アダルトチャイルド(アダルトチルドレン)支援センター 福岡【トリフォリ】

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    こんにちは。

    高澤です。

    2018年10月11日(木)のブログです。

     

    【目次】

    1.12ステップとは
    2.ACが受け容れるべき無力
    3.共依存
    4.コントロールの目的
    5.第一ステップから始める

     


    1.12ステップとは

    突然ですが

    「12ステップ」

    というものをご存知ですか?

     

    AA(アルコール依存の自助グループ)を

    始めとしたアディクション(※)

    自助グループで用いられる回復のステップです。

     

    (※)アディクション

    アルコール、薬物、ギャンブルなどへの依存行為を意味します。

    一見問題行動に見えますが、いずれも「心の平安」を保つための自助言わばストレスコーピングです。

     

    このステップに沿って進んで行くと

    着実に回復していけるというステップです。

     

    その第一ステップは

    自分は無力であること

    を受け容れることから始まります。

     

    無力とは

    ・人より劣っている

    ・能力が低い(ない)

    といった自己批判ではありません

     

    自分を強迫的に駆り立てるものに対する

    「無力さ」の表明であり、

    それを受容することを意味します。

     

    アルコール依存であれば

    アルコールに対して自分は無力であることを。

    ギャンブル依存であれば

    ギャンブルに対する無力さ。

    性依存であれば

    セックス(衝動)に対する無力さ。

     

    これを受け入れて初めて

    次のステップへと進めます。

     

    ではACが受け入れるべき

    無力

    はなんでしょうか?

     

     

    2.ACが受け容れるべき「無力」

    ACの自助グループであるACAによると、

    ACの12ステップの最初のステップは

    「アディクション」

    に対する無力さを受け容れるとなっています。

     

    でもAC当事者の中には

    アルコール、ギャンブル、薬物、

    食べ物、セックス、仕事、虐待(DV)、

    その他もろもろの物・事・行為にも

    依存していない方がたくさんいます。

     

    では何に対して無力なのでしょう?

     

    ヒントはAC当事者が抱える問題の

    中核とも言える「共依存」にありました。

     

     

    3.共依存

    下の定義はウィキペディアからの引用です)

    (一部削除、修正しています)

    共依存とは、自分と特定の相手がその関係性に過剰に依存しており、その人間関係に囚われている関係へのアディクション(嗜癖)を指す。

    すなわち「人を世話することへの依存」「愛情という名の支配」である。

    共依存者は、相手から依存されることに無意識のうちに自己の存在価値を見出し、相手をコントロールし自分の望む行動を取らせることで、自身の心の平安を保とうとする。

     

    話を「無力」に戻します。

     

    ここから

    「ACが受け容れるべき無力」

    が何かがわかります。

     

    それは

    他者

    に対して無力であるということ。

     

    共依存とは、

    アルコールや薬物等の代わりに

    「人」を使って自分の心に平安

    をもたらそうとするものです。

     

    しかし他者は思い通りになりません。

     

    どんなに思い通りに動かそうとしても、

    自分自身がそうならないことと同じく、

    相手もそうなるはずがありません。

     

    共依存というテーマにはいつも

    コントロール

    の問題が付きまといます。

     

     

    4.コントロールの目的

    人はコントロールできないのに、

    なぜコントロールしようとするのか。

     

    それはざっくり言えば

    人が怖い

    からではありませんか?

     

    ・傷つけられる恐怖

    ・怒りを向けられる恐怖

    ・嫌悪される恐怖

    ・拒絶される恐怖

    ・侮辱される恐怖

    ・粗末に扱われる恐怖

    ・侵入・支配される恐怖

    ・疎外される恐怖

    などなど

     

    そう。

    人が怖いんです。

     

    怖いからいてもたってもいられない。

    何とか安心安全を手に入れたい。

    そのためには相手に変わってもらうしかない。

     

    そうやって私たちは人を

    強迫的にコントロール

    するようになったのでしょう。

     

    共依存はそのコントロールが

    人の世話

    になっているので自他ともに

    気づきにくいものですが。

     

     

    5.第一ステップから始める

    まとめてみます。

     

    ACが受け容れるべき無力は

    アディクション。

     

    物や事に嗜癖(依存)していなくても

    ACは「他者」に嗜癖している。

     

    それを共依存という。

     

    その共依存が受け容れるべき無力は

    他者に対して無力であること。

     

