アダルトチャイルド(アダルトチルドレン)支援センター 福岡【トリフォリ】

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    こんにちは。

    たかざわです。

     

     

    またもやブログの間隔が空いております<(_ _)>

     

     

    といいますのも、

    やっとこさサイト全面リニューアルに着手し、

    そちらにエネルギーを注いでおります。

     

     

    見た目としてのサイト変更にとどまらず、

    支援のスタイルや方法、料金、メニュー、

    サービス内容などマーケティング部分まで

    含めてメスが入っております。

     

     

    ということでとうとうこのサイトとも

    お別れが近づいてまいりました。

     

     

    新しいサイトに入れ替わったあとは、

    ブログ以上に動画をアップしていく予定です。

     

     

    それがお役に立つことを願っています。

     

     

     

    話変わりまして

    教えて!gooウオッチの専門家コーナーで

    またもやコラムを担当させてもらいました。

     

     

    昨日アップされたばかりみたいでして、

    タイトルは

    「巣立たない大人は問題なのか?実家住まいの是非」

     

     

    パラサイトシングルや子供部屋おじさん(おばさん)に

    対する質問を契機とした質疑応答によってできあがった

    記事です。

     

     

    ご興味ある方はご覧くださいませ(*^^)b

     

     

     

     

     

     

     

    *生きとし生けるものが幸せでありますように。

     

     

     

    2019年06月06日(木)

    洗練された自己主張

     

    こんにちは。

    たかざわです。

     

    今日は前回の

    ①自分の欲求に気づく

    ②満たされない時の怒りに気づく

    につづいての、、、

     

    ③洗練された自己主張をする

    がテーマです。

     

    自己主張いうと言葉が少し強いですから、

    健康的な意思表示

    といったほうがピッタリな気もしますね。

     

    自己主張のやり方

    私たちは大人ですので、

    ・言葉を使わず読み取ってもらうエスパー戦略

    ・癇癪で訴えるオギャー戦略

    といった子どものやり方はやめて、

    洗練された大人のやり方でいきましょう!

     

    <自己主張のすすめ方>

    1.怒りに気づいたら力を抜き、深呼吸して鎮める

    2.伝えたいことを「事実」「感情」「リクエスト」に分けて整理する

    3.伝えやすい状況や時間を見計らう

    4.伝えたいことがあるのでいいですかと許可を請う

    5.事実→感情→リクエストの順で端的に伝える

    6.聞いてもらったら感謝の言葉を述べる

    7.相手がどう反応するかは相手に委ねる

     

    ここでのポイントは

    相手を変えるためのコミュニケーション

    ではないということです。

     

    私たちにできることは伝えるまで。

    その先は相手の領海内です。

    立ち入ることはできません。

     

    あくまで「伝えるだけ」なのです。

     

    そう言うと

    「嫌だ!変わってほしい!」

    なんて声が聞こえてきそうです。

     

    そうですね。

    変わってもらえたらうれしいですね。

     

    でも私たちが他者の思い通りにならないよう、

    他者も私たちの思い通りにはならない存在です。

     

    「相手を変えたい」が手放せない方へ

    ACになじみのある概念に

    共依存という言葉があります。

     

    共依存から回復するための第一ステップは

    「他者を変えようとしてきたことで人生に行き詰った」

    ということを認める(受け容れる)ことです。

     

    つまり、「どうしたら相手は変わるか?」の

    答えが導き出せなかったことが問題ではなく、

    この問い自体が問題だったということです。

     

    なので、問いをこう変えてみてはいかがでしょう。

     

    ①「相手にどう変わってほしいのか?」

    ②「そうなったら何が得られるか?」

     

    この②の問いを繰り返すと

    自分の「ほんとうにほしいもの」が分かります。

     

    それがわかったところで

    ③「それを満たすために自分にできることは何か?」

     

    この流れを示すために

    ここで仮想の事例を挙げてみます。

     

     

    Sさんという20代男性がいました。

     

    彼は人からの批判や反論をすごく嫌っていて、

    知識武装や理論武装を繰り返していました。

     

    誰よりも知識が豊富であれば

    批判されることがないと思ったからです。

     

    その作戦はある程度うまくいきました。

    それどころか「知的」「有能」という

    予測していなかった称号まで手に入れました。

     

    しかし残念ながらこのSさん、

    批判への怖れは消えるどころか強まるばかり。

     

    だからこそこう願いました。

    「じゃあいったいどうしたらいいの?

