なぜ子育てに悩むのは母親ばかりなのか? | 子育て感情セラピー|カウンセリングオフィストリフォリ
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なぜ子育てに悩むのは母親ばかりなのか?

なぜ子育てに悩むのは母親ばかりなのか?

 

こんにちは。

子育て感情トレーナーの高澤です。

 

 

「自分に価値があるとは思えない」

「人を信用できない」

「人の中で自然体でいられない」

 

 

「生きづらさ」を訴える方に

共通する悩み(課題)です。

 

 

長らくそんな悩み解決を手伝ってきて、

近年はその対象を子育て中の親に

限定しています。

 

 

その路線変更をしてから

ずっとある違和感を覚えています。

 

 

「自分の悩み苦しみ」の相談には

男女比があまりありませんでした。

 

 

しかし、そこに

*子育て中の親御さん

というお題目をくっつけた途端、

相談はほぼ女性(母親)だけに。

 

 

さらにもっと疑問に思うことがあります。

 

 

その母たちの大半がパートナーに

強烈な不満を抱えています。

 

 

だから相手に

「自分の大変さを分かってくれない」

ことに対する怒りをぶつけることは

よくあるようです。

 

 

「うちの夫は子育て何もしてくれない!」

「私がどれだけ大変か全然わかってない!」

「あんなやつ、×××いいのに!」(汗)

みたいな感じで。

 

 

だけど

「あなたも親なんだから

ちゃんと子育て一緒にやって下さい!」

胸を張って主張することは意外と

していないことがほとんどです。

 

 

「だったらそれ伝えたらどうですか?」

って敢えて言ってみたりするんですが、

そうするとこんな言葉が返ってきます。

 

 

「言いません!

どうせ伝わらないから。

ケンカになるだけだから」

 

 

そしてこうつづきます。

 

 

「でも怒ってもしょうがないんです。

だって、私、母親だから・・・」

 

 

これってつまり

「子育ては母親がしないといけないこと」

という意味のようです。

 

 

でもこれ

変だと思うんですよ。

 

 

子どもの養育は

本来両親でやるべきこと。

 

 

子どものありのままを愛し、

理解と共感を与え、

こころとからだを育む。

 

 

そこには母性的かかわりが

もちろん欠かせません。

 

 

しかしそれだけでなく、

家族を脅威から守り、

子の「自律」と「協力」を育み、

家庭全体を安全基地にする。

 

 

「安全基地にする」とは、

母性が機能しやすいように

全力で環境を整えること。

 

 

こういった父性的かかわりも

欠かすことができません。

 

 

もうひとつ付け足しておくと、

母子密着を切断するのも

父性の役割です。

 

 

そのためには

父と子の絆が結ばれていることも

必須です。

 

 

但しここで言う役割は

「父性」は父親が担い、

「母性」は母親が担う、

ということを意味しません。

 

 

双方のかかわりを両親で

分担してもいいんです。

 

それが子育てです。

 

 

にもかかわらず、

「子育て中の親御さん」として

相談に来るのはおかあさんばっかり。

 

 

子どもの命とからだとこころを

育む大切なかかわりが子育て。

 

であれば、

相談には父親だけきてもいいし、

両親そろってきてもいいはずなのに

そんな相談は超レアケースです。

 

 

そこにはきっと

こんな前提があるはずです。

 

 

 

 

●子育ては母親の役割

 

 

悲しいかな令和の現在でも

まだこの旧態依然の価値感は

消えていないようです。

 

 

そういえばちょっと前に

「育メン」

なんて言葉がはやりましたね。

 

 

あの言葉、

実は大嫌いでした。

 

 

だって、

「子育てを手伝うパパはえらい!」

ってことでしょ?

 

 

いやいや、

それ当たり前のことですから!

偉くもなんともないですから!

って思ってました。

 

 

もうちょっと言わせてもらえば、

「手伝う」ってなんだよ!