    言い換えれば

    コントロールを手放す。

     

    ではなぜそもそも

    コントロールに嗜癖したか。

     

    それは

    人が怖い

    から。

     

    そうなんです。

    人が怖くて一生懸命他者を思い通りに

    しようとしてきたのです。

     

    それはきっとそうでもしなければ

    心の平安

    なんてとうてい手に入らない

    過酷な子ども時代があったのでしょう。

     

    ●従順ないい子になったり

    ●できる子になろうと必死に努力したり

    ●気持ちを訴えず我慢したり

    ●家の空気を軽くしようと道化を演じたり

    ●迷惑をかけないよう存在を消したり

    ●親の感情の面倒をみてあげたり…

     

    自分のことを後回しにしながら。

     

    そうすることによって

    ほんの少しでも「わが家」に

    平穏をもたらしたかったのでしょう。

     

    そんな子ども時代の悲しみを

    癒すためにも、まずは最初の一歩、

    「わたしは人が怖いんだ」

    を腹の底で受け容れること。

     

    ここから回復への道が始まります。

     

    ・・・・・・・

     

    え?わたし?

    恥ずかしながらこれを受容するのに

    かなりの時間を費やしました(汗)

     

    うすうす気づいたのが小学生のとき。

    やっと白旗上げて受け容れられたのは

    そのずっとあとの20代後半(笑)

     

    それまでは

    「俺様は何も怖くねーぜー!!」

    って否認バリバリでした_| ̄|○

     

    それが白旗上げたお陰でそこから

    回復の旅を始めることができました^^

     

     

     

     

     

     

     

    *生きとし生けるものが幸せでありますように。

     

     

     

    2018年10月11日(木)

    ★支援のすすめ方(2018年版)

     

    いつもありがとうございます。

    トリフォリの高澤です。

     

    このページでは

    昨今提供している支援内容等を

    掲載しています。

     

    現在はサイト内に掲載している

    「回復の3ステップ」とは部分的に

    異なる支援を提供していますので、

    それをお伝えするためのページです。

     

    (年明けにサイトの全面変更に着手予定です)

     

    そこで仮ではありますが

    ●支援の理念

    ●支援のすすめ方
    ・初回相談
    ・継続相談

    ●回復の場:グループ支援

    ●支援者との相性

    等についての情報を取り急ぎ

    このページに掲載しました。

     

    カウンセリングの利用を検討中の方の

    参考になれば幸いです。

     

     


    【支援の理念】

    トリフォリの支援方針は、

    「話をじっくり聴くことを通じて

    本人の苦悩や痛みを癒していく」

    というもの、ではありません

     

    なにより大切にしている目的は

    セルフヘルプ(自分助け)です。

     

    いわば相談者であるあなたが

    自分を助けられるカウンセラーになる

    ことを最終目標にすえています。

     

    その目標に向けてセルフヘルプの

    知識やワザを練習して身につけ、

    *自分で自分を助けることができる

    *生きづらさを自分で克服できる

    といったゴールを一緒に目指していきます。

     

    従って私の役割はカウンセラーというより、

    *その知識やワザを提供したり

    *一緒に練習に取り組んだり

    *話し合ってより良い策を編み出したりする

    同じプロジェクトのチームメンバー

    といったところでしょうか。

     

     

     


    【初回相談】

    今の困りごと、解決したいことのヒアリングや、

    カウンセリングを通じて「どうなりたいか」を

    話し合って明確にしていきます。

     

    そのほか、これまでの支援機関の利用歴、

    生活歴、家族構成、学歴や職歴、健康状態、

    人間関係などの支援に必要な情報をお尋ねします。

     

    併せて、こちらでできるお手伝いの有無、

    継続支援の場合のすすめ方などをお伝えします。

     

    また、こちらからお伝えすべきこと、

    たとえば相談の流れ、場所、料金制度、

    約束事、守秘義務などをお伝えします。

     

     

     


    【継続相談】

    協力して解決を目指していくと合意できたあとは

    次の流れで支援を進めていきます。

     

    この流れはセルフヘルプにも活用できる流れです。

    自力で取り組みたい方も参考になさってみてください。

     

    1.ストレス対処の土台づくり

    「今、ここ」で感じている苦悩(ストレス)に

    対処できる自分をまず目指しましょう。

     

