こんばんは。
子育て感情トレーナーの高澤信也です。
突然ですが、
この中に当てはまるものがありますか?
・抑うつ
・イラつき
・集中力の低下
・(感情)麻痺
・何にも興味がわかない
・不眠症
・感情に圧倒される
・未来に希望が持てない/絶望感
・恥や無価値感
・ほとんど(全く)記憶がない
・悪夢やフラッシュバック
・過剰警戒と他者への不信感
・不安、パニック
・慢性的な痛み、頭痛
・薬物乱用、摂食障がい
・非現実感、離人感
・自己破壊的行動(自傷など)
・自己感覚の喪失
こういったことを
どうにも解決できなくて
ずっと悩んでいる…
なんてことも
あるでしょうか?
上記はすべて、、、
・
・
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トラウマが引き起こす
障害や困難
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『サバイバーとセラピストのための
トラウマ変容ワークブック』
ジェニーナ・フィッシャー 著
浅井咲子 訳
岩崎学術出版社
p.17 図1-1より引用
(一部文言変更)
どれひとつとっても
生きづらくなるものばかり。
できることなら
ゼロにしたい!
そんな感じでは
ないでしょうか。
私も以前は御多分に洩れず
・無価値感(存在の恥)
・抑うつ
・自傷行為
・慢性的なイラつきや場に合わない激怒
・人間不信と緩まない警戒心
・離人感
なんてものを
抱えておりました。
それをどうにかしたくて
色々取り組んでみたものの、
今ひとつ効果が出ない。
どうにも楽になれない。
そんなことを繰り返す内、
自分は根本的にどこかが
「おかしいんじゃないか」
「壊れてるんじゃないか」
といった自滅的な思考にまで
襲われた時期もありました。
これも実は
トラウマによる症状です。
ただでさえ症状や困難で
いっぱいいっぱいなのに、
自分の存在まで疑い始めれば
生きていくのは困難ですよね。
こういった困難を抱える方に、
トラウマに覚えがないか
聞いてみることがあります。
しかし、虐待といった
わかりやすい体験を除けば、
この問いに対しては本人すら
「???」なことがほとんど。
別に
災害、事故、犯罪被害、大病など
に見舞われたわけじゃないし。
子ども時代のことを
振り返ってみたけれど、
別に虐待を受けたわけでもないし。
じゃあ一体何なのさ!!
って混乱しても
不思議ではないですね。
そんな時はこんな
自問自答をしてみてください。
↓
↓
↓
ーーーーーーーーーーーーーー
①私は人に安心安全を
感じているだろうか?
警戒することなく手放しで
リラックスしているだろうか?
ーーーーーーーーーーーーーー
②私は人に深いつながりを
感じているんだろうか?
相手の顔色を伺うことなく
自然体でそこにいるだろうか?
ーーーーーーーーーーーーーー
もしいずれも胸を張って
イエス!
と言えないなら、
次にこんな
自問自答をしてみてください。
↓
↓
↓
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それはいつからだろう?
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たいていこの質問をすると、
ほぼ10割の確率で
「物心ついたときから」
という返答が返ってきます。
ということは
すでに幼少期に
*安全感
*つながり(絆の感覚)
が脅かされ、
その影響が残ったままかも
しれません。
殴る蹴るをはじめ、
虐待なんて目に遭ってなくても、
子どもは容易に安全も絆も
脅かされるものなんです。
それはどこで?
主には
*我が家
で。
子どもが
*安心安全
*深いつながり
を感じられない家庭のことを
機能不全家族と呼んでいます。
あなたは子どもの頃に、、、
*怖いことから守ってもらえた
*話をたくさん聞いてもらえた
*たくさん触れてくれた
*両親が仲良しだった
*自分の関心に関心を寄せてくれた
*ダメなものはダメ!という厳しさもくれた
*気持ちを受け取ってくれた
*明るい食卓だった
*子どもらしさを歓迎してもらえた
*自分らしさを喜んでもらえた
etc.
なんてのはどの程度
満たされてきましたか?
こういったものを
日本語では「欲求」と呼びますが、
英語で言えば
WANT
ではなく
NEED
なのです。
つまり
「欲しい!」
ではなく、
「必要!」(無いと困る)
なのです。
こういったニーズが
満たされなかった子どもには
●世界を安全な場所と思えない
●人と深くつながることが難しい
といった影響が残ることが
少なくありません。
それがひいては
●自分は大した存在じゃない
といった自己否定まで
引き寄せることが大半です。
だから人の中にいても
・不安
・緊張
から解放されない。
だから人の
・顔色
・機嫌
・期待
ばかり気にしてしまう。
だから人が「いい感じ」に
なってくれないと不安。
だけどその不安を
自分でなだめることができない。
だから相手の機嫌を取って
「いい感じ」になってもらう
努力をする。
相手の
*不機嫌が直ったり
*機嫌がよくなったり
するとようやくホッと一息つける。
これがいわゆる
他人軸。
別名は
共依存。
これが生き方と化している人が
アダルトチルドレン。
自分で自分を満たすことも、
感情の揺れを調整することもできず、
他者からの、、、
・賞賛
・評価
・承認
・肯定
・同意
・同情
・配慮
・笑顔
・感謝
・許し
etc.
をもらうことで
ようやく心が鎮まる。
だから
他者からそれをもらう
生き方を発達させていく。
そうやって
生き延びていくわけです。
とてもつらく苦しい
サバイバル法です。
この生き方、
まだ続けたいですか?
それともやめたいですか?
前者を選びたい方は
それもまた人生です。
決して無理なさらぬよう
ご自愛ください。
後者を選びたい方は
トラウマケアに取り組んで
みてはいかがでしょうか?
それって過去のつらい記憶を
わざわざ思い出して再体験
しないといけないんでしょ?
って聞かれることありますが、
それは必要あればのときだけ。
それ以上に大切なことは
自分の中に
★安全な感覚
★つながり(親密さ)の感覚
を育てなおすこと。
痛い思いをするよりも、
「良い感じ」を増やすほうが
何倍も大切なんですよ。
それに資することで、
今日からできる小さなことを
一つだけやってみる。
まずはそれだけで十分です。
自分の心が安らいでいる。
落ち着いている。
深く呼吸ができている。
身体の力が抜けている。
それはどんな時ですか?
そんな感じを得られることを
たくさん増やしていきましょう。
それが地道ながらも
自分の中に『安心安全』を
増やしてくれますよ。
正解はないので、
自分の人生を総ざらいして
そんなリソース(資源)を
探してみてください。
そしてその
小さなリソースを
日々使ってみてください。
たぶん21日経過後には
変化を感じられると思います♪