とも思ってました。

 

 

その言葉がある時点で

自分の役割にはなっていないわけです。

 

 

たとえば

50kgのテーブルを二人で

運ばないといけないとします。

 

 

重くはあっても

二人で協力すれば持てますね。

 

 

だけどもし一人が

「自分はただの手伝いだから」

「もともと自分の仕事じゃないから」

と手を抜いたらどうなるでしょう。

 

 

もうひとりが自分の力だけで

重いテーブルを持たないといけません。

 

さすがに大変です。

 

 

母性偏重の子育てって

こんな歪なことが起こっている状態。

 

 

「子育ては母親の役割」

 

 

この前提は家庭にそんな

アンバランスを生んでいます。

 

 

それを何とかしたいと

ずっと思っています。

 

 

但しこの前提を持っているのは

男性だけではありません。

 

 

むしろ女性のほうこそ

縛られているようにも感じています。

 

 

子育てがつらくても、

しんどくても、

もうイヤだって感じても、

逃げ出したくても、

 

それでも「私」が子育てしなきゃ!

だって・・・

「私が母親だから」

 

 

子育てする母親にこんな前提を

投げかけてくるのも意外に

女性であることが多いようです。

 

 

「子育て大変だよね」

「でもしょうがないのよ」

 

「だって、あなたは、、、

母親なんだから」

 

 

ちーん・・・です_| ̄|○

 

 

こんな苦しか生まない前提を

とにかくぶっ壊したい!

 

 

だって

「子育ては母親の役割」

が大前提のままだと・・・

●母親に子育ての負担がかかりすぎても

誰も疑問に思わない

●母親は余裕が持てなくなる

●子どもに余裕をもってかかわれない

●子どもの心に

・安心安全

・他者信頼

・自尊感情

が育ちにくくなる

●その子は先々人の中で

生きづらくなる可能性が高くなる

 

 

無垢な赤ん坊を見るたびに

子どもは幸せになるために生まれてきた!

と心底思います。

 

 

だから子どもたちが無用な苦しみを

抱えることが何よりイヤなのです。

 

 

だからこそ

「子育ては母親の役割」

という前提をぶっ壊したいんです。

 

 

だけど世にはびこっている価値観を

変えることがどれだけ困難かも

知っているつもりです。

 

 

だからこそまずは

「子育ては母親の役割」

という言葉に縛られている

母たちには前提を変えてほしいんです。

 

 

これはただの

・社会的な思い込みに過ぎず

・信じるほどに苦しくなる

『呪い』の言葉なんだと。

 

 

だから

信じるも信じないも

自分で決めていいんだと。

 

 

「これってほんとは

私だけの役割じゃないんだよねー」

 

「でもまあ、あの人はそう思ってるから

今は自分でやってるけどねー」

 

「そんな私って結構やるよねー」

 

と自分をほめたたえるくらいで

ちょうどよいと思ってます。

 

 

わが子に同じようにかかわるにしても、

「これは私だけがすべき役割!」

と過度に責任を負いながらの子育てよりも

心身の負担がぐっと和らぐはずです。

 

 

さらに前提が入れ替わると、

もしあなたのパートナーが

子育ての役割を担っていないなら

こんなことをしたくてたまらなくなります。

 

 

それは、、、

☆不当な扱いに「ノー!」を告げる

 

 

そして

☆健全な「リクエスト」をする

 

 

大変さをわかってくれないことに

怒りをぶつけるのではなく、、、

 

●自分の責務を果たしていないという

不当さに「ノー!」を告げ

 

●自分の役割を全うしてほしい!という

「リクエスト」をする

 

ということです。

 

 

そのために必要なものが

“健全な”怒り

です。

 

 

この健全な怒りを使えるようになるには、

「子育ては母親だけの役割じゃない!」

を腑に落とすことが欠かせません。

 

 

それが健全な怒りを生み、

自分と子どもの未来を守るための

*ノー

*リクエスト

を実現してくれます。

 

 

これは一朝一夕には到達できない

大変なことだとは思います。

 

 

だからこそまずは

★子育ては両親でする仕事!

を自分が信じる工夫をしてみてください。

 

 

決して

「子」育てを

「孤」育てには

しないでくださいね。

 

 

さいごに。

 

これを読んでくださっている

パパさんの中には自分が幼少期に

苦しかったからこそ

 

*子育てより良くしたい!

 

と心から思って頑張っている方が

きっといると思います。

 

 

いつの日かそんな志ある父親たちの

集まりをつくりたいと思っています。

 

 

具体的な案はまだないですが、

★健康的な父親業

をその志あるおとうさんたちと

一緒に広めていきたいと思っています。

 

 

そしてそれが

★子育ては両親の手で!!!

が当たり前の社会になることへの

布石となることを願ってやみません。

 

 

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