれる魔法の言葉ですね。

 

 

 

その昔は私も本気で

それを欲してたんでしょう。

 

 

 

心の内側では

よくこんなことを思っていました。

 

 

「短気で、口が悪くて、

言いたいことはすぐ口にする。

 

周りはそれが欠点だと言う。

変われとも言う。

 

でもこれが俺なんだよ!

なんでわかってくれないんだ!

 

なんでそのままを

受け入れてくれないんだー!!!」

 

 

 

ところで、あなたはこの男の

「ありのまま」を愛せそうですか?

 

 

 

自分で言うのも悲しいですが、

私は絶対にイヤ!です(;^_^A

 

 

 

何度も聞くにつれ、

どうやらこの言葉には大きな誤解が

付きまとっているように思います。

 

 

 

「自分は無理したくない」

「我慢もしたくない」

「私らしくいたい」

「だって、これが私!」

だから・・・

「ありのままでいたい!」

「そのままの自分を受け入れてほしい!」

 

 

 

これは

「ありのまま」とは言わず

「わがまま」と言います。

(タイトルの○○○○がこれ↑)

 

 

 

なぜなら

相手の気持ちや価値観や思いを

度外視しているからです。

 

 

 

本来「ありのまま」が必須で、

なおかつその自分を「愛して!」

が絶対的に必要なのは乳幼児です。

 

 

 

大人になってまで

それを周りに求め続けると

イタイ人になっちゃうので

くれぐれもご注意くださいませ。

 

 

 

ありのままで

愛される価値がある!

 

 

 

スローガンとしては美しいですが、

なんとも実態が掴みにくい言葉です。

 

 

 

さてさて、

どちらかというと否定的なニュアンスで

ここまでお伝えしてきましたが、

 

「ありのままの自分でいたい!」

「その自分を受け入れてもらいたい!」

 

と望むこと自体は

実のところまったく問題ありません

 

 

 

むしろ人として

健康と言えるのではないでしょうか。

 

 

 

ではあるものの・・・・・。

 

 

 

ここで突然ですが、

納豆のお話をさせてください。

 

 

 

うちの息子ちゃんは納豆大好きで、

朝だけでなく夜も食べることが

よくあるんですよ。

 

 

 

ところでこの納豆。

 

 

 

もしお店で購入するときに

生のままで手にドンと乗せられて、

「そのままお持ち帰りください!」

と言われたらどうですか?

 

 

 

「これこそありのまま!

私はこっちのほうが愛せる!」

となりそうでしょうか。

 

 

 

もしお店で納豆がこんな形態でしか

売ってないなら、きっと息子は今後

納豆を買ってこなくなると思います。

 

 

 

では納豆メーカーさんは

何のために「ありのまま」ではなく、

中にわざわざビニールを敷き、

外はパッキングしているのか。

 

 

 

それはひとえに

納豆を愛してほしいから!

ですよね。

 

 

 

「ありのままの納豆」だと

買ってもらえないからと言って

売るのをやめたりはしません。

 

 

 

「ありのまま」を愛してほしいからこそ、

お客さんがそれを受け取りやすいように

工夫なさっているわけです。

 

 

 

人間もこれと同じだと思うのです。

 

 

 

理想の自分に「ならなきゃ!」と

無理する必要はありません。

 

 

 

人が期待するような自分に

「変わらなきゃ!」と頑張る

必要はなおのことありません。

 

 

 

だけど「ありのまま」でいたいからこそ、

それを相手が受け取りやすいように

工夫する責任は自分自身にあります。

 

 

 

「ありのまま」と「わがまま」を

勘違いして、

無条件の愛をくれないからと

相手を責めないでくださいね。

 

 

 

あくまでもこれは

自分自身の課題なのです。

 

 

 

前段で触れた

瞬間湯沸かし器状態だった

かつての私であれば、、、

 

●自分が何を言いたいのか

事前に自問自答しておく

 

●言い方自体を工夫する

 

●もしまずい言い方になってたら

素直に謝って言い直す

(少し時間は必要ですが)

 

 

 

こんな工夫があれば

受け取ってもらえる確率は上がります。

 

 

 

何よりも

「言いたくても飲み込む」

という”らしくない自分”に

変わる必要もありません。

 

 

 

つまり

「ありのまま」

ということです。

 

 

 

他者は変えられませんが、

人とのつながりのなかでも

自分が「ありのまま」でいたいなら、

私たちにはできることがあります。

 

 

①そもそも自分は何が大切なのか?

何は譲れないのか?何に価値を置くのか?

を自問自答して明確にしておく。

 

自分が大切にしたい「ありのまま」が

何かにまず自分が気づくための作業です。

 

自分でもわかっていないことを

他者が理解することはできません。

 

 

②相手がその「大切なこと」を受け取りやすく

するためにはどんな工夫をするといい

を考え、事前に備えておく。(←要練習です)

 

 

③自分にとって大切な相手には

その「大切なこと」を“事前に”伝えておく。

 

*但しそれを受け取ってくれるか否かは

相手次第。コントロールはできません。

 

 

 

たとえばあなたは

元から真顔タイプの人で、

そもそも笑顔が苦手だとします。

 

 

 

だからこそ

作り笑顔で過ごすことは

自分にはとても苦しいこと。

 

 

 

だけどそうしないと

周りから拒絶されそうで怖い。。。

 

 

 

もしそうなら、

そのことを“自分から”周りに

伝えておくという工夫ができますね。

 

 

 

それを伝えて、知ってもらって、

その上で真顔タイプの自分で過ごす。

 

 

 

中にはそれを受け取らない人も

いるかもしれません。

 

 

 

だけど真摯に伝えればかならず

受け取ってくれる人はいるものです。

 

 

 

これからも受け取らない人のために

「偽の自分」で生きていくのか。

 

 

 

それとも、

一人か二人しかいないかもしれないけど、

受け取ってくれるその人を足掛かりにして

無理な作り笑顔をやめて自然体で生きていくか。

 

 

 

どちらを選ぶも自由です。

 

 

 

但し選んだ結末には

自分で責任をもつ必要があります。

 

 

 

「ありのまま」という言葉。

 

 

 

一見きらびやかで美しいですが、

これで生きていくには実は勇気が必要です。

 

 

 

ありのままでいたいからこそ、

その自分を大切にしたいからこそ、

自らそれをオープンにしていく。

 

 

 

怖いけれどそれが

「ありのままで生きる人生」

につながっていきますよ。

 

 

 

決して「ありのまま」を「わがまま」と

勘違いしてイタイ人(汗)にならないよう

自分の活かし方を工夫してみてください。

 

 

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