    「今、ここ」の苦悩とはたとえば

    ●自分への嫌悪感が強い

    ●他者(の評価や意見)に振り回される

    ●人から嫌われる恐怖が強い

    ●努力しても人間関係がうまく築けない

    ●自力でうまく感情調整できない

    ●人への警戒心が強く親密になれない

    などなど

     

    こういったものを放っておいたり、

    効果的でない対処を繰り返していると、

    反対に苦しみは強まっていく一方です。

     

    苦しみにやられっぱなしにならないよう、

    ストレスに対処できる自分を目指します。

     

    ・・・・・・・

    <土台づくりの流れ>

    ①セルフモニタリング(略称:モニタリング)

    :意味は「ストレス体験の自己観察」です。

    これが苦悩に対処する基本のきになります。

     

    私たちは体の傷には小さいうちに気づけます。

    気づけばたいていはすぐに対処します。

     

    それがなぜか「心」の傷となると

    小さめ・早めの内になかなか気づけません。

     

    気づけないと対処したくてもできません。

     

    心の傷も体の傷と同じ状態をつくるために

    まずは「気づける自分」を目指します。

     

    ・・・・・・・・

    ②自分のリソースの棚卸し

    :ストレスに早めに気づけるようになったら、

    次はそれに立ち向かかうためのリソースを

    予め棚卸して整理しておきます。

     

    リソースとは自分を助けてくれる「資源」のこと。

    ここで2種類のリソースを明確にしましょう。

     

    ひとつめは自力で自分を助ける

    「ストレスコーピング(対処)」

    (例:自分を労う、人に話す、アロマを嗅ぐ、などなど)

     

    ふたつめは助けになる他力の存在

    「サポート資源」

    (信頼できる友だち、落ち着ける場所、家族、などなど)

     

    リソースは書き出して

    持ち歩いておくことがおすすめです。

     

    ストレス体験真っただ中でも対処できますし、

    持っているだけでお守り効果にもなります。

     

    ・・・・・・・

    ③日常生活でコーピングを活用する

    :苦悩(ストレス)が

    「小さいうちに」「早めに」

    気づく

    リソースで対処する

     

    これだけでも日常の苦悩は小さくなります。

    まずはこれを日常生活で習慣にしましょう。

     

     

    2.心理療法のワザを練習して身につける

    続いては心理療法(※)のワザ

    を練習して身につけ、それを

    リソースの中に加えていきましょう。

     

    心理療法とは

    対話、心の教育、訓練などを通して、

    心の苦しみを作り出している

    認知(思考)・感情・身体反応・行動

    を変化させていく方法のことです。

     

    【参考】

    トリフォリでは、論理療法、交流分析、

    再決断療法、認知行動療法、アドラー心理学、

    トラウマケアのための身体的諸技法などを

    コーピングの段階では部分的に活用しています。

     

     

    3.日常の苦悩(ストレス)に自分で対処する

    ①日々ストレス体験をモニタリング(観察)

    ②ストレスが小さいうちに素早く気づく

    ③リソースや心理療法のワザを使って対処する

     

    これを日々繰り返していきます。

     

    繰り返すほど対処力が上がるだけでなく、

    苦悩(ストレス)への耐性が向上する

    という大きな利点もあります。

     

    この時点で日常での生きづらさは

    大きく改善されていることでしょう。

     

     

    4.生きづらさの根っこに取り組む

    コーピングや心理療法のワザで対処しても、

    時にまるで地雷を踏んだみたいに強い苦悩が

    引き起こされることがあるかもしれません。

     

    もしそうなら、それは子ども時代に

    誤って信じ込んでしまった強い思い込み、

    あるいはトラウマの影響かもしれません。

     

    もしそうなら、幼少期から思春期にかけ、

    望まなかったのに避けられなかった

    ・傷つき体験

    ・拒絶体験

    ・支配や侵入された体験

    による副作用の可能性があります。

     

    その場合は

    これまでに培ってきたワザの活用に加え、

    更に踏み込んだことをおこなっていきます。

     

    たとえば

    トラウマケアの技法で身体に安全感をインストールする

    自分の心の中に理想の親(味方)を育てる

    負の感情が絡みついた自滅的信念を書き換える

    などに取り組んでいきます。

     

    過去の自分を

    自分で癒し

    活かし

    勇気づけていくための取り組みです。

     

    このステップは簡単ではありませんが、

    本質的に生きづらさを克服するうえで

    大切なステップでもあります。

     

