カウンセリングオフィス トリフォリの高澤です。
アダルトチャイルド未回復のママさん・パパさんの回復と子育てを支援しています。
今日はオンラインでトラウマをセルフヘルプで癒すレッスンを受けました。
3つほど子ども時代の傷を掘り起こして、最初はトレーナーさんと一緒にワークを行い、残り二つはサポートを受けながらセルフでやってみました。
癒しの旅は病気の治療とは異なり、ある時点をもって「完了」といった類のものではなく、人生を通して玉ねぎの皮むきのように一枚一枚はがしていくプロセスです。薬を飲んで終了!というわけにはいきませんが、取り組みをつづけていくことで徐々に、そして着実に楽になっていくものです。
私の場合
今日扱った個人的なテーマをご紹介すると
①攻撃される恐怖
②貶めによる屈辱感
③ある人への猛烈な嫌悪感
の3つでした。
ちなみに
①は乳児期のトラウマで、②と③は幼児期のトラウマでした。
攻撃される恐怖に至ってはなんとびっくり記憶のかけらもない乳児期の影響につき、ひとりで探索するのはむずかしい種類のものでしたが、トレーナーさんのガイドとサポートのお陰で乳児期の傷にたどり着くことができました。
あとはこれを癒すプロセスを繰り返していくのみです。頑張れわし!って感じです。
トラウマのルーツ
トラウマという言葉から連想されるイメージは何でしょうか。
わが家で受けた暴力、ネグレクト、支配、濫用、人格否定。
確かに子どもは負の影響を受けます。
でもそれだけではありません。
幼少期の親のありようが、、、
過干渉、過保護、脆弱、自分のケアすらできない、不安が強い、自己憐憫。。。
こういった環境でも子どもは自分の感情やニーズを後回しにし、その環境に適応するために無理なルールを自分に強います。
求めてはいけない
感じてはいけない
表現してはいけない
居てはいけない
。。。
このルールは意識の底深くに沈められ、自分でも気づくことができません。
でも気づかないだけで、間違いなく「それ」は自分の中に存在し、生き方に強い影響を及ぼします。
そしてあるとき私たちはこう感じます。
「なぜか理由はわからないけど、なんとなく生きづらい」
過去の鎖を解く
今日は私がワークで取り組んだことはこんな流れでした。
①日常生活で「場にあわない」感情的な反応を特定する
②その瞬間の自分の内側(身体反応・感情・思考)を観察する
③その内側の反応を固着させている信念を探索する
④その内側の反応を感じた原初体験を探索する
⑤その当時の自分の内側を観察する
⑥その当時に自分が作りだした信念を探索する
⑦信念を解く
⑧子どもの自分の当時の本物の感情とニーズに気づく
⑨自分がもっている本質的な力に気づく
⑩慈悲的な信念に書き換える
ふだん支援する側の自分ですが、自分自身のことは自力だけではわからないことがたくさんですね。
第三者の力をお借りすることで今日はなんと3枚も玉ねぎの皮をむくことができました。ありがたやありがたや!
かつての私はすべてのことを「自力でやらねばならない」と頑なに信じていました。
お陰でできることは増えましたが、いつも何かに追い立てられているような切迫感を感じてもいました。
目を逸らしていましたが、単純に「すごくきつい…」状態だったわけです。
なぜそこまで無理していたのか?
それもまさかのトラウマの影響でした。
しかも「え?それで?」という体験からの影響で自分でもびっくりです。
引き続きセルフヘルプ第一でまいりますが、自力でできることには限りがあります。
自分にできることには最善を尽くし、できないことは他者の力を借りる。
これは実は自立の要件です。
もしあなたもセルフヘルプで行き詰ることがあれば、身近な第三者の手を借りることをおススメします。
援助者でもいいですし、友だち、仲間、パートナーでも全然OKです。
私も引き続き人様のお力をお借りして生きていきます。
互いに自力と他力で楽になっていけたらいいですね^^
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