    誰からも批判されたくないのに!」

     

    これが質問①「相手にどう変わってほしいか」の答えです。

    「みんなに自分を批判しない人になってほしい」

     

    つづいて質問②「そうなったら何が得られる?」

    「批判がなくなったら?そしたら人を警戒しなくて済む

    ビクビクせずに気楽に過ごせる

    それが得られたら何が得られる?

    「行きたいところに自由に行ける。したいことが自由にできる」

    それが得られたら何が得られる?

    「穏やかな気持ちで生きていける。楽に生きれる」

     

    これが質問②を繰り返した先にあった

    「ほんとうにほしいもの」です。

     

    Sさんがほしかったものは

    *「この世界は安全」という安全感

    だったということになります。

     

    では最後の質問③「それを得るために自分にできることは?」

    「自分の味方をつくる」

    (そのためには?)

    「自分を隠さずに開いていく」

    (誰に向けて?)

    「まずは自分が仲良くなってみたいと思う人から」

     

    ということでこのSさん、

    それまでは理論武装という鎧で生きてきましたが、

    それから少しずつ鎧を脱ぐ生き方に変わっていきました。

     


    いかがでしょうか。

     

    私は「相手を変えたい!」と思うこと自体は

    悪いともおかしいとも思っていません。

     

    自分にもそんな願望は少なからずあります。

     

    ただ、それを行動に移さないのは、

    「現実的にはむ~り~だもんね」

    という視点で見ているからです。

     

    ACという名の人々は、

    変えられないはずの「過去」と「他人」を

    変えようとしてきたことで行き詰った人々、

    と言い換えることもできます。

     

    だからこそ、

    *変えられないものは変えられないと受け容れる

    *変えられるものは勇気をもって変えていく

     

    回復の12ステップでも謳われているように、

    ここが回復の神髄なのでしょう。

     

    さて、今回のテーマは自己主張のはずでしたが、

    終わってみるとまたもやここに到達しました。

     

    ここが原理原則なのですね。

    12ステップ恐るべし!(^^;

     

     

     

     

     

     

     

    *生きとし生けるものが幸せでありますように。

     

    2019年05月25日(土)

    生きやすさのお手本は赤ちゃん

     

    こんにちは。

    たかざわです。

     

    最近は支援の視点をよりいっそう

    シンプルにすることに励んでおります。

     

    私たちは苦しみに囚われたとき、

    自分でかえって複雑にしてしまう

    ことがある生き物です。

     

    なにせほかの生き物よりも優れた

    「脳」をもっていますもので。

     

    脳は私たちを助けてくれる一方、

    事実ではないことをあれやこれやと

    否定的に想像しては苦しみを作り出す

    なんてことも少なくありません。

     

    確かに脳の仕組みは複雑です。

    ですが苦しみの仕組みはとてもシンプルです。

     

    その仕組みは「おぎゃー」と生まれた直後から

    もっているものでして、つまりあかちゃんが

    使いこなせているほどシンプルな仕組みです。

     

     

    生き延びる仕組み

    私たちは生まれたときには

    すでに欲求をもっています。

     

    欲求があるから生きられます。

     

    その欲が満たされれば「快」を感じ、

    満たされなければ「不快」を感じます。

     

    あかちゃんも持っているこの欲に基づく

    「生き延びる仕組み」をフローで示すと

    ざっくりこんな感じです。

     

    欲求がある(だっこしてほしい)

    満たされない(ママは掃除中)

    不満(怒り)を感じる(身体がイヤな感じになる)

    訴える(オギャー!と泣く)

    満たしてもらう(ママが飛んできてだっこする)

    快を感じる(いい感じになって落ち着く)

     

     

    ね。

    こんな感じで生き延びることができるわけです。

     

    満たされるには「主張」が必要で、

    主張するには「不満(怒り)」が必要です。

     

    では大人はこれと違う仕組みで生きるかというと

    そんなことはありません。

     

    仕組みは同じ。

    ただ主張の仕方を洗練させるわけです。

     

    ということで

    この仕組みの大人バージョンです。

     

    ●欲求がある(尊重してもらいたい)

    ●満たされない(上司の勘違いによる叱責)