     

     


    【回復の場】

    ここまでお伝えしたように

    トリフォリの支援の基本は

    セルフヘルプ

    です。

     

    カウンセラーが協働で手伝いこそしても

    日常での取り組みは自力がメインになりますから、

    ひとりで取り組むのは大変ではないでしょうか。

     

    それを補うためには

    仲間の存在が欠かせないと感じています。

     

    言わば「回復の旅」を仲間と共に歩めるよう、

    トリフォリではグループセラピーも行っています。

     

    同じ道を旅する仲間の存在は、

    とても心強い「居場所」とも言えます。

     

     

     


    【支援者との相性】

    カウンセリングであれセラピーであれ、

    なにより大切になってくる要素は

    「何をやるか」

    よりも

    「誰と一緒にやるか」

    ではないでしょうか。

     

    私たちはクライエント(相談者)との関係を

    「助ける人と助けてもらう人」

    というふうにはとらえていません。

     

    対等で、公平で、互いの違いを尊重しながら、

    お互いの智恵と力を合わせて解決にあたる

    協力して取り組むチームメイト

    というふうにとらえています。

     

    とはいえ回復(解決)の主人公は

    もちろんクライエント側であり、

    支援者はそれをサポートする仲間

    という位置づけです。

     

    そのため

    「自分のことは自力で解決したい」

    「自分と向き合って回復していきたい」

    「自分を助けられる自分になりたい」

    ということを求めている方には

    トリフォリの支援は合いやすいと思います。

     

    一方で

    「話をただじっくり聴いてほしい」

    「とにかく気持ちをわかってほしい」

    「心の痛みを癒してほしい」

    などを求める方は傾聴などをしっかりなさる

    他の支援者(機関)が合うかもしれませんね。

     

    ところで、支援者(機関)を選ぶ際は、

    ・どんな能力やスキルやバックグラウンドがあるか

    ・どんな支援をやっているのか

    ・どんなふうに助けてくれるのか

    などの点も考慮に入れる必要はあるでしょう。

     

    しかしその手前の段階で、

    *自分が本当に解決したいことは何か

    *自分はどんな進め方を望むのか

    *どんな人とだったら一緒に取り組みたいか

    といった自分の望みに自分で気づいておく

    ことのほうがより大切だと思います。

     

    カウンセラーとの関係にも相性があります。

     

    より合う人とともに

    自分の生きづらさや困難の解決に取り組み、

    これからのあなたの人生がより豊かに

    なっていくことを心から祈っています。

     

     


    まとめ

     

    以上、簡単ではありますが、

    ・トリフォリの理念

    ・支援のすすめ方

    ・グループの存在と意義

    ・支援者との相性

    についてお伝えしました。

     

    これがカウンセリング利用を検討

    なさっている方のヒントになればと

    願っています。

     

     

     

     

     

     

     

     

    *生きとし生けるものが幸せでありますように。

     

    2018年10月07日(日)

    愛情と執着

    こんにちは。

    高澤信也です。

     

    今日のブログの内容は

    子育て応援メルマガに載せたものを

    一部修正して載せています。

     

    それでは以下、本文です。

     

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

     

    突然ですが

    「あなたはわが子を愛していますか?」

     

    多くの親御さんの答えは「イエス」だと思います。

     

    ですが、もしその愛がかえって

    わが子を苦しめているとしたら・・・。

     

    今回はそんなお話です。

     

     

     愛が子育てを妨げるとき

    親子関係に限りませんが、

    近しい関係性のおいてその関係を損なうものは

    ほとんどが次の3つの要因によります。

     

    1)欲(執着)

    愛着に囚われ相手との境界線を越えた状態

    (極端なものは“二人で一人”のニコイチ)

     

    2)怒り

    思い通りにならない他者に「変われ!」を望む感情

     

    3)無智

    その場の感情的判断に流され、

    自分の行為の結末を賢明に判断できない状態

     

     

    これを子育てになぞらえて考えてみます。

     

    ちょっと表現がどぎついかもしれませんので

    その点あらかじめご容赦ください。

     

    <追記>

    子育て中の方は

    下記をそのまま読んでもらうとよいです。

     

    AC当事者の方は「わが子」を「(大切な)相手」に、

    「親」を「自分」に読み替えてみてください。

     

