親子間戦争ストップ大作戦!自他を追い詰める「べき思考」の緩め方 | 子育て感情セラピー|カウンセリングオフィストリフォリ
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親子間戦争ストップ大作戦!自他を追い詰める「べき思考」の緩め方

親子間戦争ストップ大作戦!自他を追い詰める「べき思考」の緩め方

[この記事はアメブロと同時掲載です]


 

突然ですが

「べき思考」

をご存じですか?

 

 

 

たとえば

「人に迷惑をかけてはいけない」

「ルールは守るべきもの」

「働かざる者食うべからず」

etc.

 

 

 

「~すべきだ!」

「~ねばならない!」

「~であってはならない!」

「~してはいけない!」

「~が当たり前だ!」

 

といったとっても固い

“要求”

のことです。

 

 

 

ここに

 

「絶対に」

「みんな」(例外なく)

「ふつう」

 

なんて言葉までくっつくと

その固さはもう鉄鉱石レベル( ̄▽ ̄;)

 

 

 

ちょっとやそっとじゃ

崩れるどころか削れもしません。

 

 

 

さて、この「べき思考」ですが、

たいていの人が持ち合わせています。

 

 

 

●価値観

●譲れないもの

●何より大切なこと

 

なんてものも言ってみれば

べき思考の仲間です。

 

 

 

じゃあなにが違うの?

って話なんですが、

その違いは・・・

 

*支障があるかどうか!

 

あたりだと思います。

 

 

 

ところで、親が子に持ちがちな

「べき」ってなんでしょうか。

 

 

 

次のようなものに

イライラかあさんや

ガミガミとうさんは

思い当たるところあるかもですね。

 

 

●「親の言うことを聞け」

●「人に絶対に迷惑をかけるな」

●「ちゃんとしろ(失敗するな)」

●「親に感謝しろ」

●「調子に乗るな(上に立つな)」

etc.

 

 

 

 

明確に意識はしていなくても、

こういった「べき」に縛られている

親御さんは決して少なくありません。

 

 

 

こういった「べき」を

自分だけに求めているなら

人間関係にはさほど支障ありません。

 

 

 

ただ、

いつも何かに追い立てられ、

駆り立てられ、

心身ともに疲弊し、

ときには燃え尽きる。。。

 

といった自分への支障は

結構ありますけれど。。。

 

 

 

だけどこれを

「他者に要求」

となると様相は一変します。

 

 

 

「べき」が強ければ強いほど

相手に強く要求するものの、、、

 

・・

 

・・

 

・・

 

人は思い通りにならない!

 

 

ので、

怒りがどんどん強まります。

 

 

 

そもそも怒りとは

 

『相手への期待(要求)』と

『現実』のギャップ

 

によって湧いてくるもの。

 

 

 

「べき」になっている時点で

【期待値】が高いのですから、

満たされない現実は何度も何度も

襲ってきます。

 

 

 

とっても苦しいですよね。

 

 

 

それでも「べき」は

 

*自分にとってはゆるぎない正義!

 

なので変えようとするどころか

人はかえってそれを強化する方向に

進んでいきがちです。

 

 

 

ヱヴァンゲリオンでいうところの

「暴走モード!」

ってやつです(^^;)

 

 

 

<これ、暴走モードの仕組みです~>

 

●自分

・「べき」を正義と信じる

・だから自分は極力守る

・それでうまくいっている気がする

(あるいはずっとそう思い込んできた)

・これぞThe正義!という思いが強化

●相手

・その人とは違う正義がある

・だから要求されても変わらない

●自分

・「正しくない!」「間違っている!」

・自信をもって人に要求する(正そうとする)

●相手

・やっぱり相手には相手の「正義」がある

・だから思い通りにはなってくれない

●自分

・相手は完全に「間違っている」ように見える

・なのでますます相手に要求を強めていく

 

 

 

 

この仕組み、

最近どこかで見聞きしたことないですか?

 

 

 

 

マスク警察による暴行。

反ワクチン派の過激な行動。

 

 

 

 

これ以上にもっと

見覚え、聞き覚えないですか?

 

 

 

 

はい。そうです。

 

ロシアとウクライナ間に限らず、

「戦争」がこの仕組みです。

 

 

 

 

双方に

*自分が信じる正義!

がある。

 

 

 

 

それを

「べき」として強化する。

 

 

 

 

だから

胸を張って、

自信をもって、

相手に要求する。

 

 

 

 

しかし相手には

相手の正義がある。

 

 

 

 

正しさ同士が衝突し、

戦争という最悪の事態へ。

 

 

 

 

戦争のシーンをテレビで見ていると

ロシアに物申したくなりませんか?

 

 

 

 

「なんでこんな当たり前のことも

わからないんだ!」

 

「戦争したって傷つく人が

生まれるだけじゃないか!」

 

「早くやめてくれよ!!」

 

 

 

 

だけどちょっと振り返ってください。

 

 

 

 

わが子との間で

これと同じことやっていませんか?

