アダルトチャイルド(アダルトチルドレン)支援センター 福岡【トリフォリ】

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  • 不安を感じたくない!

    こんにちは。

    高澤信也です。

     

    今日のテーマは過度な不安について。

     

    日常生活の多くを不安に苛まれ、

    それに困っている方のご相談は少なくありません。

     

    ではなぜそんなに不安になるのか?

    なぜそれが繰り返されるのか?

     

    それを事例でご紹介します。

    (ある特定の方の事例ではないことをご理解ください)

     

    事例:A子さんとB子さんの現状

    【A子さんの事例】

    人の中にいるとすぐ不安になる。

     

    「批判されるんじゃないか」

    「拒絶されるんじゃないか」

     

    そんなセリフが頭をよぎっては

    居ても立っても居られなくてその場から逃げる。

     

    こんな状態だから人の力を借りることもできず、

    自分一人では困難のことであっても自力だけで

    なんとかクリアしようと頑張る。

     

    そんなことを繰り返してきたそうです。

     

    ・・・・・・・・・

     

    【B子さんの事例】

    A子さんとは反対に

    ひとりでいるとすごく不安になる。

     

    不安が湧くと自分では対処できず、

    友人や家族や同僚をすぐに頼る。

     

    話を聞いてもらうとその時は落ち着くものの、

    似たような状況になるとまた不安に襲われる。

     

    そしてまた人を頼る。

    こんなパターンの繰り返し。

     

    ・・・

     

    このお二人、パターンこそ大きく違っても

    訴えは全く同じものでした。

     

    「不安を感じなくなりたいんです!」

     

     

    不安の原因

    ところでこのお二人、

    どうしてこんなに不安が強くなったのでしょう。

     

    まずはA子さん。

     

    子ども時代の話を聞くと、

    両親ともに虐待的だったそうです。

     

    事あるごとに怒鳴ったり叩いたり。

    その理由もよく分からなかったそうです。

     

    この環境で生き延びるために、

    子ども時代のA子さんは常に

    「安全か?危険か?」

    にアンテナを張り続けていました。

     

    その結果いつも

    「何か嫌なことをされるんじゃないか?」

    と予測するクセがついていたようです。

     

    なかなか人を信じることができない。

    だからいつも不安だったわけです。

     

     

    次にB子さん。

    子ども時代の話を聞くと、

    別に虐待があったわけではない。

     

    むしろ反対に過保護であったと。

     

    そんな環境であれば

    A子さんのようにアンテナを張らずに済みます。

     

    ただその一方で「自分の世話(ケア)を自分でする」

    ということに取り組む必要がなくなります。

     

    たとえば不安になっても

    親がその不安を肩代わりしてくれたりします。

     

    これは一見良い関わりのようですが、

    子どもが「自分で自分のケアをする」

    という練習をする機会が失われています。

     

    自分のケアには

    *感情のケア

    という大切なものも含まれています。

     

    つまり、

    過度の肩代わりによりセルフケアの力が育たず、

    その結果自分で不安を処理できなくなったわけです。

     

     

    ふたりの共通点

    訴えは同じでも

    現状も原因もかなり異なるA子さんとB子さん。

     

    ですが大きな共通点もあります。

     

    それはどちらの親も

    *子どもの力を信じて委ねる

    というかかわりが不足していたこと。

     

    この信頼はすごく大切ですが、

    親の力量が問われるかかわりでもあります。

     

    なぜ大切かというと

    これが子どもの2つの

    *じりつ

    を育てるから。

     

    ひとつは「自律」を。

    もうひとつは「自立」を。

     

    残念ですが、

    A子さんもB子さんも子ども時代に

    *じりつ

    のタネをもらってなかったんですね。

     

     

    不安にどう対処すればいい?

    さて、

    現状も原因も異なるA子さんとB子さん。

     

    対処ももちろん異なってきます。

     

    A子さんに必要なことは

    「人は思うほど悪い人ばかりじゃない」

    「自分を大切にしてくれる人もいる」

    なんてことが少しずつ信じられるようになること。

     

    一方B子さんに必要なことは

    「自分にだって力はある」

    「ひとりで生きていくことだってできる」

    なんてことが少しずつ信じられるようになること。

     

    行動面では

    A子さんは人を頼ることが大切。

    B子さんは反対に「自分のことは自分で」が大切。

     

    不思議に見えるかもしれませんが、

    たとえ訴えは同じであっても

    まるで正反対のことが助けになるわけです。

     

     

    まとめ

    不安はとっても不快な感情。

    だけど「何を備えればいいか」を教えてくれる

    とても大切な感情。

     

    不安を消すための努力は、

    解決すべきことを見えなくしてしまいます。

     

    不安の対処で大切なことは

    不安を「消す」「避ける」ではありません。

     

    不安という感情を抱え(味わい)、

    そこから「何が必要か」を学び、

    不安という感情を消化することを経て

    必要なものを行動により備えていく。

     

    その先には不安の正反対の

    *安心

    が待っています^^

     

     

     

     

     

     

    *生きとし生けるものが幸せでありますように。

     

    2018年07月31日(火) カテゴリー: 「愛着の傷」回復Tips
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