生きづらさの「解決」に取り組むずっと手前にある大切なこと | 子育て感情セラピー|カウンセリングオフィストリフォリ
生きづらさの「解決」に取り組むずっと手前にある大切なこと | 子育て感情セラピー|カウンセリングオフィストリフォリロゴ 生きづらさの「解決」に取り組むずっと手前にある大切なこと | 子育て感情セラピー|カウンセリングオフィストリフォリ

生きづらさの「解決」に取り組むずっと手前にある大切なこと

生きづらさの「解決」に取り組むずっと手前にある大切なこと

 

生きづらい状態で子育てしている親御さん支援に尽力中の高澤です。

 

突然ですが質問です。

Q1)今あなたは何に困っていますか?

Q2)それを解決するために取り組んでいることはなんですか?

Q3)それはうまくいっていますか?

 

うまくいっていればいいですが、うまくいっていないなら「良い方法」が欲しいところではないかと思います。

 

ですが、残念ながらいい方法さえあればうまくいくかというと、実はそんなことはありません。むしろ方法に頼りすぎることで、かえって生きづらさが増すことの方が多いように思います。

 

解決方法ショッピング

以前私は漠然とした生きづらさをどうにかしたくて、それをスパッと解決してくれる方法をずっと探していました。

 

探索すればそれ相応の情報に出会うことはできます。その中で実践して役立つことももちろんあります。

 

ですが、それを繰り返したところで、思うような「なりたい自分」にはなかなかたどり着けませんでした。

 

すると今度はそんな自分が「ダメ」で「無力」で情けなくなることも少なからずでした。

 

ドクターショッピングならぬ、解決方法ショッピングとでも言えるこのあり方は、私を助けてはくれなかったわけです。

 

 

 

方法に頼りすぎるとうまくいかない理由

私のケースがうまくいかなかった理由は、、、

 

●望ましくない今の自分を

◯理想の自分に変えていきたい

という前提で行動していたから。

 

これ、うまくいくはずがないんです。だって、現実の自分を拒絶しているところからスタートしているわけでして、「好きでもない奴」のために頑張れるはずなんてそもそもなかったわけなのですよ。残念。

 

 

 

回復の手前の大切なこと

これは車に例えるとわかりやすいでしょうか。

 

私の知人のAさんは、営業マンに勧められるままにさして欲しいわけではなかった車を購入しました。愛着が持てなかったため整備や点検も大してしてこなかったからでしょうか、購入してまだ5年ほどなのにかなり不調なようです。

最近では買い替えのことにばかり目がいっているAさんです。

 

一方でこんな友人Bがいます。30年以上も前のバイクにずっと乗り続けていますが、毎日のように自宅でいじってきたため、外観も走りもすこぶる快調です。「売って欲しい」なんて言われたこともあったようですが、そんな気はさらさらないようです。

 

ではBさんのAさんとの違いは何でしょうか。

それは、、、

 

①愛着の深さ

②細やかなメンテナンス

 

私たち人間は車やバイクとは違って、気に入らないから買い替える、という選択ができません。

 

その替えのきかない「自分」という存在に対して、イヤな気持ちを持ち続けることなく、むしろ“いい感じ“を感じながら長く付き合っていく秘訣は、Bさんがやっていたことそのものです。

 

*(繕っていない)素の自分に愛着を感じること

*その大切な自分のために小さなケアを日々おこなっていくこと

 

 

 

大抵は逆の努力

しかし実際は替えのきかない自分に対してであっても、Aさん方式が選ばれるケースは決して少なくない気がします。

 

●気に入らない

●だからメンテナンスしない

●不調を起こす

●ますますイヤになる

●いっそうメンテナンスを怠る

●修理を要する故障を起こす

・・・

 

この悪循環が延々と続く。

 

だからこそ多くの人は

『今の好きじゃない自分』(=今乗っている車)

『好きになれる(理想の)自分』(=新しい車)

に変えてくれる方法(という名の奇跡)を追い求めつづけるのではないかと思います。

 

そのずっと手前にある本当に大切な

*どうすれば素の自分を愛せるか?

*今日の自分のためにできる手当ては何か?

なんてものをずっと置き去りにして。

 

 

 

あなたはあなたを助けることができる

では今日の自分にできる手当てって何?

それは次のような「ちっぽけ」で「当たり前」と思えるようなことの中にこそ、私たちを助けてくれる資源がたくさん潜んでいます。

 

朝起きる。服を着替える。顔を洗う。歯を磨く。布団をあげる。カーテンを開ける。窓を開ける。ご飯を食べる。お日様にあたる。風を浴びる。背伸びする。お腹から声を出す。深呼吸する。空を見上げる。散歩する。美しいものを見る。心地よい香りをかぐ。触り心地の良いものに触れる。心地よい音を聴く。美味しいものを食べる。誰かと会話する。

 

最新の◯◯療法も悪くはないですが、それよりもずっと大切なのがこの日々のケアなんですよね。

 

ほんのちょっとの“心地よさ“、“いい感じ“を感じることをたくさんやってみませんか。ほんの小さな水の一雫が集まってできたものを「海」と呼びます。

 

日々のケアもこれと同じ。小さな一雫を少しずつ集めて、先々は大海にまで育てていきましょう!

 

 

関連記事

まずはお気軽にご相談下さい 【無料動画】生きづらさを抱えた母親の育児がもっと楽になる秘訣

おススメの記事