アダルトチャイルド(アダルトチルドレン)支援センター 福岡【トリフォリ】

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  • 生きている実感 @10月28日

     

    こんにちは。

    トリフォリの高澤です。

     

    週末は高校以来の親友たちと

    泊りがけの旅行に行ってきました。

     

    長い付き合いですが、

    彼らは当時エゴまみれだった私を

    そのまま受け容れてくれた人たちです。

     

    欠点も弱点も数えきれないほどある

    私とずっとつながりつづけてくれています。

     

    私の欠点をはっきり指摘しながらも

    それを笑って受け容れてくれる大切な仲間です。

     

    その彼らと解散して家に帰るときは

    尋常じゃない寂しさが湧いてきましたが、

    家には私を待ってくれている家族がいます。

     

    妻も息子も

    私が私でいること

    を大切にしてくれる人たち。

     

    自分が自分でいられる居場所がある。

     

    ふと

    「生まれてきてよかった!」

    という感覚が胸の奥から突き上げてきて、

    帰りの車で号泣する初老の秋、な私でした(^^;

     

     

    ということで今日のテーマは

    「生きている実感」

    です。

     

     

    「生きている実感がない」

    人は自分という存在としてしか

    生きていけないわけですが、

     

    「生きている実感がない」

    「自分がよくわからない」

     

    といった訴えはちょくちょくあります。

     

     

    生きているのにその実感がないのは

    かなりつらいことではないかと思います。

     

     

    かく言う私も実はその昔、

    この感覚でしんどかった時期があります。

     

     

    ひどいときは

    ・見えているけど見えていない

    ・聞こえているけど聞こえていない

    といった、まるで

    世界と自分の間に見えないベール

    があるような違和感がありました。

     

     

    これがあとになって

    離人感というものだと知りましたが

    その時はそんなこと知る由もなく、

    自分がおかしくなった気がしていました。

     

     

    実感が感じられないわけ

    生きている実感のなさには

    いくつかの理由がありそうです。

     

     

    たとえばトラウマ体験後に起こる

    感情の麻痺。

     

     

    人は自分の許容範囲を超えた体験に

    さらされたとき(そのあとも)、

    自分の心を守るために感情を

    シャットダウンすることがあります。

     

     

    その体験を「トラウマ体験」と呼び、

    自分を守るためのその反応を「麻痺」

    と呼びます。

     

     

    感じなくでもしておかないと、

    とうてい生きていけませんから。

     

     

    ですが私たちはネガティブ感情だけを

    麻痺させるという仕組みは持っていません。

     

     

    感情自体を麻痺させてしまうことで、

    ポジティブ感情も鈍くなってしまいます。

     

     

    「快」にまつわる感情なしには

    「生きている!」なんて実感を

    人がもてるはずもなく…なのです。

     

     

    ほかにも、とくにAC当事者には

    次のような理由で生きている実感が

    得にくくなっている人たちもいます。

     

     

    さっきも触れましたが、

    私たちが「生きている!」

    って実感をもつためには、

    欲求や感情を感じることが必須です。

     

     

    しかしもし私たちが子どもの頃から

    *人の欲求を満たすこと

    *人の感情をなだめること

    にばかりエネルギーを注いでいたら

    どうなるでしょう。

     

     

    「人を満たす」をやり続けるには

    *自分の欲求

    *自分の感情

    はとっても邪魔なものになります。

     

     

    だってそんなもの感じていたら

    苦しいだけですもの。

     

     

    「人を満たす」をやり続けた結果

    私たちに身にはこんなことが、、、

     

     

    ●自己喪失

    人の感情や欲求ばかりにフォーカス

    自分の感情や欲求は後回し

    自分の感情や欲求がわからなくなる

    生きている実感の鈍麻

     

     

    ●スリカエ欲求が招く渇望

    人を満たす

    人が喜んだり褒めてくれたり

    自分が満たされた気になる

    人を満たすことをさらに頑張る

    自分に目を向けていないので
    自分は一向に満たされない

    生きている実感の鈍麻

     

     

    ほかにも影響はありますが、

    特にこういったことが私たちの

    生きている実感

    を感じにくくしていくようです。

     

     

    実感を呼び覚ますために

    生きている実感を感じるには、

    欲求も感情もどちらも必要です。

     

     

    したがって、

    自分の感情と欲求にフォーカスを

    当てなおしていくことが

    生きている実感の取り戻し

    につながります。

     

     

    ですが未処理のトラウマ由来の場合、

    自分を守るために感情を抑え込んで

    生き抜いてこられたわけですから、

    いきなり感情に触れていくのはむしろ

    危険を伴うこともあります。

     

     

    その場合はトラウマを完了させることが

    優先事項になると思います。

     

     

    また、過剰な「人を満たす」で

    生きてきたケースの場合。

     

     

    ある意味ずっと

    自分の気持ちや願い

    を捨て去ってきたわけですから、

    心の奥にはその

    大切なものを失った悲しみ

    が隠れているものです。

     

     

    そうなるとこのケースでも

    喪失の悲しみ(痛み)

    を完了させることが大切に

    なってくるでしょう。

     

     

    最初の一歩

    生きている実感の希薄さは

    生きるエネルギーを減らすばかり。

     

     

    そのままではまるで

    ガソリンがないのに走ろうとする車

    みたいのものです。

     

     

    友人でも、自助グループでも、セラピストでも、

    カウンセラーでも、とにかく信頼できる人を、

    信頼できる居場所を求めてほしいと願っています。

     

     

    そこでまず自分の

    ・トラウマによる傷つき

    ・喪失の悲しみ(痛み)

    を癒していく。

     

     

    癒しが進むとともに

    *自分のほんとうの感情

    *自分のほんとうの欲求

    に気づいていく。

     

     

    そしてそれを満たしていく。

     

     

    そのときにはきっと

    生きている実感

    がありありと感じられているでしょう。

     

     

    一度きりの人生です。

     

     

    「この人生でよかった!」

     

    そう感じるためにも、

    自分の気持ちと願いに触れること

    への取り組みを私はお勧めしたいです。

     

     

     

     

     

     

     

    *生きとし生けるものが幸せでありますように。

     

    2018年10月28日(日) カテゴリー: 「愛着の傷」回復Tips
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