    ●不満(怒り)を感じる(「このままでは嫌だな」)

    ●訴える(穏やかに事実・感情・リクエストを伝える)

    ●満たしてもらう(勘違いに気づき、詫びてくれる)

    ●快を感じる(落ち着いて仕事に戻る)

     

    仕組みは全く同じです。

    違いは訴えの部分が「オギャー」なのか

    穏やかな自己主張なのかだけです。

     

    もちろん大人になればなるほど

    主張しても満たされないこと多々ですが、

    それでも適切な主張ができていれば

    嫌な感じはあまり残らないものです。

     

     

    ところがですよ、

    発達途中の子どもだとそうはいきません。

    相手が親ならなおさらです。

     

    主張したらほどほどには

    満たしてもらう必要があります。

     

    にもかかわらず

    こんな環境だったらどうなるでしょう?

     

    ・「うるさい」と怒鳴られたり叩かれたりする

    ・訴えても無視される

    ・「いい子だから我慢しようね」と操作される

     

    これでは訴えたところで満たされません。

     

    こういった環境だと仕組みがどう変わるかを

    小学生くらいの子どもを例に示してみます。

     

    ●欲求がある(話を聴いてほしい)

    ●満たされない(親は仕事でほぼ家にいない)

    ●不満(怒り)を感じる(イライラなる)

    ●訴える(帰ってきた親に「きいてきいて!」)

    しかし親は「うるさい!あっち行け!」

    ●満たされない(不満が高まる)

    親は同じような対応を繰り返す

    ●怒り自体を抑圧する

    ●怒りを感じないので自己主張もしなくなる

    ●主張しないので満たされることがない

    その結果

    ●自分の欲求がわからなくなる(自己喪失)

    ●主張しないで満たしてもらおうとする(「いい子」戦略)

    ●怒りは腐敗して恨みへ(満たしてくれない人への猛烈な怒り)

    ●これが生き方になって固定化する

    ●生きづらさ

     

     

    回復とは「大人になること」

    先に述べた固定化した生き方は、

    子ども時代のわが家以外でも発動します。

     

    しかしこの生き方の先に回復はありません。

     

    そもそも自分の欲求を見失っているし、

    気づいても訴えないから満たされません。

     

    仮に気づいて訴えたとしても、

    相手がどう反応するかは相手の自由。

     

    満たしてくれないからと恨んでいれば、

    人間関係は反対にこじれていくばかりです。

     

    ではどうすればいいか。

    今回の記事の最初のほうで書いた

    大人のやり方

    をつかえばいいのです。

     

    つまり

    ①自分の欲求に気づく

    ②満たされない時の怒りに気づく

    ③洗練された自己主張をする

     

    これだけです。

    とてもシンプルですね。

     

    ただし注意点があります。

     

    まず①。

    欲求に気づくためには

    ふだんから「快」を感じることを

    たくさんやっておくことが必要です。

     

    それはアルコールやギャンブルやセックス、

    などといった刺激の強いものではなく、

    自然に触れる、歌をうたう、空を見上げる

    といったちょっとした快を感じること。

     

    こういったことの積み重ねによって

    「自分はどうしたい?」

    に気づきやすくなっていくのです。

     

    つづいて②。

    怒りを「よくない」と見る方は少なくありません。

    しかし怒りを「感じる」ことが問題ではなく、

    怒りを「攻撃的な行動」に転嫁するから問題なのです。

    怒りあっての自己主張、主張あっての欲求充足ですよ。

     

    最後に③。

    これはちょっと詳しく書きたいので、

    次回に回そうと思います。

     

    ではまた次回!

     

     

     

     

     

     

     

    *生きとし生けるものが幸せでありますように。

     

     

    2019年05月23日(木)

    生還いたしました

     

    たかざわです。

     

    昨日で10連休も終わり。

     

    今朝の息子は5月病みたく

    ふさぎ込んで登校していきました。

     

    ふさぎ込みの理由をインタビューしたところ、

    あんなにあったたくさんの遊びの時間が

    なくなったから、、、とのこと。

     

    遊びの時間=幸せ、らしいです。

     

    ということで今日も帰って来るや否や

    速攻で遊びに出かけていきました。

     

     

    近況報告

    わたくしごとで恐縮ですが、

    お陰さまで入退院を経て無事生還(`・ω・´)ゞ

     

