●学校からもらったプリント出さない!
●大事な連絡事項を伝えない!
●日々の宿題しない!
●教科書持って帰ってこない!
●何度言っても片付けない!
*しかも何回怒られても繰り返す!!
大人目線からすると
意味不明のオンパレード。
それなのにまた
同じことを繰り返す謎の生物。
その名は
・
・
・
/
☆子ども
\
小学〜中学くらいの子を持つ
クライエントのお母さんがたから
この訴えを聞かないことはほぼ皆無!
わが家でもそれこそ
日課レベルで起こっております( ̄▽ ̄)
とはいえ同じことを
毎日毎日lくりかえされると
親も精神衛生上よくないですよね。
それでガツンと喝を入れて、
2度と同じことをさせまいと
親側はやりがちではないでしょうか。
でも強く怒られるほど
子どもには、、、
●「怒られた」という記憶
●交感神経の覚醒による思考停止
という反応が残り、
●防衛行動
が出るのみ。
残念ながら
行動改善ところか
正反対に向かっちゃいます。
だからといって
何の対処策もないとなると
我々親は困っちゃいますね。
ということで今日は
そのイライラ(時に激怒)を乗り越える
5つのステップをご紹介します。
問題は
「子どもがそれをしないこと」
ではなく、
親側の我々の・・・
怒りの強さ
にあります。
その点を念頭に置きながら、
子どもが不適切な行動をしたとき、
次のステップに沿って自問自答して
対策を検討しましょう!
[ステップ1]
子どもはその行動が
不適切だと知っているのかな?
↓
↓
知らないなら
「それは望ましくない行動よ!」
と教えてあげましょう。
低年齢の場合は特に
ここをしっかり伝えて
あげることが大切です。
・・・・・
いやいや、うちの子、
それはちゃんと知ってます!
そんなケースのほうが
圧倒的に多いでしょうね。
では次のステップへ移りましょう。
[ステップ2]
どうしたら適切な行動に
なるのかは知っているのかな?
↓
↓
行動の選択肢がとても少ないのが
子どもの一つの特徴ですよね。。
今の行動が良くないと
分かったからといって、
その代替策となる新たな
「別の有効な行動」
を知らないことも多いもの。
知らないことは
罪ではありません。
そんな時は新たな選択肢となる
適切な行動を教えてあげましょう。
・・・・・
いやいや!
それも分かってるんですって!
ってことも結構多いでしょうね。
そんな時はまた
ステップを一つ進めましょうか。
[ステップ3]
適切な行動をやったところで
「望む結果」が得られないと
もしかして思ってるんじゃないかな?
↓
↓
☆ここは大切なので
ちょっと詳しくお届けします。
子どもなりに頑張ってるけど
親から「当たり前」と見なされて
褒めてもらえない。
できてるところではなく
できていないところに
ばかり注目(指摘)される。
子どもが一番欲しいものは
>>親からの関心<<
です。
中でも最も欲しいものは
肯定的な関心
望んでもそれが得られないなら、
たとえ否定的でも親の関心を
引き出そうとするものです。
したがって、
叱れば叱るほど
そのパターンを強化する
悪循環にハマります。
親からの肯定的な関心が
得られない
↓
否定的であっても
子どもは親の関心を求める
↓
不適切な行動を選択する
↓
親がそれを叱る
↓
否定的だが関心を得られる
↓
↓
不適切な行動が
親からの関心を得るための
有効な方法として定着していく
この仕組みをたとえれば、、、
・
・
・
砂漠で喉が渇いて
死にそうな人がいる。
本当は綺麗な真水を
飲みたいけどどこにもない。
そこに泥水があれば、
本望ではないけれども
生き延びるために泥水を飲む。
そんな状態です。
この悪循環から抜け出すには、
言い換えれば
子どもに泥水を飲ませなくて
済むにはどうすればいいでしょう?
もう答えは出ていますね。
そうです!
親がわが子を、、、
・
・
・
☆しっかりと観察して
↓
☆「否定的な部分」ではなく
「肯定的な部分」に目を向け
↓
☆それを子どもに伝える
これでわが子に肯定的な関心を
寄せることができるというものです。
親の自分の在り方を
こっちに切り替えられるなら
事態は大きく改善する可能性・大です♪
ですが、いやいや、
どうしても強い怒りが湧いてしまう!
なんて方もいらっしゃることでしょう。
そんな時は
次の戦略に移りましょう。
・・・・・
[ステップ4]
子どもに求めているレベルは
適切かな?過剰になってないかな?
↓
↓
強い怒りは
「べき(should)」という
過剰な期待値が作り出します。
そしてこの「べき」は
自分自身の課題です。
どうしても子どものありように
過剰な怒りが湧いてしまう。
その場合は
落ち着いた後で構わないので、
自分はわが子に
「何を」
「どの程度」
求めていたんだろう?
と自問自答してみてください。
うちの子の
●年齢
●特性
●発達度合い
などなど
から客観的に判断したとき、
求めが過剰になっていないかな?
と自問自答してみるわけです。
自分だけで判断できないときは
客観的に物事を判断できる
友人や知人に聞いてみてもいいですね。
そこで過剰さに気づいたら、
「理想のわが子」
ではなく、
「目の前のわが子」
に合った
期待値に修正してみてください。
・・・・・
いやいや、私の怒りレベルは
こんなものではないと。
自制が効かないくらい過剰で、
怒鳴る、叩くまで行ってしまうと。
そんな時は最終ステップです。
[ステップ5]
私の未処理の感情は
なんだろう?
↓
↓
これは自力調整が困難な課題です。
子ども時代の我が家で傷つき、
その痛みの処理が終わっていないと、
自制が効かないレベルの過剰な怒り
(正確には恐れ)が湧いてきたりします。
ここまでのレベルに至っているなら
ぜひ支援者の手を借りてください。
そこで未処理の感情、
別名「地雷」のリセットに
取り組めば、その激しい感情は
徐々に沈静化していきますよ。
・・・・・・・・・・・・・・
さてさて、
「子どもにイライラする!」
と一言で言ってもその程度には
天と地ほどの差があります。
今回ご紹介した5つのステップの
どの段階に一番近かったでしょうか?
よくわからない時は
ステップ1から始めてみるのが
一番安全ではないかと思います。
いずれにせよ、
わが子の愛着を育む上で、
★安全感
★つながり
を育むことが
親の必須の仕事になります。
そのためにはまず
\自分が落ちつく!/
が最優先事項。
今回の5ステップを
ぜひ活用してみてください。