    援助職の方は「わが子」を「相談者」に、

    「親」を「自分」に読み替えてみてください。

     

    ・・・・・・・

     

    【欲/執着】

    わが子が可愛いあまり、過剰に子どもを

    甘やかしたり過度に世話をしたりする。

     

    「かわいそう」

    「嫌な思いをさせたくない」

    「代わりにやってあげなきゃ」

    のように。

     

    しかしこのとき自分でも

    意識できていない真の求め(欲)は

    「子どもから愛されたい」

     

    それを満たすために子どもを過保護に扱う。

    だから執着してしまう。

     

    そして叱ることが必要な場面でも、

    子どもが嫌がるからと必要なことが言えなくなる。

     

    ・・・・・・・

     

    【怒り】

    しかしどんなに子どもに執着しても

    子どもは「自分らしく」あろうとする。

     

    その子のありようは執着する側からすると

    「私を愛していない」

    という痛みの感覚をもたらし、

    思い通りにならない子どもに怒りが湧いてくる。

     

    この怒りが直接子どもに向いたとき、

    子育てが侵入的、操作的、支配的なものへ変容していく。

     

    その先では虐待にまで至る可能性もある。

     

    一方、子どもが思うようにならない責任を

    他者に向けることもある(むしろ多い?)。

     

    たとえば児童期であれば、

    思い通りにならないわが子のありようの責任を

    「学校が悪い」「教師が悪い」

    といった具合に。

     

    矛先こそ代わっても、

    結局は「思い通りにならない」から来る怒り。

     

    ・・・・・・・

     

    【無智】

    わが子に執着し、

    湧いてくる怒りに囚われている状態では

    人の理性は健全に機能しない。

     

    自分の行為がどのような結果を招くのか。

    自分の行為が真に子どものためになるか。

     

    そういった大切なことが理性ではなく

    感情で判断されてしまうから。

     

    それはまるで体重計で身長を測るようなもの。

    うまくいくはずがない。

     

    つまり、わが子に執着し、怒りに囚われるほど

    無智な自分と化し、

    自分の行い自体が結果的に子どもを苦しめる…

    という不幸な結末を招いてしまう。

     

     

    「愚者の慈悲」

    ここでは子育てになぞらえてみましたが、

    こういった状態は子育てに限りません。

     

    人と情緒的にかかわる場では頻繁に見られるものです。

     

    むしろ私たちのような援助職においては

    子育て場面以上によく見受けられるようです。

     

    「かわいそう」

    「なんとかしてあげたい」

    「私がやってあげる」

    「あなたを苦しめる人はひどい人。許せない」

    「あなたは何も悪くない。何の責任もない」

     

    一見とても“やさしい”関わりですが、

    こういった関わりを続けた結末は見えています。

     

    「依存」です。

     

    つまりこれは支援ではなく、

    本人の「自立する力」を奪うかかわり。

     

    これは仏教で言うところの

    「愚者の慈悲」

     

    相手が「かわいそう」だからと手を貸してあげる。

    しかしその行為自体が結果的には相手を害してしまう。

     

    これを愚者の慈悲と言うそうです。

     

    過保護が「やさしい虐待」

    と言われる所以はここにあるようです。

     

     

     愚者の慈悲から真の慈悲へ

    話を子育てに戻しましょう。

     

    私たち親は

    わが子を真に大切に思えばこそ

    ・執着

    ・怒り

    ・無智

    とは反対の子育てをしていきたいものです。

     

    それはたとえば

    自分のことは自分で満たし

    (親が自分で自分を幸せにする、という意味です)

     

    わが子は思い通りにならないという真理を受容し

    (変えられるのは自分だけ、という言葉があります)

     

    何がわが子の「真の助け」になるかを熟慮する

    (自立と調和が子どもの生きやさのカギです)

     

    …といったこと。

     

    そのためにはいろんなことに

    耐えることも必要です。

     

    どんなに子が愛しかろうと、

    子育てで重要視すべきは

    親の期待よりわが子の成長。

     

    まさに慈悲の心ですね。

     

     

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・

     

    …などと言っている私ですが、

    自分こそまだまだ道の途中です。

     

    残念ながら昨日も息子を

    「叱る」ではなく「怒る」

    をやってしまいました…(涙)

     

    はい。

    頭では承知しております。

    それは欲が招いた怒りであると(汗)

     

    子育てという名の修業(特訓?)は

    まだまだこれからもつづいていくようです。

     