    まだ体力的に少ししんどいものの、

    これから薬物療法と運動療法と

    食事療法をしっかりやっていけば

    一病息災も可能な感じ。

     

    孫を抱くその日までは生き延びたいので、

    先生の言いつけしっかり守ります<(_ _)>

     

     

    記事紹介

    入院直前の話ですが、

    「教えて!gooウォッチ」という

    ヤフー知恵袋の専門家バージョンみたいな

    サイトから質問への回答依頼をいただきました。

     

    質問は

    ・親と子の呼称の是非

    ・その影響

    ・子育てに役立つこと

    などなどです。

     

    それが少し前に無事アップされています。

    (「教えて!gooウォッチ」の記事はこちら

     

    結構な分量の文章を書いたのですが、

    さすがにサイトに載る分は限られていますから

    そこそこ削られておりました。

     

    それはまったく問題ないものの

    せっかく創りあげた文章です。

     

    そのままポイっとしたくないので、

    それを「マイベストプロ福岡」の

    コラムに全文掲載いたしました。

     

    以前はこのブログにも載せていた

    子育てに関するものは現在すべて

    そちらに載せています。

     

    ということで

    そのマイベストプロのコラム欄に

    掲載した全文はこちら

     

    ご興味ある方はぜひ(@^^)/~

     

     

     

     

     

     

     

     

    *生きとし生けるものが幸せでありますように。

     

     

    2019年05月07日(火)

    こころの苦しみの仕組み

     

    たかざわです。

     

     

    昨日は会員さんの

    グループセラピーの日でした。

     

     

    テーマは

    苦しみが消えない仕組み。

     

     

    まずはじめに取り組んだことは

    「そもそもの心の苦しみの仕組み」

    正しく理解することでした。

     

     

    苦しみはどこからやってくる?

    答えを先に言ってしまうと、

    苦しみの原因は自分の内側にある

    ということです。

     

     

    確かに他者の言動や在りよう、

    社会での望ましくない状態や状況などは

    私たちに苦しみを感じさせる”刺激”です。

     

     

    「原因は内側」を正しく理解できるまでは

    苦しみの原因は他者(環境)!

    と私もずっと信じ込んでいました。

     

     

    でもこれだと困るんです。

    だって自分の苦しみの原因が他者なら、

    他者に変わってもらわないと苦悩は

    消えないということになります。

     

     

    でも人は思うとおりになんて

    変わってはくれません。

     

     

    それは私たち自身が他人が

    望むとおりに変わらないのと同じです。

     

     

    苦しみの表面

    苦しみの原因が自分の内側にあるって

    どういうことでしょうか。

     

     

    それを私の事例でご紹介します。

     

     

    今日は福岡でミスチルのドームツアー。

    家族3人分のチケットは事前に取れていました。

     

     

    しかしチケット取得後に私の心臓病が発覚。

     

     

    ライブ日が近づくにつれて

    行くかどうかずっと迷っていました。

     

     

    迷いの正体は次の2つの間の葛藤だと

    ずっと思い込んでいました。

     

    a)<今の状態で行くのはきつい、しんどい>

    という自分自身の気持ち(本音)。

     

    b)いっしょに行かないと

    「妻はすごく悲しがるだろう」

    「息子はきっと寂しがるだろう」

    という想いから来る申し訳なさ。

     

     

    とはいえ状況が状況ですから

    「やっぱ、行くのやめとくね」

    と言うのが自然な流れなはずです。

     

     

    しかし私はそれをなかなか

    言い出しませんでした。

     

     

    満たされない欲

    私たちが動揺している時、

    そこに自分でも意識できていない

    満たされていない欲(目的)

    というものが必ず存在しています。

     

     

    そしてその欲を求める程度はたいてい過剰です。

    (仏教では貪欲(とんよく)と呼ぶようです)

     

     

    その欲を満たす(目的を果たす)ために

    私たちは一直線に迷いなく進んで行きます。

    そこには実は矛盾も葛藤もありません。

     

     

    だったらさきほど私が述べた

    「葛藤」って何なのでしょう。

     

     

    非常に残念ですが、

    それは自分のほんとうの欲を隠す

    隠れ蓑に過ぎません。

     

     

    では私の欲は何だったのでしょう。

    まだこの時点ではわかっていません。

     

