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アダルトチルドレン(AC)専門の心理カウンセラー高澤信也 公式サイト

毒親・機能不全家族育ちのアダルトチルドレンが一番最初にもつべきもの|AC回復tips

毒親・機能不全家族育ちのアダルトチルドレンが一番最初にもつべきもの|AC回復tips

 

毒親卒業トレーニング管理人 兼 アダルトチルドレン支援カウンセラーの高澤です。

 

ここ最近挙げた記事には「どうやって自分(の神経)を落ち着かせるか」について、言わば「何をすればいいか?」の部分に触れることが多かった気がします。

 

ですがそういった方法論のその前に、ぜひとも手に入れておきたい、もとい、絶対に外すことのできないたったひとつのリソースがあります。

 

それは「安全基地」です。

 

わが家は安全基地?

話は変わりますが、これまでの相談者の中には子ども時代のわが家で傷ついてきたにもかかわらず、大人になってもその家で暮らしている方が時折いらっしゃいます。

 

脅威はないのだろうか、安心安全が脅かされてはいないだろうか…という懸念から理由を尋ねてみると、、、

・前みたいにひどいことはしてこないから

・経済的に助かるから

・年とった親を少しは面倒みないといけないから

といった答えが返ってくることが多いですね。

 

言葉を額面通りに受け取れば、同居も問題なさそうな気もします。

過去とは違って今のわが家は安全基地ということなのでしょうか。

 

 

「自分を観察する」という宿題

もし本当にわが家が安全基地になっているのなら、カウンセリングで親への不満、不安、怒り、嫌悪といった言葉は出ないはず。

 

しかし実際は親の話が大半だったりすることが少なくありません。

 

ということでそういった方には念のためこんな宿題を出すことがあります。

 

「親御さんが近づいてきたとき、話しかけてきたとき、穏やかでない表情をしているときなど、そんな場面で自分の身体がどんなふうに反応しているか観察してきてください」

 

母親と二人暮らしをしていたミヒロさん(仮名)はこう返答なさいました。

 

「昔みたいに怖いわけじゃないからずっと平気だと思っていたんです。」

「でも昨日宿題をやってみたら、ちょっと近づいてきただけで肩に力が入ったし、息もちょっと止めてました。」

「それどころか廊下を歩いている足音を聞いただけで、背中がゾッとしていることにも気づきました。」

「自分がこんなにしんどくなっているなんて全然気づきませんでした…」

 

ミヒロさんの頭は「問題なし」と認識していたようですが、身体はずっと「苦しい!」と訴えていたみたいです。

 

ところでわが家での自分の身体が想像以上に緊張していたことに気づいたミヒロさん、先日家を出て一人暮らしを始められました。

(ちなみに今はこっちが驚くほど超のびのびさんになっています^^)

 

 

自分にフォーカスを当てることの難しさ

私たち人間は人が「安全か危険か」を相手の顔の表情から判断していると言われています。

 

幼少期のわが家で安心安全が脅かされたAC当事者であれば、生き延びるために親の表情、態度、姿勢、声色などにフォーカスを当てることが多かったことでしょう。

 

つまり相手にフォーカスを向けることは「身の安全」「心の安心」をかけたサバイバル戦術ですから、フォーカスを自分に向けなおすことはそう簡単ではありません。

 

そうやってサバイバルしてきた方に対して「自分にフォーカスを向けてください」という提案は、たとえると日本語しか知らない人に「タガログ語で話してください」と言っているくらい謎すぎて難しいことなのかもしれません。

 

 

身体の声が聴けないと…

だからといってそのままでは自分にフォーカスを当てることができません。

それはつまり自分の「身体の訴え」に目を向けないことを意味します。

 

身体に目を向けることができないと、、、

・自分の感情に気づけない

・「今、ここ」でどう対応すべきかわからない

・自分の本音やニーズに気づけない

(したがって自分の進むべき方向性もわからない)

etc.

 

こういった副作用を引き起こす可能性を高めます。

そのままでは生きづらさが和らがないのはある意味自然とも言えます。

 

ではどうしたら自分の身体の声に耳を傾けることができるのでしょうか。

 

 

一番最初で一番大事なもの

そのときに必要なリソースが

安全基地

です。

 

どんなときも傷つけられない居場所です。

 

とはいえ最初はそんな場でも身体が反応することが多いと思います。

 

身体が固まったり、呼吸が浅くなったり止まったり、心臓がバクバクなったり、吐き気がしたり、冷や汗をかいたり、胃のあたりがズンと重くなったり、不安や恥を感じたり、、、。

 

最初はそうであってもその居場所が安全であるという体験を重ねていくうちに、身体が少しずつ「安全だ!」と感じてくれることでしょう。

 

安全基地の力を借りながら、徐々に自分にフォーカスを当てていく。

 

身体の反応は?感情は?思考は?

自分に気づくことができると自分が扱いやすくなっていくものです。

 

どんな場所が安全基地になるでしょう。

 

自助グループ、セラピスト、カウンセラー、主治医、ヒーラーなどといった支援者(機関)が入り口としては活用しやすいと思います。

 

支援者(機関)以外でも構えずに落ち着ける居場所(存在)があれば、ぜひそれも活用してみてください。

 

そこで安心安全のエネルギーを備蓄しながら、少しずつ「自分にフォーカス!」に取り組んでみられると良いのではないかと思っております。

健闘を祈ります!

 

 

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