    良ければあなたもご一緒しましょう^^

     

     

     

     

     

     

    *生きとし生けるものが幸せでありますように。

     

    2018年10月02日(火)

    「相手を正したい!」

     

    トリフォリの高澤です。

    1ヶ月ぶりの更新です。

     

     

    国試の勉強やら

    私的な事情やらが重なり、

    気づけば間が空いておりました<(_ _)>

     

     

    ところで、今日のテーマは

    「相手を正したい!」

     

     

    たとえば夫婦、彼氏彼女、親子、

    職場の同僚、友人など他者との関係で

    主張や言い分がかち合ったとき、

     

    「自分は正しい!」

    「相手が間違っている!」

     

    なんて思うときはないでしょうか。

     

     

    私はちょいちょいあります(汗)

     

     

    人は自分が正しいと思うと、

    つい反射的に相手の間違いを

    正したくなることがあります。

     

     

    【仕組み】

    人が自分と異なる意見(価値観)を

    主張したり、そう行動したり。

    「相手は間違っている!」

    <怒り>や<不満>

    間違いを指摘して

    正そうとする

     

     

    これ、たとえば

    Yahoo!ニュースのコメント欄とかに

    いっぱい載ってますよね。

     

     

    一見正義のコメント集のようで、

    よくよく観ると自分とは

    違う

    価値観に対する批判の数々。

     

     

    このように

    「相手は間違っている」と捉え、

    反射的に相手を正そうとすることを

    間違い指摘反射

    と呼びます。

     

     

    この間違い指摘反射、

    「自分は正しい!」

    とやっている側は思っている状態なので、

    「相手のためにいいことした!」

    なんて思うこともあるかもですね。

     

     

    ですが、これ、

    やればやるほどいろんな

    副作用が起こりがちです。

     

     

    特に相手との関係を今よりも

    良くしたいと願う人にとっては

    致命的ともいえる副作用です。

     

     

    それはたとえば

    ●相手との関係が悪くなる

     

    ●相手の反発心を招く

    (下手するとそのままバトルになる)

     

    ●言われ続けた相手は自信喪失する

    (すると相手の行動の目的が「より良くなるため」

    ではなく「怒られないため」になる)

     

    ●指摘する癖が強まるほど自分の怒りが増幅する

    (すると心臓や脳に負担がかかる)

     

    などなどです。

     

     

    関係をよくしたいのに、

    やっていることで悪くなってしまう、、、

    では本末転倒になっちゃいます。

     

     

    ではどうしましょう。

     

     

    とにもかくにもスタート直前には

    相手の「間違い」が目についているはず。

     

     

    ですからその直前の瞬間の

    1)体の反応(変化)に気づく

    (カッとなるとか力が入るとか)

     

    そのうえで

    2)間違い指摘反射をグッとこらえる(封じる)

    (根性あるのみです 汗)

     

     

    そして相手の行動が不適切であっても

    その「間違い」を指摘することなく

    3)そっとその場を去る

     

     

    これを実践することを想像するだけでも

    きつい感じが伝わるのではないでしょうか。

     

     

    ちなみにこの課題、

    子どもに怒りがちな親御さん、

    パートナーとの葛藤ある方など、

    現在トータルで8名の方が取り組んでいます。

     

     

    名付けて

    間違い指摘反射ストップ大作戦!

     

     

    ちなみに取り組み中のうちの1人は、、、

    私です( ̄▽ ̄)

     

     

    結構大変な取り組みではあるものの、

    やっているうちにいろんなことに

    気づけます。

     

     

    さらに得られるメリットもありました。

     

     

    それが何かは

    敢えて秘密にしておきますね。

     

     

    よろしければあなたも

    9人目の仲間になってみませんか^^

     

     

     

     

     

     

     

     

    *生きとし生けるものが幸せでありますように。

     

     

     

    2018年09月17日(月)

    お盆の営業について

     

    いつもありがとうございます。

    トリフォリの高澤です。

     

    毎日暑いですね。

    どうぞおからだ大切に。

     

    お盆の営業ですが

    8月12日(日)~15日(水)

    はお休みをいただきます。

     

    お問い合わせメール等は届きますが、

    お返事は16日(木)以降となりますことを

    予めご了承くださいませ。

     

    以上、よろしくお願いいたします。

     

     

     

    2018年08月12日(日)
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