     

    実際に「行かない」と言ったところで

    現状が現状ですから家族は理解してくれますし、

    批判や非難なんてきっとありません。

     

     

    だったら「言えばいいじゃん!」

    って話なんですよね。

     

     

    でも私はここまで

    「言わない」

    という選択をしてきました。

     

     

    つまり

    「言わない」ことで達成したい目的

    があった。

    その目的こそが私の欲になります。

     

     

    ここまでをまとめると

    1)人が選ぶ行動の先には「満たしたい欲(目的)」がある

    2)人はその欲を満たすための手段を選ぶ

     

     

    見えにくい欲の正体

    では私の欲の正体は何でしょうか。

     

     

    それを見つけるための自問自答です。

     

    「私は(行かないと)言わないことで

    何を満たしたかった(達成したかった)のだろう?」

     

     

    自問自答の結果、答えは

    「責められたくない!」

    「ひどい!って言われたくない!」

    でした。

     

     

    つまりここで望んでいたものは

    ”心の安全・安寧”。

     

     

    この場での私の欲は

    *心の安全・安寧に資するものがほしい!

    *心の安全・安寧を損ねるものは排除したい!

    という安全欲とでも言える代物でした。

     

     

    身体や心の安全を求める欲であり、

    危険や脅威を避けたがる欲ですね。

     

     

    つまり私たちは満たしたいものに対して

    *欲を満たしたい!

    *欲を損ねるものは排除したい!

    となるわけです。

     

     

    でも、妻も子も私を責めないことは

    頭では十分理解できているのですから、

    安全欲はそこそこ満たされていたはず。

     

     

    なのにそれを怖れるって変な話なのです。

     

     

    でも私の”心”は「責められないこと」

    つまり「安全欲を満たすこと」を

    過剰に望んでいたのです。

     

     

    欲を過剰にする犯人

    既に安全欲はそこそこ満たされていた。

    なのにそれでは足りなかった。

    それ以上を過剰に求めた。(貪欲活性化!)

     

     

    では何が過剰にしたのでしょうか。

     

     

    その答えは

    頭の中の思考・記憶・イメージなどを

    意味する「認知」です。

     

     

    そのなかでも欲を過剰にするのは

    ・事実に基づいていない

    ・現実に即していない

    ・信じても良い方向には進まない

    認知です。

     

     

    たとえば

    ・自分勝手な解釈

    ・過去のネガティブな記憶

    ・未来を悲観的に予測

    ・思い込みや決めつけ

    ・独善的な判断や要求

    などです。

    (仏教ではこれを妄想と呼びます)

     

     

    さてさて私のこの時の妄想は、、、

    「心の中ではきっと責めるはずだ」

    「責められたらとうてい耐えられない」

    「手術前の自分を責めるなんてひどすぎる」

    「こんな時はもっと大切に扱うべきだ!」

    などなどを心の中でぶつぶつと…。

     

     

    仮に可能性がかなり高かったとしても

    ここには「事実」がありません。

     

     

    ですから、これ、すべて妄想です_| ̄|○

     

     

    この妄想を鵜呑みにしたとき、

    私たちの満たされない(満たしたい)欲は

    爆発的に過剰になります。

     

     

    私の例で示すと

    「もっと安全でないといけない!」

    「絶対に怖い思いをしたくない!」

    「常に安心して過ごしていたい!」

    みたいな

    もっともっと!

    が過剰な状態。

     

     

    それは決してたどり着けることのない目的地。

    常に「足りない!」に支配された状態。

     

     

    まさに渇望している状態。

    これこそが苦しみの本体です。

     

     

     

    今回の私の例では安全欲でしたが、

    ほかにも中核的な欲としては

    ●承認欲

    ●自尊欲

    みたいなものもありまして、

    そういった欲が時に過剰になっては

    私たちの心の苦しみを生んでいます。

     

     

    特に承認欲は要注意。

     

     

    なぜなら他者がいないと

    決して満たされることがないからです。

     

     

    自力では満たされない分、

    非常に満たしにくい欲なわけです。

     

     

    満たされにくいからこそ、、、

    ●スタート:渇望状態(苦悩)に陥りやすくなる

    ●「承認(理解、愛情、共感‥)がほしい!」が過剰になる

    ●必死にもらうための努力をする
    (「いい人」戦略、頑張る、我慢する、機嫌を取るなど)

