» コロナ禍で起こっている誹謗中傷、非難、攻撃という悲しい出来事の大元
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コロナ禍で起こっている誹謗中傷、非難、攻撃という悲しい出来事の大元

コロナ禍で起こっている誹謗中傷、非難、攻撃という悲しい出来事の大元

ブログ「毒親卒業トレーニング」へようこそ

 

タイトルの卒業には
①毒親(機能不全家族)から受けた影響(=生きづらさ)から卒業
②毒親になりそうな不安(そうなった恐怖)から卒業
という2つの意味を込めています。

 

このサイトが生きづらさ克服と子育ての両方に役立つことを願っています。


 

カウンセリングオフィス トリフォリの高澤です。

 

今日はタイトルの内容についての個人的な見解を書いてみることにしました。

不快になる方もおられるかもしれませんがご容赦ください。

 

さて、緊急事態宣言が5月末まで延長されましたね。

新聞もテレビもネットも「コロナ」の文字が躍る日はまだつづきそうです。

 

いろんな報道がなされるなかでとても気になることがあります。

医療最前線で頑張っている人が差別や中傷を受けたり、マスク無しで外出している人が暴力という過剰な攻撃を受けたり、感染者が「家から出るな」と実力行使を受けたり、河原でバーベキューしたりパチンコ店に出向く人を犯罪者扱いしたり。

 

私たち人間は「つながり」で生きのびてきた哺乳類にもかかわらず、正反対方向の分裂に向かっている様がなんとも悲しいです。

 

何のための非難や攻撃?

人の行動には必ず目的があると言われます。

では誹謗中傷や非難といった攻撃行動は何のためなんでしょう?

 

おそらくそういった行動が過剰になっている方々は「死の恐怖」に飲み込まれているのではないかと推察しています。

 

すべての人間には八つの苦しみがあり、それは誰も避けられないと仏教では言われています。

特にそのうちの四つの苦しみを「四苦」と呼びます。

 

きること

いること

むこと

ぬこと

 

世の中には絶対というものはないと言われますが、すべての生物にとって絶対に起こること。

それが「死」です。

 

その視点から観てみると、過剰とまで思える誹謗中傷、非難、攻撃は、感染そのものでもなく、また死そのものでもなく、、、

死の「恐怖」を回避するため

の行動のように感じています。

 

 

死の恐怖を避けるための解決努力

ふだん日々を当たり前に暮らしているとき、「人はみな死ぬ」という動かしがたい事実に意識が及ぶことはあまりないと思います。そんなものに怯えながら日々を生きることはあまりに困難ですから。

 

しかし新型コロナウィルスに対する治療法が確立されていない現在、そしてこの感染症によって亡くなる方が日々報告されている現在、否が応でも私たちは死の恐怖に晒されていることになります。

 

しかし今私たちが恐れているものはウィルスへの感染ではなく、その結果「死んでしまうのではないか」という”恐怖心”ではないでしょうか。違う言い方をすれば「死の恐怖を感じることに恐怖している」状態です。

 

それをなんとか避けたい!取り除きたい!と願うことは人情でありましょう。

 

では「死の恐怖を感じること」をどうやって遠ざけることができるか?

そこに人それぞれに対処法(解決努力)の違いがあります。

 

まずはタイトルにもある攻撃という対処法。

これは感染のリスクを広める可能性がある人、たとえばマスク無しで外出する人、3密を作りだしている人、感染者やそのご家族、治療にあたっている医療スタッフの方々などに向けて「こっちに来るな!あっちに行け!」とすることで恐怖を遠ざけるというやり方。

行動の方向性は明らかに分裂です。

 

次いで防衛という対処法。

家から一歩も出ない、誰にも会わない、自宅のなかも徹底消毒、徹底除菌などといった方法で恐怖を遠ざけるやり方。これは誰も攻撃していないものの、方向性は同じく他者との分裂です。

 

また変わったやり方として「否認」という対処法。

「何も問題はない」「自分とは無関係のこと」などとうそぶいてこれまでと何も変わらない生き方を続けるというやり方。「自分はコロナにかかならない」などと言っている方はここかもしれません。

このあり方も結果的には周りが離れていくため分裂に向かいます。

 

 

解決努力が成功する可能性

先に3つの対処法はいずれも「分裂」という方向性でした。

このなかのどれが「死に対する恐怖心」を和らげてくれるでしょうか。

 

