アダルトチャイルド(アダルトチルドレン)支援センター 福岡【トリフォリ】

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    こんにちは。

    たかざわです。

     

    最近は支援の視点をよりいっそう

    シンプルにすることに励んでおります。

     

    私たちは苦しみに囚われたとき、

    自分でかえって複雑にしてしまう

    ことがある生き物です。

     

    なにせほかの生き物よりも優れた

    「脳」をもっていますもので。

     

    脳は私たちを助けてくれる一方、

    事実ではないことをあれやこれやと

    否定的に想像しては苦しみを作り出す

    なんてことも少なくありません。

     

    確かに脳の仕組みは複雑です。

    ですが苦しみの仕組みはとてもシンプルです。

     

    その仕組みは「おぎゃー」と生まれた直後から

    もっているものでして、つまりあかちゃんが

    使いこなせているほどシンプルな仕組みです。

     

     

    生き延びる仕組み

    私たちは生まれたときには

    すでに欲求をもっています。

     

    欲求があるから生きられます。

     

    その欲が満たされれば「快」を感じ、

    満たされなければ「不快」を感じます。

     

    あかちゃんも持っているこの欲に基づく

    「生き延びる仕組み」をフローで示すと

    ざっくりこんな感じです。

     

    欲求がある(だっこしてほしい)

    満たされない(ママは掃除中)

    不満(怒り)を感じる(身体がイヤな感じになる)

    訴える(オギャー!と泣く)

    満たしてもらう(ママが飛んできてだっこする)

    快を感じる(いい感じになって落ち着く)

     

     

    ね。

    こんな感じで生き延びることができるわけです。

     

    満たされるには「主張」が必要で、

    主張するには「不満(怒り)」が必要です。

     

    では大人はこれと違う仕組みで生きるかというと

    そんなことはありません。

     

    仕組みは同じ。

    ただ主張の仕方を洗練させるわけです。

     

    ということで

    この仕組みの大人バージョンです。

     

    ●欲求がある(尊重してもらいたい)

    ●満たされない(上司の勘違いによる叱責)

    ●不満(怒り)を感じる(「このままでは嫌だな」)

    ●訴える(穏やかに事実・感情・リクエストを伝える)

    ●満たしてもらう(勘違いに気づき、詫びてくれる)

    ●快を感じる(落ち着いて仕事に戻る)

     

    仕組みは全く同じです。

    違いは訴えの部分が「オギャー」なのか

    穏やかな自己主張なのかだけです。

     

    もちろん大人になればなるほど

    主張しても満たされないこと多々ですが、

    それでも適切な主張ができていれば

    嫌な感じはあまり残らないものです。

     

     

    ところがですよ、

    発達途中の子どもだとそうはいきません。

    相手が親ならなおさらです。

     

    主張したらほどほどには

    満たしてもらう必要があります。

     

    にもかかわらず

    こんな環境だったらどうなるでしょう?

     

    ・「うるさい」と怒鳴られたり叩かれたりする

    ・訴えても無視される

    ・「いい子だから我慢しようね」と操作される

     

    これでは訴えたところで満たされません。

     

    こういった環境だと仕組みがどう変わるかを

    小学生くらいの子どもを例に示してみます。

     

    ●欲求がある(話を聴いてほしい)

    ●満たされない(親は仕事でほぼ家にいない)

    ●不満(怒り)を感じる(イライラなる)

    ●訴える(帰ってきた親に「きいてきいて!」)

    しかし親は「うるさい!あっち行け!」

    ●満たされない(不満が高まる)

    親は同じような対応を繰り返す

    ●怒り自体を抑圧する

    ●怒りを感じないので自己主張もしなくなる

    ●主張しないので満たされることがない

    その結果

    ●自分の欲求がわからなくなる(自己喪失)

    ●主張しないで満たしてもらおうとする(「いい子」戦略)

    ●怒りは腐敗して恨みへ(満たしてくれない人への猛烈な怒り)

    ●これが生き方になって固定化する

    ●生きづらさ

     

     

    回復とは「大人になること」

    先に述べた固定化した生き方は、

    子ども時代のわが家以外でも発動します。

     

    しかしこの生き方の先に回復はありません。

     

    そもそも自分の欲求を見失っているし、

    気づいても訴えないから満たされません。

     

    仮に気づいて訴えたとしても、

    相手がどう反応するかは相手の自由。

     

    満たしてくれないからと恨んでいれば、

    人間関係は反対にこじれていくばかりです。

     

    ではどうすればいいか。

    今回の記事の最初のほうで書いた

    大人のやり方

    をつかえばいいのです。

     

    つまり

    ①自分の欲求に気づく

    ②満たされない時の怒りに気づく

    ③洗練された自己主張をする

     

    これだけです。

    とてもシンプルですね。

     

    ただし注意点があります。

     

    まず①。

    欲求に気づくためには

    ふだんから「快」を感じることを

    たくさんやっておくことが必要です。

     

    それはアルコールやギャンブルやセックス、

    などといった刺激の強いものではなく、

    自然に触れる、歌をうたう、空を見上げる

    といったちょっとした快を感じること。

     

    こういったことの積み重ねによって

    「自分はどうしたい?」

    に気づきやすくなっていくのです。

     

    つづいて②。

    怒りを「よくない」と見る方は少なくありません。

    しかし怒りを「感じる」ことが問題ではなく、

    怒りを「攻撃的な行動」に転嫁するから問題なのです。

    怒りあっての自己主張、主張あっての欲求充足ですよ。

     

    最後に③。

    これはちょっと詳しく書きたいので、

    次回に回そうと思います。

     

    ではまた次回!

     

     

     

     

     

     

     

    *生きとし生けるものが幸せでありますように。

     

     

    2019年05月23日(木) カテゴリー: 「愛着の傷」回復Tips
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