    ●しかし思うようにもらえない(満たされない)

    ●被害者意識に陥る

    慢心「相手が悪い・自分は正しい」)が出てくる

    ●慢心は相手への非難や攻撃を生む

    ●関係の悪化を招く

    ●相手からの承認は激減

    ●スタートに戻る

     

     

    愛情飢餓と怒りがセットになった

    なんともたいへんな仕組みです。

     

     

    ここでも欲が過剰になっているのですから、

    そこには妄想がもれなくくっついています。

    (むしろ妄想あっての欲の過剰さ、です)

     

     

    ではここで苦しみが生まれる仕組みをまとめます。

     

    1)現実は「満たしたい欲」はほどほど満たされている

    2)しかしそこに非現実的な妄想が入り込む

    3)妄想が欲を過剰なレベルにまで強める

    4)その欲は決して満たされず渇望状態に陥る

     

    *つまりこれこそが”苦悩”そのもの

     

     

    これが苦しみを生みつづけ、

    消えることなくずっと続く仕組みです。

     

     

    終わらない苦しみ

    苦しみを生むシステムはまだ終わりません。

     

     

    満たしたい欲が満たされないと

    心の中に不満、つまり

    怒り

    が湧いてきます。

     

     

    この怒りの使いみちは、

    もちろん”欲を満たすこと”オンリーです。

     

     

    ちなみに怒りと言っても色々です。

    ・他者に向けば、怒り、悔しさ、恨み

    ・自分に向けば、落ち込み、恥、自己憐憫

    ・漠然と世の中に向けば、怖れ、絶望、空虚感

     

     

    種類としては様々なこれらの感情も、

    もとをたどればいずれも”怒り”です。

     

     

    怒りは本来

    脅威(現実的な危険)と闘って身を守る

    ための感情ですからそれ以外で使うと

    むしろ悪影響が出ます。

     

     

    怒りという感情に反応して行動すると、、、

    ・相手に向けてしまえば相手が傷つく

    ・自分に向けてしまえば自分が傷つく

    ・この世界に向けてしまえば希望が失われる

     

     

    これでは欲がほどほど満たされるどころか

    かえって渇望(苦しみ)を増やすだけ。

     

     

    そこには救いがなく、

    悪循環を強めるだけです。

     

     

    では今回の記事を全体的にまとめます。

     

    1)現実:満たしたい欲はほどほど満たされている

    2)妄想:しかしそこに非現実的な妄想が入り込む

    3)貪欲:妄想が欲を過剰に強める

    4)渇望:欲は満たされず「足りない」状態に陥る

    5)怒り:怒りで”反応的”に満たそうとする

    6)結末:かえって満たされず渇望が強まる→妄想に戻る

     

     

    ではこの悪循環からどうやって抜け出せばいいか。

    それは来月のグループセラピーで扱いますので、

    そのグループ終了後にでも載せようと思います。

     

     

    とはいえそれで記事を終わっちゃうと

    苦しみを取り除こうにも

    なにしていいかわからないですね。

     

     

    ということで

    すぐにでもできる簡単な対処法だけお伝えします。

     

    1)動揺している自分に気づく

    2)からだに意識を向け、力を抜いて深呼吸

    3)体験を事実と自分の反応に分けて書き出す

    (事実としての出来事と、自分の考え(妄想)・感情(怒り)・行動)

    4)自分が満たしたい欲を明確にする

    5)欲の程度を客観的に見つめる

    6)欲の過剰さ(貪欲)に気づいたら笑い飛ばす

    7)欲を現実的なレベルに設定しなおす

    8)するとすでにそこそこ満たされていると気づく

     

    まずはこのあたりからいかがでしょうか。

     

     

    さいごにごあいさつ

    では今日から連休明けまでお休みをいただきます。

    そのときに元気にお会いできることを夢見ています。

     

     

    万が一、、、なんてことがあっても、

    これからも自分の居場所からずっと

    生きとし生けるものの幸せを願っています。

     

     

    あなたの心の苦しみが取り除かれますように。

    それがあなた自身の手によって成し遂げられますように。

    そしてそこにあなたの大切な仲間がいますように、

     

     

    私はそれを心から祈っています。

     

     

    2019年04月21日(日)
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