残念ながらいずれも成功は困難です。

なぜなら「死の恐怖」からは誰も逃れることができないからです。

 

むしろ恐怖心は強まります。

たとえば次の2つの場面を想像してみてください。

 

①道を”一人で”歩いているときに強面の3人組から因縁をつけられた

②道を”30人の友だちと”歩いているときに強面の3人組から因縁をつけられた

 

強面3人組からの因縁なんてものは、格闘技などをやっている屈強な方などは別にして、大抵の方が恐れるのではないでしょうか。若いころそういった目に何度か遭いましたが、私は死ぬほど怖かったです。

 

①と②の双方で「怖い」に違いはなくても、どちらのほうがまだ「怖い」けどなんとか対処できるでしょうか?

どちらのほうがその「怖い」をなんとか抱えることができるでしょうか?

 

状況はまったく同じであっても、①のほうがより恐怖心が強まるのではありませんか?

②であれば怖くてもなんとか対処したりやり過ごせたりできるのではないでしょうか。

 

 

不安や恐怖と向き合える第三の方法

先の2者の違いは

①は分裂(孤立)

②はつながり

です。

 

死の恐怖を取り除くことはできなくても、私たちは仲間とつながることでその恐怖心を和らげることが十分に可能です。

 

したがって、昨今のコロナ禍だけでなく、人生において度々感じるであろう不安、恐怖を感じる状況自体は避けられなくても、安心して自分でいられるつながり、言わば安全基地さえあれば、なんとかその恐怖を抱えていくことが可能です。

 

素の自分でいても受け入れてもらえる。

自分も素の相手を受け入れられている。

相手が困るであろう欠点を率直に指摘しあえる。

自分でいても傷つけられない。

ホンネや弱音を安心して言葉に出せる。

一緒に「こわいね~」を共有できる。

 

こんなつながりがあれば、多くの不安や恐怖を乗り越えることは十分に可能なのです。

 

 

つながりに似たもの

つながりと言うと、「犯人」を見つけ出して「あいつが悪い!」などと糾弾を共有する集まりもあるかもしれません。もしかすると昨今の井戸端会議の多くはそうかもしれませんね。

 

何もつながりがなく、他者と完全に分断した状態よりはこういった場があるほうがまだ救いがあります。

 

「あいつが悪い」「あいつのせい」という見方は被害者意識にとどまっているときに起こります。

「私は被害者」と見なした先にセットであるものは「あの人(他者)が悪い」です。

 

被害者意識は「悪いあの人」に向けた攻撃性を生みやすくなります。

だからといってそこに留まりつづけ、「悪いあの人」を非難することを私は悪いとは思っていません。

なぜならそれが「死の恐怖」を和らげる解決努力だからです。

 

ただその一方で、被害者の立ち位置に留まっているとき、人は自分からは目を逸らしています。

自分の内側を見つめることがありません。

 

被害者の立ち位置に留まり、それを共有できるあつまりがあることで人は一瞬は落ち着くことができます。

しかし自分の内側にある「怖い」から目を背けている間は、残念ながら死への恐怖が和らぐことはないのです。

 

 

解決すべき課題

今はそんな安全基地がなく、不安や恐怖を感じるとどうしても分裂(分離、分断)の方向に動いてしまう…。

そんな方はもしかすると少なくないのかもしれません。

 

もしそうであれば、それこそが解決すべき課題の一つではないかと思います。

 

不安や恐怖を和らげることができる、それを抱えていける自分になっていくために取り組むべきは

「私は何を恐れてつながりを避けているんだろう?」

のように自分と向き合ってみること。

 

それを探索し、発見することができたら次は

「どうすればその恐れを解決できるだろう?」

 

それが見つかればあとは実践あるのみです。

 

繰り返しになりますが、私たちは哺乳類の一員として「群れ」で生きてきたことで進化してきました。

 

生物として生まれもったその力をどうすれば活かせるか。

これは現代人の課題のようにも感じます。

 

私自身も残念過ぎるほどまだまだ道の途中です。

しかしその不完全な者同士がつながることができればそれこそが安全基地。

 

環境も現状も異なるであろう私たちですが、お互いに安全基地を増やしていきたいですね。

その実現を切に願っています。

 


カウンセリングオフィス トリフォリ

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