「これくらい、 みんなやってるでしょ?」 確かに。 でも、やっぱり それは虐待です。 ・ ・ こんばんは! 自称、子どもの心の代弁者! 子育て感情トレーナーの しにゃ先生こと高澤です。 「親の言うこと聞かないから」 「逆に文句言ってくるから」 「そうやって私を軽く扱うから」 ついカッとなって、、、 ・「お前はダメ人間」 ・「お前なんていらない」 ・「本当は男(女)の子が欲しかった」 ・「産まなきゃよかった」 etc. これは子どもの心を 深く深く傷つける、 もとい、尊厳ごと損傷する *心理的虐待 ついカッとなって、、、 ・物を投げつけた ・顔を叩いた、足を蹴った ・家の外に叩き出した etc. これは「安全」という 最も大事な感覚を奪い取る *身体的虐待 他にも 自分の愚かな欲求を 我が子で代理消化する *性的虐待 生きるために最低限必要な 基本的なケアすら提供しない *ネグレクト ほかにも 夫婦間の幼稚な争いを 子どもの前で繰り広げる *面前DV ここまでは 子どもの心ではなく “脳“を傷つける明確な 『虐待』 ^^^^^^ ここからは 色合いが変わり、、、 ペットやお人形さんの如く 子どもを猫可愛がりして甘やかす *ペット化 親の期待に沿ったら称賛、 沿わないと軽視する *条件付きの愛情 子どもがやるべきことを 親が先回り・肩代わりする *過保護 これらは別名 優しい虐待 ^^^^^^^^ 子どもの *独自性 *生きる力 を根こそぎ奪い取るから。 どっちも含めて 『マルトリートメント』 と呼ぶ。 マルトリートメントには ほかにもいろいろあって、 デジタルデバイスに 長時間子どもを暴露させる 子どもとの情緒的交流が過少 養育者が物理的に不在 これらも マルトリートメントです。 日本語では 『不適切な養育』 特に虐待は 脳をひどく傷つけます。 虐待の種類や程度によって 傷つく脳の部位は異なりますが、 ・否定的なセルフイメージ (低い自己肯定感) ・感情調整の困難さ ・人間関係構築の困難さ といった生涯にわたる 生きづらさが刷り込まれることが 少なくありません。 ほかにも例えば ・音に対する過敏さ ・対人不安と対人緊張 ・過度の不安傾向 ・易怒性 ・認知の歪み ・場に合わない不適応行動 ・自己喪失(欲求や感情の鈍麻) ・抑うつ傾向 etc. 数え上げれば キリがありません。 虐待によって セルフケアという *自分を落ち着かせる力 が未熟なまま大人になる。 交感神経が容易に覚醒し、 安全な場であっても 『闘うか逃げるか』 のケモノモードに陥る。 それはエネルギーを 過剰に消耗させ続け、 いずれ燃料切れを起こし 動けなくなる。 それは自律神経の 背側迷走神経系を覚醒させ、 重だるグッタリの 『シャットダウン』モードに陥る。 病院に行けばおそらく 「うつ」 と診断されるであろう状態。 ・ ・ ・ ここにあげたものはいずれも 脳へにダメージによって 子どもに残る深刻な負の遺産です。 虐待の影響は 「心」ではなく 「脳」に及ぶのです。 したがって *考え方を変えよう! *気の持ちよう! *未来に目を向けよう! などといった視点では 回復できないもの。 さらに残酷なことに・・・ 我々が虐待をはじめとした マルトリートメントに 晒される幼少期を過ごした ↓ 上述したような 負の遺産が刷り込まれた ↓ 生きづらさを抱えたまま 大人になり、親になった ↓ 自分で自分を調整できず 「あんなことはしない!」 と決めていたのにやってしまった ↓ その環境に生まれ育った 子どももまた同じように・・・ 世代間連鎖です。 こんな悲劇の連鎖を 食い止めるためには 何が必要でしょうか? それは、 親が本気で腹を括って / 私の世代で断ち切ってやる! \ という覚悟。 それは生半可な覚悟では 達成できません。 脳に刻まれたパターンは そう簡単には修復できない。 いくら意思の力で 「絶対に今度はしない!」 と誓ったところで、 同じパターンは 何度も何度も襲ってくる。 だけどそのくらいで 折れてはいけない。 わが子の真の幸せのために、 こんな負の遺産を子々孫々まで 引き継がせないために、 何度しくじっても、 何度転んでも、 何度やらかしても、 「自分の課題」として 毎回立ち上がってやる! その都度やり直す! そして絶対にやり遂げてやる! そう心に決め、 サムライの如く歩みを進める。 この負の遺産は その先でようやく断ち切れるんです。 ・ ・ ・ 「自分の親みたいにならない!」 「良い親になってやる!」 なんて気持ちはあるけど、 「あの子のせいで私は辛い」 「あの子が変わってくれれば」 「私は悪くない、間違ってない」 まだこんな思いが拭えない。。。 もしそうなら 連鎖切断に取り組むには おそらく時期尚早でしょう。 自分の心を、 厳密には *身体 *感情 をしっかりと 整えることが優先。 それへの取り組みをも 心が欲さないなら、 黙って話を聴いてくれる カウンセラーの利用がお勧めです。 そこで一息ついて エネルギー損失を食い止める。 そんなリソースを 利用しても良いと思います。 ただ、個人的には 問題縁の自助グループの方が その数倍お勧めではありますが。 ・・・ そろそろおまとめしましょう。 今日のような内容は 実は当所では会員さんに 敢えてお伝えしています。 できれば聞きたくない この内容をです。 なぜ? そこには二つの理由があります。 一つは 子どもを傷つけそうに なった時に1秒でも早く ブレーキをかけてもらうため。 もう一つは 世代間連鎖の切断に 本気で取り組んでいく 覚悟を持ってもらうため。 「断ち切りたい!」 「子どもを幸せにしたい!」 どれだけ美しく 綺麗な言葉を口にしたとて、 腹の底が本気になってなければ 行動がついていかないんです。 行動なきところに 変化は生まれません。 酷な発言かもですが、 連鎖切断を成し遂げられるのは 「それを欲する人」 ではなく 絶対に成し遂げると 「決めている人」 だけですから。 私はこれ以上 子どもたちが傷つく姿を 見たくありません。 だから子どもたちの 笑顔と幸せを絶対に諦めません。 そのためには 我々親が育つしかない。 「あの子が悪い」 「この子のせい」 なんて愚かしいことは 言ってられないんです。 もとい、 言いたくもない。 だからこそ、、、 自分の課題を子どものせいにせず、 「私の課題」として受け入れ、 子どもの幸せを心から願い、 行動し続けている そんな人と仲間として 繋がっていきたい。 それが最近の 一番の願いです。 そんな仲間を増やし、 共に力を合わせて ★子育ての学校 を創りあげたい。 お陰さまで 連鎖切断は達成できたので、 それをもっともっと 世に広げていくべく、 連鎖切断を成し遂げた方、 AC回復を果たして援助職の方と 繋がれることを欲する昨今です。 仲間として賛同したい! そんなご奇特な方との 出会いを切望しています。