 

 

 

 

親が思う正しさを子に要求する。

 

 

 

 

それで子どもがたいした

ダメージを受けてなければ

問題ないのかもしれません。

 

 

 

 

だけど親に庇護される立場の

子どもたちはそうたやすく

「ノー!」が言えません。

 

 

 

 

年齢が幼い子であれば

なおのこと言えません。

 

 

 

 

小さい時からずっと

親の「べき」を突き付けられ、

苦しいけど「ノー」が言えず、

我慢して「いい子」として生きる。

 

 

 

 

そしてこの子は

自分の中に親から刷り込まれた

「べき」を内包する。

 

 

 

 

その「べき」は無意識の

マニュアルとなって

否が応でも縛られる。

 

 

 

 

そのマニュアルにそぐわない

他者に腹を立て、

 

マニュアル通りにできない

自分を批判する。

 

 

 

 

この生き方は

生きていくうえでとっても大切な

 

★人の中で感じる安全感

★人と繋がっているという絆の感覚

 

の双方を損傷します。

 

 

 

親の私たちの

神経疲労を減らすためにも、

 

子どもたち世代に

生きづらさを課さないためにも、

 

「べき」は緩めた方が得策です。

 

 

 

とはいえ、

別になくす必要はないですよ。

 

 

 

支障がないレベルに

緩めることできればOKです!

 

 

 

ではどうやって緩めるか?

 

今回は認知行動療法的な

ワザを使ってみましょう。

 

 

 

==============

「べき」思考の対処

==============

 

1)自分の「べき」をリストアップしましょう

*わからない方へ

人に対して「なぜかひどく怒ってしまう」

場面を思い出して、そのとき相手に言いたい

「あーせい!こーせい!」が「べき」です。

 

 

 

2)その「べき」が正しいと言える

根拠を挙げてください

*但し挙げるのは「事実」だけ。

ここに「考え」は入れちゃダメですよ。

 

 

 

3)今度はその「べき」が正しいとは

言えない反証を挙げてください

*ここも「事実」だけ

 

 

 

4)自分がその「べき」を信じる

メリットを挙げてください

 

 

 

5)今度は反対にそれを信じる

デメリットを挙げてください

 

 

 

6)上記を全部書き出してた上で

「もちっと柔らかい考え方できんかな?」

と検討してみてください

 

 

 

これだけだと

わかりにくいかもですね。

 

 

 

事例を挙げるとこんな感じです。

 

 

 

1)「べき」

「子どもは親の言うこと聞くべきだ!」

 

 

2)この「べき」を正しいと思う根拠

・自分もそうしてきた

・親もそう言っていた

・ママ友の花子さんもそう言ってた

<注記>

ここで

「その方がうまくいくから」

なんてのは入れちゃダメですよ。

これ、事実ではなく「思考」ですから。

 

 

3)この「べき」が正しいとは言えない反証

・憲法にも刑法にそんな法律はない

・言うこと聞かない子どもなんて

数えきれないほどいる

・実は自分も子どもの頃

「聞いているふり」してた

 

 

4)この「べき」を信じるメリット

・子どもをコントロールしやすい

(自分が優位に立てる)

・言うこと聞かせられる

→自分が落ち着ける

・自分を変えなくて済む

 

 

5)この「べき」を信じるデメリット

・その子らしさ(個性)が損なわれる

・親子関係が悪くなる

・他人軸(=依存的)の生き方を強める

・その子も先々「べき」で苦しむ

 

 

6)再検討!

ここまでを踏まえて

「べき」を再考してみましょう。

 

たとえば

これは私自身がやってみた

ときの回答です。

 

 

「なるべく親の言うことを

聞いて欲しいけど、さすがに

100%は求めすぎだよね。

 

子どもにだって

感情や意志や意見や価値観が

あるんだから、それを無視して

「言うこと聞け!」はちょっと

横暴かもしれない。

 

だけど

人の中で生きていく上で

大切なことだけは伝えていきたい!

 

そうか!わかった!

押し付けるから伝わらないんだ!

 

強制するんじゃなくて、

話し合って合議制みたいに

するといいかもしれない。

 

今度はそんなやり方やってみよう!

 

でもやっぱりまた

感情的になるかもしれない。。。

 

そうなったらそうなったで

子どもに謝ってやり直そう!

 

その姿も子どもの

お手本にきっとなるよね♪」

 

 

自問自答です。

 

 

 

自問自答って

とても大事なんですが、

質問がポンコツ(汗)だと

いい答えって出ませんよね。

 

 

 

グーグル先生から

適切な答えをもらうには

「適切な問い」

が必須ですもの。

 

 

 

自問自答もそれと同じです。

 

 

 

自分自身への「良い問い」が

自分にも子どもにも助けになる

「適切な解」を出してくれます。

 

 

 

上記の6ステップ、

よかったら活用してみてくださいませ〜♪

 

 

 

そして自分の人生も

親子関係もバッチリ

楽しんでくださいまし〜(*≧∀≦*)

 

 

 

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